公開日 2017年12月26日 最終更新日 2021年12月15日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者の中で、
‘旦那どうでもいい‘
というワード検索で私のブログを見ている方が多い事がわかっています
その
‘旦那どうでもいい‘
という事について、少し説明をしていきます
そもそも
‘旦那どうでもいい‘
という心理はどこから来るのかについて5つのポイントに分けて解説していきます
そもそも、不倫している夫と接しているとどうしても自分の言う事を聞き入れて
くれない態度に
‘旦那どうでもいい‘
という思いが出てきます
そうなってしまうと、諦めが出て余計にどうでもいいが加速してしまいます
しかし、そのどうでもいいと思ってしまう背景にある自分の心理を知れば、どうでも
いいからどうでもよくないに変わっていくのです
目次
夫と自分はそもそも異性
それを下記5つで説明します
- 夫と自分はそもそも異性
- 夫をわかっている気になっている
- 夫に期待しすぎている
- 夫はブス女に引っ張られている
- 夫は妻には言葉の種類が少ない
この5つのポイントを聞いている中で、わかってくる事が増えていきます
それがわかってくると、どうでもいいがどうでもよくないに変わっていきます
では、まず1つ目の
‘夫と自分はそもそも異性 ‘
の解説です
そもそも、異性と書かなくてもわかり切った事ですが、実際夫婦では異性をあまり
意識せず何か同士のような感覚になっている夫婦が非常に多いのです
異性を超えて一緒に暮らすのに必要な人間という捉え方
子どもの親とか、パートナーという意識で、異性を超えて一緒に暮らすのに必要な
人間という捉え方にいつの間にかなっているのです
そこに大きな盲点があります
なぜなら、夫は男ですから女の自分とは違う思考があります
そこには、いくら埋めようとしても意味がない性差があります
言う事を聞かないのは男の子
小さい子でも、男の子や女の子を見ればその差は歴然としています
言う事を聞かないのは男の子で、女の子は親の言う事を比較的素直に聞きます
それが大人になれば直るのかと言えば、基本的にはノーです
男は、いくつになっても自由気ままに生きたい性です
夫は夫ですが、その前に男という事を頭に入れるべきです
そこをしっかりと理解する事が大事で、どうでもいいという感覚が少し変わって
いくはずです
私は夫とだけ見ているから同士のような感覚になっていた
その思考を持つ事で、自分の中で
- 『だから夫はこんな事をするんだ、夫と見ているからわからなかった』
- 『男と見るとわかってくる、独身の頃を思い出すとそうだった』
- 『私は夫とだけ見ているから、同士のような感覚になっていた』
というような、言葉が出てきます
逆に言えば、夫婦という関係が異性という感覚を奪っているのです
夫婦は、日常生活で一緒に助け合う関係です
その中で、男と女という感覚が次第に薄れていく事は珍しくありません
夫のオカマ化が進んでいる
そこに妻である相談者が、どちらかと言えば無意識に
‘夫を女に寄せている‘
のです
私がよく言うのは、
‘夫のオカマ化‘
です
妻の方が夫の方を、半分男で半分女のように接している
日頃の夫婦も
- 『これって似合うと思う?あ、そうだ今度ここに行かない?』
- 『私はこれが好き、誰が何と言っても好き』
- 『他の事は知らないけど、これがあればいいの』
というように、女同士でするような結論もなく話題をすぐ変える会話です
夫は夫で徐々にその会話に慣れてくると、
- 『どっちでもいいよ、早くしれくれ』
- 『わかったわかった、お前の好きな方でいい』
- 『・・・』
というように、軽く受け流すようになっていきます
それは、結婚前の異性間の会話ではなく
‘妻主導‘
になっていきます
もちろん、それで問題なければいいわけです
全然疑っていなかったなぜこうなるの
しかし、夫の不倫が発覚するような事態では
- 『何でこの人がそんな事をするの』
- 『全然疑っていなかった、なぜこうなるの』
- 『あり得ない、いつも私の事を見ていたのに』
というように、
‘夫=男‘
が、頭の中で全然結びつかないのです
それもそのはず、夫を無意識にオカマ化しているのは相談者自身です
夫は異性は異性だけど、頭の中には
‘男・女・夫‘
という、3種類の性別が存在しているのです
その中の男というのは、いわゆる第三者の
‘世の中の男‘
です
そこには、当然夫は含まれていないのです
夫は自分が頭の中で作っている性別で枠は一人
夫は自分が頭の中で作っている性別ですから、枠は一人です
その夫は
‘夫以上‘
でも
夫以下‘
でもないのです
そこに、 男という見方は殆ど入ってはきません
仮に、男という感覚が入るとすると、
- 『この荷物持って、ありがとうさすが力持ち』
- 『このふた開けて、私の力では無理』
- 『これ上に置いて、私では届かないから』
と、体の強さや大きさが必要な時か
- 『さすが、政治の事を良く知っているわね』
- 『こういう数字の話は苦手、あなた教えて』
- 『さすがに口が立つのは夫、私はしどろもどろになる』
というように、理論的な思考を聞くとか説明が欲しい時です
不倫をしている夫はそれまであまり男と見ていなかった夫
それらは、男の特徴でもあります
しかし、それ以外は夫は夫でしかないのです
不倫をしている夫はそれまであまり男と見ていなかった夫ですから、驚くというか
『なんで夫が不倫をするの』
と、不倫はどこかの男とブス女のするものだという感覚です
決して、夫とブス女がするものではないのです
しかし、現実は自分の夫が
‘どこかの男‘
と同じ事をしているのです
それを、しっかり認識しなければいけないのです
夫は夫でしかないが邪魔をしているうちは夫の悪事を正確に見れない
しかし、それを頭の中の
‘夫は夫でしかない‘
が邪魔をしているうちは、なかなか夫の悪事の実態を正確に見れないのです
そこにカウンセリングで、その思考を変えてもらうのです
- 『確かに夫は夫ですが、その前に男ですよね』
- 『夫との関係は、そもそも男と女から始まっていますよね』
- 『今の夫を男と見れないかもしれませんが、一歩外を出れば一人の男ですよ』
という説明をします
夫は夫の前に男という認識でしっかりと把握する習性を持つ
それを聞いている相談者も
- 『そうですよね、夫としか見ていない自分がいました』
- 『今さら夫を男と見れるのでしょうか、難しいな』
- 『夫が男という事をすっかり忘れていました』
と、夫の見方が偏っている事を理解するのです
正確に言えば、偏っているというよりも
‘非現実的‘
な見方をしているという事です
夫を夫という性別だけではいけない
夫は夫の前に男という認識で、しっかりと把握する習性を持つのです
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