人生は妻から始まっていない事に気付けば不倫夫の見方が変わる

人生は妻から始まっていない

公開日 2018年5月26日 最終更新日 2021年5月6日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私の相談者に共通する
事が
いくつかあります

 

その中でこれは特に同じだという事についてお話しします

 

不倫されても信じたい相談者の共通の心理

 

 

それは

 

‘不倫されても夫を信じたい‘

 

という気持ちが強くあるという事です

 

それは夫婦ですから当然大事な事ですし、夫をしっかりさせたいという心理はよくわかる
わけです

 

しかし、その反面夫の事を過剰に心に入れていると、どうしても自分が身動きが取れなく
なるのです

 

不倫夫は迷惑をかけている人間という世の中の感覚が必要

 

 

それは長年に渡って頭の中にこびりついている思考のクセです

 

そのクセがどうしても夫の事をニュートラルに見れない自分を作っているのです

 

本来であれば

 

  • 『うちの夫も本当に情けない限り、妻として恥ずかしい』
  • 『多くの人に迷惑をかけている、それをわかっているのか』
  • 『私の中では有り得ない、だらしなくて甘えている証拠』

 

という感覚が必要なのです

 

その感覚というのは

 

‘世の中の一員‘

 

という見方です

 

妻になったのは生まれてから何十年も経ってからの立場

 

 

もちろん妻は妻ですから、どこまでもその立場は変わりません

 

しかし、人生の中で妻になったのは生まれてから何十年も経ってからの立場です

 

それまではご両親ご兄弟に囲まれて育ち、多くの友人と一緒に成長して社会人になって
いる
わけです

 

その後に夫との出会いがあって、縁あって結婚したのです

 

時系列で言えば生まれてから娘になって、友人ができて、社会人になった後に妻です

 

人生が妻から始まっている感覚を捨てる

 

 

しかし、相談者は私のところに来る時は

 

‘人生が妻から始まっている‘

 

ような感覚になっているわけです

 

つまり、夫の言う事が人生の基準になっている

 

だからこそ、不倫されても過剰に夫を信じたいと言っているのです

 

夫は夫の前に一人の男という感覚を持つ

 

 

そこをカウンセリングで気付いてもらうのです

 

  • 『あなたの人生は夫以外の人も数多く登場しているわけです、その人たちの気持ち
    も考える
    のですよ』
  • 『夫を周りがどう見るのか、周りの目線とあなたの目線が近くなければいけない』

 

というと、相談者も

 

『そうですよね、私が夫に依存していると周りが見えなくなっているのですよね』
『夫教祖をやめなければいけない、世の中とずれていてはだめですよね』

 

と戒める自分が出てくるのです

 

そこから少しずつ夫の見方を勝手に上にしている自分から、適正な見立てに変えていく
のです

 

相談者にとって夫は夫ですが、その前に一人の男があほな事をしているという見方
持つのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。