不倫脳夫を〔妻〕ではなく【社会の一員】として見れば本当の姿がわかる

社会の一員として見る

公開日 2020年6月26日 最終更新日 2021年6月24日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に対して相談者である妻が、どういう捉え方をするべきなのかという事を
カウンセリングの中でお話しするわけですが、その一番のポイントは何か

 

それはその不倫を

 

‘妻として考えない‘

 

という事です

 

それはどういう事なのか

 

不倫は配偶者以外の異性と肉体関係を結ぶという犯罪

 

 

そもそも不倫というのは、配偶者以外の異性と肉体関係を結ぶという犯罪です

 

そういう悪事に直面すれば、どの妻でもショックを受けるのは当然の事です

 

しかし、それは妻として考えてしまうとどうしても客観的な思考にはならない

 

例えば自分の大親友から泣きながら、夫の不倫の相談を受けたらどうするのか

 

大親友からの不倫の相談であればそのまま見過ごさない

 

 

大親友の事には客観的に見れるので、

 

  • 『そんなのおかしい、絶対に許されない』
  • 『えー、あり得ない、そんな事はやめさせなければいけない』
  • 『私も一緒に協力するから、負けちゃダメ』

 

というように、少なくとも不倫をそのまま見過ごすなんてことは言わない

 

ましてや、

 

  • 『旦那さんもそのうち戻ってくる、それまで優しくして待っていようよ』
  • 『あなたの愛情が足りなかったのよ、もっと大事にしていれば必ず良くなるから』

 

なんて、どこぞの愛され妻カウンセラーの言う寝ぼけた事を言うわけがない

 

それは起こっている事を妻としてではなく、大親友を客観的かつ現実的思考で捉えて
いるからに他なりません

 

 

夫の不倫を妻として考えない思考を持つ

 

 

そういう自分を自分に向けるには、夫の不倫を

 

‘妻として考えない‘

 

という事なのです

 

とは言え、なかなかできないわけです

 

だからだこそ、カウンセリングの中で妻としてだけで不倫を捉えない事を訓練する
のです

 

そのためには相談者の頭の中にある登場人物を、木村泰之の方で相談者の頭の中に
登場人物を増やすのです

 

相談者の頭の中は、ほぼほぼ夫一人しか登場してこない

 

しかし、夫以外にも多くの人間関係があるわけです

 

そういう人の顔を思い浮かべる事で、

 

『私は妻だけではいけない』

 

という事に気付いてきます

 

それは先述の大親友の話に通じる事で、他の人の事は人間はよくわかるのです

 

しかし、自分の事だけを考えると全く違う思考に陥るのです

 

夫の不倫で妻から社会に身を置く一員という自分に変える

 

 

そもそもある特定の人物だけに起こる事というのは、正直ほとんどないのです

 

現に私の所に毎日数多くの相談者が来るのが、何よりの証拠です

 

妻として物事を考えると、夫の内輪で生きているから視野も狭いのです

 

それを社会に身を置く一員という自分に変えるのです

 

そこから見る夫が、本当に捉えるべき姿なのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。