旦那浮気に相談者の自責を否定し人格肯定するのがカウンセリング

カウンセリングで笑顔を取り戻す

公開日 2017年9月2日 最終更新日 2021年3月4日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話しを
していますと、多くの方は自分の妻としての自信を失っている状態です
しかし、私は相談者とは初めてお会いしたり電話でお話をする中で毎日多くの方
と接しているわけです

その私からすれば、皆さん本当に真面目で実直に生きています
それは雰囲気や声や話し方などからすぐに伝わるわけです
その相談者が悩んでいるのは、

‘不倫をしている夫からの妻としての評価‘

です
という事は、夫が右と言えば右ですし、左と言えば左を向いてしまっている自分
がいるのです

『お前はオレには何も言う資格はない』
『オレがどれだけ頑張ってきたのかわかっていない』
『別にお前じゃなくてもオレは生きていける』

という評価と言うよりは、見下す言葉に頭を悩ませているのです

もちろん、妻という見方は夫からしかできないので、そう言われた相談者は

『私はダメな奥さんなんだ』
『夫から嫌われたら私はどうすればいいのか』
『何をすれば夫は許してくれるのか』

という、いわば夫からの評価が人生のすべてになっているのです

それも相談者の真面目な性格がさらに助長させているのです
しかし、それは夫とは言え不倫をしている男の言葉です

その夫という存在と不倫という社会の背信行為をしている事実を、しっかりと
受け止める事ができないわけです
それも、ある意味

‘性善説‘

で生きてきた相談者のスタンスがあります

私も基本的には人を悪く見るのは苦しい事ですから、極力はしないようにします

しかし、現実には誰でも悪い部分は持っているわけで、それが夫に出た事を発見
したのです

それを否定するのも真面目な相談者からすると、違和感と言うかあり得ないという
感覚があります

その自分の生き方を大事にする信念を持つのです
ただ、なかなか一人ではできないのでカウンセリングで背中を押すのです

『あなたが一人悩むのはおかしい、夫とブス女がしている事を誰だって許せない
と思うのですから』
『あなたの想像している以上に、夫は悪いとは思っていません、あなたを舐めて
いますよ』
『あなたが悪いと言う人は誰もいませんよ、自信を持って戦いましょう』

という言葉を出すと、

『そう言ってくれる人は周りに誰もいませんでした』

と涙を流して安堵する方も少なくありません

相談者の生き方を肯定するという環境を作るのが私の役目でもあります
そこに大きな人生の推進力をつけてあげて、絶望の淵から自分を褒めるくらいの
行動に移してもらうのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。