夫の不倫はブス女の不倫だから〔被害者は二つの家族〕にいる

被害者家族は複数

公開日 2020年6月5日 最終更新日 2021年9月25日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

夫の不倫というのは妻にとって非常に辛い事ですが、見方を変えると苦しい状況が少し
違う感覚が出てきます

 

ではどういう見方をするのかと言えば、

 

‘夫の不倫はブス女の不倫‘

 

という事です

 

夫の不倫はブス女の不倫だから、被害者は二つの家族にいる

 

 

ブス女が独身であろうが既婚者であろうが、不倫は不倫です

 

もしブス女が既婚であれば、自分と自分の家族と同じようにブス女の家族の夫も
子供も被害者という事です

 

夫の不倫という考えだけですと、やもすると

 

  • 『私は世界で一番不幸な奥さん』
  • 『こんなに惨めな妻はいない』
  • 『私は孤独、誰もわかってくれない』

 

というような心境に陥ってしまいます

 

しかし、そこからブス女の不倫という捉え方をすると

 

  • 『このブスの旦那も被害者、何も知らなければ本当にかわいそう』
  • 『ブス女の家族は私たちと同じように、苦しい思いをしているはず』
  • 『二つの家族を不幸のどん底にしている、絶対に許せない』

 

という気持ちが出てきます

 

夫の不倫という見方だと自分に孤独感が集中してしまう

 

 

夫の不倫という見方ですと、自分に孤独感が集中してしまいます

 

しかし、夫の不倫はブス女の不倫と考えると自分と同じように苦しむ人がいるという
イメージが湧いてくるのです

 

人間は自分の事だけ考えていると、どうしても過剰に孤独を感じたり視野が狭くなって
しまいます

 

そこから同じような境遇の人がいると思えば、自分をそういう状況に貶めている原因や
人間に、怒りや憎しみを伴って勇気が湧いてきます

 

要は自分でない人の事や世の中の事を考えると、人は強くなれるのです

 

そういう視野を広げてもらうために、カウンセリングでは

 

  • 『夫の事だけ考えていてはいけない、ブス女も共犯者ですよ』
  • 『夫がブス女の言いなりだからこんなに強気で出てくるのです』
  • 『ブス女の夫もあなたと同じ立場ですよ』

 

というように、相談者が夫と自分しか登場してこない思考を変えるのです

 

離婚を言われる悲劇のヒロインが舐められている妻に変わる

 

 

そういう話を聞いているうちに相談者も

 

『そうですよね、私だけでなくてブス女の家族も苦しい思いをしているかもしれない
ですよね』

 

と、そのバカ二人の共犯に多くの人が不安を感じている事に怒りが出てくるのです

 

そういう世の中に起こっている犯罪の一つという感覚を持つ事で、相談者の行動は
がらりと変わってきます

 

それまでの夫に離婚を言われる悲劇のヒロイン的な自分が、バカ二人に

 

‘舐められている妻‘

 

という思いに変わるのです

 

夫の愛情をもらえないなんて感傷に浸っているのは、大きな勘違いであって

 

本当にアホな二人をイメージする自分が出てくる

 

 

単に

 

  • 『奥さんお気楽な人だよね』
  • 『本当に妻としてもっとちゃんとしたら』

 

と、コケにされているのです

 

それをブス女の家族を想像したらわかるのです

 

『女は自分の家族を裏切って不倫している、そのブス女にのぼせているバカな夫』

 

という、本当にアホな二人をイメージする自分が出てくるのです

 

それもこれも、自分一人の悩みではないという事に気付くからなのです

 

You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。