公開日 2018年6月30日 最終更新日 2021年10月24日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にお伝えする時
私が一番最初のセッションでよく聞く内容があります
目次
慰める方がいいのか現実を言う方がいいのか
それは
‘慰める方がいいのか現実を言う方がいいのか‘
という事です
相談者の声のトーンや表情から
- 『夫と修復したいのです、どうにかなりませんか』
- 『夫にはどうしても戻ってきてもらいたいです』
- 『夫は私を大事にしてくれるはずです』
という心の叫びを聞き取るケースが多いわけです
その気持ちはよくわかります
しかし、そこにあるのは夫への容認でしかありません
慰めを言っていても何も変わらない
その相談者の心理にカウンセラーが合わせて
- 『そうですよね、ご主人があなたの必死な思いをわかってくれるといいですね』
- 『あなたの必死な気持ちに目が覚めてくれる事が一番ですよね』
- 『あなたをきっと大事に思っている気持が戻ってきますから』
などの、慰めを言っていても何も変わらないのです
そんな事を言っても相談者の心が晴れないわけです
早く俺と別れてくれそれしかお前には望んでない
それよりも相談者が直面している
- 『俺はお前にはもう愛情はない』
- 『早く俺と別れてくれ、それしかお前には望んでない』
- 『こんなの時間の無駄だ、もうあきらめてくれ』
とうそぶく夫に対して、その大元にあるブス女を水面下で追求する事をやらなければ
何も変わらないのです
つまり現実を見据えていくアドバイスです
相談者に一時だけ心の安心を与えているようで何も与えていない慰めのアドバイスを
しているようであれば、結局は相談者もカウンセラーも上っ面の関係にしかならない
現実に立ち向かうアドバイスを送らなければ共倒れになる
それよりも、相談者が直面している現実に心底立ち向かうアドバイスを送らなければ
共倒れになってしまうのです
そうならないために敢えて
‘慰めか現実かどちらがいいか‘
と聞くのです
相談者そう私に聞かれたら
- 『現実です』
- 『慰めは要りません』
と、自分でも緩い自分ではいけないと見透かされたような気持ちで返事します
私が緩んでいたのはこの部分なんだ
そのスタンスが相談者の心の中に必要なのです
現実を捉えなければいけないという事が大前提で、カウンセリングを進めている中で
相談者にも
- 『私が緩んでいたのはこの部分なんだ』
- 『一人では乗り越えられなかった、でも今は現実を捉えている事がよくわかる』
という実感が出てくるのです
もう緩んでいる自分には絶対に戻りたくない
そこから自分の中で推進力が生まれて、現実を知らなければ納得はないという強さに
たどり着くのです
その強さを手にした相談者は、
『もう緩んでいる自分には絶対に戻りたくない』
と、過去の自分との決別をするのです
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