お金を入れなくなるのではというビビりが夫の姑息さを増幅させる

不安を拭い去る

公開日 2018年2月9日 最終更新日 2021年2月17日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては夫は
どういう存在なのか
夫は結婚した時に

『絶対に結婚して欲しい』
『オレには君しかいないから』
『結婚してくれなければ一生俺は結婚しない』

位の事を言って、求婚している夫も珍しくありません
それを聞けば、言われた妻は

『私はこの人についていこう』

と思うのも当然です
その思いの交換が夫婦の始まりです
そう考えると、夫はと言えば

‘かけがえのない存在‘

と、自然と思うのは当然です
しかし、ここで考えなければいけない事があります
それは夫は他人という事です
つまり血族ではないわけです

妻にとって結婚してその後家族が増えても、子供は血族ですが夫は血族ではない
わけです
意識の中でかけがえのない存在でも、血縁関係はない人間です
その事実を不倫が出た時には忘れてはいけないのです

思いとしては一心同体位の存在でも、事実としては夫は不倫をしている
それは妻が夫を思っている思いと、夫が妻を思っている思いが大きくずれいてる
のです

もちろん普段は幸せな家族や夫婦を過ごしていたのは事実です
しかし、夫の心のどこかに家族や夫婦が一番大事なモノではない思いが不倫という
行動になるのです

それもこれも、夫は妻をかけがえのない存在ではないという証拠です
本当に大事にしていれば、不倫は考えも及ばない、もしくは仮にしたいと思っても
どこかでブレーキがかかるはずです

そうならないのは、夫の心の中で華族や夫婦をより、自分の欲求や欲望を優先させて
いるからです
どこかで

『オレは家族をちゃんと養っている』
『毎月食うに困らないようにお金は入れている』

と、心の中で言い訳にもならない不倫の正当性を言い続けています
要は自分の不倫を経済的価値や社会的価値で相殺し、家族や夫婦には責任を果たして
いると詭弁を持ち出すのです

そこに、アホな夫を認識しなければいけないのです
夫はお金を入れていればいいのではなく、その自分の存在や生き方を家族や夫婦に
示していかなければいけないのです

それを求婚した時に、妻に言っているのです
もちろん、時間の経過と共に夫にも妻にも緩みが出るのはある程度は仕方がない事で
そういう緩みが出た時にどうするのか

夫の不倫がでたら、それを妻として毅然と対処しなければ夫婦の意味がないのです
お金を入れている事だけで正当性を言う本当に情けない夫に、人生をかけて結婚した
自分が

『お金を入れるのはどこの夫も同じ、それを偉そうに言うな』

と、その不倫をアホな言い訳でごまかす夫のバカさに、世の中の基準で臨む自分が
いるのです

仮にお金を入れなくなれば、婚姻費用の請求もするし、自分で働けばいいのです
しかし、ただただお金で脅してくるチキンに弱らされているだけでは、お金よりも
大事な妻としてのプライドをゼロにしてしまうのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。