不倫夫に嫌われたくない自分は人生もプライドも捨てた自分

自分のプライドを取り戻す

公開日 2020年8月15日 最終更新日 2023年9月16日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

多くの相談者にとっては、何かにつけて夫の不倫が発覚すると探りたいというか
知らなければ気が済まなくなるわけです

 

それは誰しも当然の事です

 

逆に知らなくても平気な人はいません

 

中には

 

『事実を知るのが怖い、何が起こっているのか知りたくない』
『現実を知ったら私はどうすればいいのかわからなくなりそう』

 

というように、知るのを避けたいという心理も働きます

 

しかし、結果的には知らなければ苦しいという方が勝のです

 

その中で気を付けなければいけない事があります

 

それは夫の不倫の実態を知る事に、後ろめたさを持ってはいけないという事です

 

『私が夫の実態を知ると、嫌がるのでは』
『夫は私が探ると、私の事を嫌いになるのでは』

 

というような心理です

 

そういう思いを持っているのは、

 

`傷つきたくない自分`

 

が根底にあるのです

 

確かに夫に嫌われたくないのは誰しも思う事です

 

しかし、それは夫が不倫をしていなければという前提があります

 

考えればわかる事ですが、不倫されている自分の方が夫を嫌う立場です

 

『独身時代の恋人の浮気ならどう思っていますか』

 

という質問に

 

『すぐに別れています』
『二度と会う事はなかったはずです』
『私の方から、願い下げしています』

 

というように 自分が嫌う側だったはずの回答をするのです

 

それが結婚して夫婦という状況に変わって、全く立場が逆転しているのです

 

その自己矛盾を起こしている事を知らなければいけないのです

 

そもそも、夫に不倫という悪事で傷つけられている自分がいるのです

 

その自分が傷つく元を知ろうとしたら、嫌われるのではという勘違いをしている
自分をやめなければいけない

 

その状態で現実を知れば、

 

『こんな事で私や家族は苦しめられていたのか』
『私は勝手に弱っていただけ、ダメなものはダメと言っていなかった』
『自分が傷つきたくないという思いで、この状況を許してしまっていた』

 

という思いになるのです

 

そこから大きく行動が変わっていきます

 

その現実を知った事で、かつての独身時代の時の自分の倫理や道徳が戻ってくる
のです

 

それは真実を知る事に戸惑っていた自分では、今後の人生やっていけないと本能
が理解するのです

 

しかもその対象が夫なのです

 

夫の事を知ろうとするのは、自分が妻だからに他ならないのです

 

その妻という自分は人生を賭けている立場です

 

そういうプライドを取り戻してもらうのが、木村泰之のカウンセリングなのです

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。