木村泰之のカウンセリングの目的は夫婦ではなく自分を見直す事

自分自身を見直す

公開日 2020年7月4日 最終更新日 2021年2月3日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

不倫脳の夫に悩む多くの方が、毎日カウンセリングを受けに来られるわけですが、
私がカウンセリングをしている事で、相談者にはどういう変化が起こるのか
相談者は夫の不倫で

『私は何をすればいいのかわからない』
『こんな事初めての経験だから、何も思いつかない』
『他人事と思っていた事が私に降りかかってきて、どうすればいいのか』

という思いです

その相談者の初期行動は、ほぼネットサーフィンになるわけです
なぜなら、夫の不倫疑惑が出ると誰にも話せないという心理が生まれるわけです
そうなれば、人知れずネットで何をすればいいのかを一生懸命探すわけです

そのネットサーフィンで探し出すと、とにかく様々な情報がヒットしてきます

『夫は優しくすれば必ず戻ってくる』
『包み込んでくれるような妻を夫は一番望んでいる』
『不倫相手の女の事は考えてはいけない、夫だけを見て』

という、いわゆる

`愛され妻`

というような、私のアドバイスとは対極にある事を言う人もいます

対極という事は私からすれば

`あり得ない対応`

という事でしかない

そういう妻でいると、仮に私が夫の立場であれば

『そうやっておとなしくしてくれ、それでいい』
『気持ち悪い、何をしているんだ』
『俺の方がコントロールしている証拠、このままそうやっていろ』

とほくそ笑むだけでしかないからに他なりません

やはりそういう事をしていて、相談者に笑顔が戻るとはとてもじゃありませんが
想像できないのです
と言いますか、よくそんな事を相談者に言えるなという驚きです

要はそういう事を言う人間の意図は

『夫婦の関係が壊れるのは嫌でしょう、夫には逆らっていはいけない』

というある意味脅しのようなものです
私からすると、こういう夫が不倫をしている事自体

‘夫婦が緩みきっている‘
‘平和ボケが進んでいる‘
‘退化している夫婦‘

でしかないわけです
その夫と妻で、未来があるわけがない
そこに愛され妻なんてやっていれば、ますますアホな夫婦になるだけです

私が相談者に言うのは

『今の夫婦に楽を選んではいけない』
『怠けていた夫婦に必要なのは、厳しい方を選ぶ事』
『夫婦に道徳や倫理が欠落している、それを取り戻すのも自分次第』

という事をお話しします

今のアホな夫と前のように仲良くなりたいのであれば、まずはきっちりと
ケジメをつけてからなのです
その行動を先にやる事を、毎日アドバイスしていますと

『自分を取り戻してきました』
『こういう感覚が必要でした』
『自分が傷つきたくないと、嫌な事を避けていただけでした』

と、自分の心境を吐露するのです
それまで夫の心境ばかりを話していた相談者が、とにかく自分についての
気持ちを話すようになるのです

それこそが木村泰之のカウンセリングで一番の変化なのです
相談者が自分の人生を主体的に進む事を取り戻し、笑顔が戻っているのです
夫との関係ではなく、自分自身との関係を見直すのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。