不貞証拠を撮る事だけが目的になっている時には探偵のネギカモ

探偵のネギかもはNG

公開日 2020年8月14日 最終更新日 2021年1月25日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

夫が不倫でおかしくなったという現実に、どうしても受け入れられない自分が
いるわけです
その気持ちはよくわかりますし、そこから否定する自分をやめようと思います
が、そこにたどり着くにはハードルが高いわけです

そういう中で

『いろいろと考えても仕方がない、探偵に依頼して事実を掴もう』
『やっぱりはっきりさせたい、こういう時は興信所にお願いするしかない』

と、自分でできる事は限界があると思って探偵に接触する方は少なくありません

そのアクション自体は間違いではありません
しかし、そこで多くの相談者がわかっていない事があります
それは目的が

‘証拠を撮る事‘

になってしまっている事です

本来はその証拠を撮って、不貞についての対処やその後の夫婦をどうするのかが
目的のはずです
しかし、

『とりあえず証拠は確保しよう』

という所で止まってしまったり、探偵に

『証拠はお守り代わりになる、3年間慰謝料請求できるから』

という、よくわからない説明を受けてとにかく撮るだけ撮るという思考になって
しまっています

それでまだ撮れたらいいのですが、こういう時に限って探偵の思う壺というか
ネギカモになっている自分に気が付かないのです

『旦那さんかなり警戒して、今回は撮れなかった』
『相手の女の部屋がよくわからない、30万円足してもらえば判明する』
『3回撮れたら完璧、これで裁判でも負けない』

と、勝手に証拠の品定めをされてしまうのです

私から言えば、不貞の証拠を探偵の主導権で撮っているとお金がいくらあっても
足らない
300万円とか払ってから私の所に来る人もいます

それは、

『とにかく撮らなければいけない』

と証拠を押さえる事を目的に勝手にしてしまって、それをぼったくりの探偵に
読まれて、口車に乗せられているからに他ならない

そして気が付くと

『探偵に言われるがままに、払って撮った証拠です』

と、百科事典のような報告書を持ってくる相談者は少なくないのです

そんなバカな話はないのです

まずはこの不倫という事象に、作るべき目的は

『このバカ二人に怒りをぶつけて、夫婦をどうするかを私が決める』

と、状況の主導権を握るという事です

その主導権を握るための手段が、証拠を押さえる事です

そう考えると、探偵にいろいろと言われても

『自分でできる事をやってから、頼む時には頼む』

と、一旦自分の中で作戦を立てる思考が生まれるのです

もちろん、それが難しい人もいるのでカウンセリングで一緒に作戦を立てて証拠を
押さえるために自分でできる事をまずやってもらいながら、探偵がどうしても必要
な時には、私が紹介しているのです

それもこれも、

‘目的と手段‘

を明確にしてもらうとか、逆になっていないかチェックする事から始めるからです

『証拠を撮ってからどうすればいいかもわからず、探偵に依頼しようとしていた』
『探偵の好き勝手にされそうだった、自分で何をどうしたいのかもわからず危ない
所だった』

という思いが出てくるのです

そこからしっかりと、この夫の不倫に自分がすべき事を目的に据えてから証拠確保
も主導権を探偵に渡さずに行うのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。