公開日 2017年4月16日 最終更新日 2021年2月20日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の心の中
には何かと自分の事を卑下する心理や、夫には従順になるしかないという諦め
があります
その心理だけでは、苦しいのでネットサーフィンをしながら自分ができる事は
何かを探します
その最初に目に付く内容は
『夫は優しくないあなたから離れていった、優しくする事から』
『妻は夫の癒しに何らなければいけない、何があっても起こってはいけません』
『夫が不倫をしても決して問い詰めず、心が戻るように良妻賢母で待つのです』
というように、角を立てずに丸く収める記事です
それが本当にいいのかという事は二の次で、ただ
『ネットに書いてあって、それならできると思ったからやった』
という相談者が殆どです
もちろん、
『こんなのおかしい、夫の不倫で何で私が優しくしなければいけないの』
という方もいますが、それは少数です
なぜなら、ただでさえ夫婦がおかしくなっている所にこれ以上争い事の種を
作りたくないという弱者の意識です
それはある意味仕方がない部分もありますが、心のどこかで
『本当に夫に優しくしなければいけないのか』
という疑心暗鬼な気持ちがあります
しかし、できる事が他に思い当たらないので、納得しているわけではないけど
不倫しているさ中にも、夫をできる限り触発しないような態度に終始します
しかし、そのうちに状況が変わらないどころか、時間の経過に伴って酷くなる
現実があります
夫も最初はコソコソしていただけなのに、帰りが午前様になったり、朝帰りや
しまいには無断外泊も出てきます
会話も最小限で顔も合わせようとはしませんし、土日も一人で行動するように
変わります
その状況に愛され妻カウンセラーの答えは
『あなたの優しさがまだ足りないのよ』
と、すべき事を修正するわけでもなく、相談者の努力不足としか言いません
そんな馬鹿なアドバイスにもならない事を聞いて、初めて
『こんな事やっても意味ないじゃない』
という思いが強くなってきます
そこで初めて私の書いてある内容に、真剣に目にする方も少なくありません
無駄にしたのは、時間と愛され妻をやるエネルギーという事に気が付きます
しかし、それをもうやる自分はいませんから、私のブログに書いてある事が
最初はムリと思っていた事が
『私はこれをやらなければいつまでもこの状況が続くだけ』
と、思えてくるのです
その中で、カウンセリングでアドバイスを行動にしてもらうと、
『最初は弱い自分でしたが、今は自分の納得を追っている自分がいます』
という言葉が出てきます
何もできなかった自分が、何でもできる位の自分に変わっている事を実感
するのです
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