高額な探偵に飛びつく前に木村泰之に不倫の対処の目的を聞く事が先

探偵に行く前に木村泰之に聞く

公開日 2019年10月20日 最終更新日 2021年4月16日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が不倫に気付き
どうすればいいのかと考えて、探偵に証拠を撮る事を依頼するケースは珍しくない

 

その依頼をする事は相談者の判断ですから、それをいいとか悪いではありません

 

慌てて探偵に依頼するとどうなってしまうのか

 

 

しかし、私の所に来る相談者が

 

  • 『今調査中で1回は撮れたけど、もう1回撮らないと証拠にならないと言われて
    その1回がなかなか撮れないままです』
  • 『探偵に依頼して報告書を待っている状況です』
  • 『探偵に大金を払って調査しましたが、なかなか証拠が撮れなくて』

 

という状況は珍しくありません

 

その中で証拠を撮る事はもちろん大事ですし、この悪事を捕まえるには必要な事です

 

なぜならその証拠がなくて、いろいろと不倫を詰めてもシラを切られて悔しい思いを
するのは想像がつくからです

 

不貞証拠を撮る事が目的ではない

 

 

その中で大事な事は、

 

‘証拠を撮る事が目的ではない‘

 

という事です

 

相談者は焦ってそのまま探偵に駆け込んで

 

  • 『それは不倫と思って間違いない、証拠を撮るべき』
  • 『そりゃ証拠を撮らなければいけないよ』
  • 『今のうち撮っておけば安心するでしょう』

 

などど、さも証拠を撮る事が最終目的のように植え付けられる

 

探偵に慰謝料請求が目的のようにすり替えられてしまう

 

 

仮にその後どうすればいいかと聞けば

 

『うちで弁護士を紹介できるから、慰謝料請求をするべき』
『このケースなら慰謝料を多く取れるから』

 

と、今度は慰謝料請求を目的にすり替えられるのです

 

その時の相談者はよくわからないけど、とにかく証拠を撮る事だけに頭が行っている
ので、その探偵の説明をそのまま聞いてしまうのです

 

しかし、調査を依頼し時間が経過している中でネットサーフィンは続けているうちに

 

『私は慰謝料請求をすればいいだろうか』

 

という疑問も出てきます

 

証拠を撮る事だけに頭が囚われている相談者にカウンセリングでお花する事

 

 

そして私の所に来て説明を聞くと、短絡的に証拠を撮る事だけを始めていた事に気付く
のです

 

要は証拠を撮る事は慰謝料請求する手段でしかなくて、慰謝料請求は

 

‘夫婦の主導権を握る‘

 

ための手段しかない

 

それを探偵に高額なお金を払った後で気付いているのです

 

もし最初に私の所に来て話を聞いてもらっていれば、その探偵を依頼する事についても
一緒に作戦を考えるのです

 

私の相談者には、このタイミングでこの探偵を使うべきという事をアドバイスする

 

そして、慰謝料請求もやり方を一緒に考えるのです

 

目的は夫婦の主導権を握る事で証拠はあくまでも手段でしかない

 

 

それもこれも、

 

‘夫婦の主導権を握る‘

 

という事を目的に据える事を先にするから、その手段として聞いてもらうからです

 

それを聞けば相談者も

 

『そうですよね、そうすべきですよね』

 

と、自分の置かれた現在地やすべき事が明確になるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。