形だけの夫婦愛を捨て最小限の関係にすると夫婦を柔軟に捉えている

夫婦を最小限にする

公開日 2018年11月30日 最終更新日 2024年2月23日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっての人生は
夫婦がそのまま続く事が大前提になっているわけです

 

もちろんそれは当然の事で、そのために結婚しているわけです

 

しかし、人生はやはり思い通りにいかないわけです

 

人によっては健康を害するかも知れませんし、誰かとの別れがあるかもしれません

 

また何かの自然災害や事故で家や家族を失う事だって決して珍しい事ではありません

 

そういう中で、夫婦になった事で何もかもが大丈夫と過信をする事は本当にあり得ない
わけです


もちろん結婚して良かったと思う事も多いわけですが、嫌な事もマイナスな事も起こる

のもセットです

 

なぜなら、単純に一人の人生から少なくとも二人になる事でメリットとデメリットの
量が大きく発生するからです

 

そういう理屈は自分にとってマイナスな事が起こらなければわからないのが人間です

 

やはり都合よく考えている自分や、マイナスを考慮しないような思考があるのです
その中でどういう自分作りが必要なのか


それは

 

`夫婦を最低限の関係にする`

 

という事です

 

とにかく夫への気持ちや愛情等という表現で、距離が近すぎたり過剰な期待を持って
いるのです


結婚する時の

 

『絶対に幸せにするから』
『幸せにしてね』

 

等という、ボーナスポイントの言葉をいつまでも後生大事に保険の言葉にしている
自分をやめるのです

 

夫の不倫は夫婦を過信して都合よく考えていた自分を知る転機

 

そもそも今までの人生でも、ある時の誰かとの約束が今の今でも守られている事が
どれ位あるのかを考えると、自分が夫の言葉にどれくらいの感覚で捉えるべきか
明白です

 

少なくとも

 

『昔こう言ったけど、勢いで言っていると思っておかなけばいけない』

 

位の冷静さが必要なのです

 

そのためにも夫婦を最低限度の関係にする事が自分を守る事になるのです

 

言い換えると、夫婦は

 

`戸籍を一つにしているだけ‘

 

でいいのです

 

戸籍が一つになっている事実が様々な権利や義務を生んでいる

 

相続の権利や同居の義務等も法律に定められているのです

 

そこに気持ちがなければとか、愛情は不可欠等と言っているから苦しくなるのです

 

結局は不倫等の背信行為が発生すれば、最後に身を助けるのは気持ちや愛情ではなく
戸籍という事実を私の数多くの相談者が理解している

 

それでは夫婦の意味がないと考える人は離婚を行使すればいいのです

 

それ位、夫婦を簡素化した人が自分の人生を主体的生きる

 

引いては夫婦を柔軟に捉える能力を身に付けるのです

愛情や気持ちが乱高下しようが【戸籍が一つ】である事が夫婦の証明

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。