夫の不倫がつい出来心ではなく犯罪という木村泰之の言う意味

不倫は出来心ではなく犯罪

公開日 2019年10月23日 最終更新日 2021年1月31日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫をどう考えて
行くべきか、思考の整理をする必要があります
その思考の整理というのは、

‘夫の不倫とは何か‘

という事から考えなければいけません
夫の不倫を夫自身は

‘ちょっとした出来心‘
‘ついつい気の緩みから‘
`ただの遊び‘

というような表現で言います
しかし、それは夫から見ての言葉でしかありません
そもそも、夫の不倫というのはそういう簡単な事で済む事象ではありません
例えば、この不倫をきっかけに

‘別居を強要する‘
‘生活費を入れない‘
‘離婚を言い出す‘
‘親を巻き込む‘
‘会社に迷惑がかかる‘
‘妻が心療内科に通う‘
‘子供が不登校になる‘
‘近所からもいぶかしがられる‘
‘ブス女が妊娠する‘
‘夫が暴力をふるいだす‘

など、とにかく私の相談者でも数多くの事象が発生しているのです
これはほんのごく一部の事象ですし、一過性のモノは一つもないのです
この不倫というのは、

‘周りからの目がなければ終息しない‘

という性質をもっています
その性質を例えると、やはり犯罪です
犯罪は何かと世の中を欺いている人間が起こしますし、とにかくバレるまで
やめないのです

それをやっているのは子供でも何でもない
大人の夫とブス女です
いや、子供でさえもその悪質性とか道から外れている事をよくわかっている

人間歳を重ねれば物事をわかるとか、正しい事を判断できるとは限らない
むしろ大人の方が世の中の隙をついたり、裏を知っている分厄介です
またどこかで自分を過信していたり、自暴自棄になっている時にこういう事が
起こるのです

そうなると

『俺だけじゃない、他の奴もやっている』
『妻に見つからなければいい』
『別に誰にも迷惑は掛かっていない』

というような勝手な解釈が始まります
それは夫だけでなく、ブス女のふてぶてしい態度からも助長されます

『別に私たちが楽しければいいじゃない』
『奥さんはあなたの事を大時にしていない、私がいるじゃない』

という、共犯者のささやきが夫の倫理も道徳も奪うのです
それを単なる出来心で片付けていいはずがないし、片付くわけもないのです
つまり夫の不倫を夫のさじ加減で決めさせてはいけない

多くの人に様々な不安を引き起こす事を考えれば、決して夫婦の話でも何でも
ないとわかるはずです
今の司法では妻に慰謝料請求権があるだけの犯罪です

しかし、現実には慰謝料請求権がない人にも多くの迷惑がかかっている
それが不倫という犯罪です

そして、この不倫に関しては非常に偏った見方しかない
それは夫側にだけ原因があるような捉え方です
ブス女はむしろ不倫の被害者のような風潮さえもある

しかし、私の相談者のブス女の中で

『この人は可愛そう、夫にそそのかされていたんだ』
『夫がこの人を引きずり込んだんだ』

と思えるケースは皆無です
むしろ

『夫はこのブス女の手の平に転がされていたんだ』
『このブス女にかかればうちの夫なんて赤子の手をひねるようなもの』

と、その実態を知って認識を改めるのです
それはまさしく、夫は単に

‘やりたいだけの頭‘

でしかないのです
それを見抜いて、自分の夫や彼氏にい思いをしていないブス女が利用している
構図が浮かび上がるのです
その親分のブス女に、妻がいかに自分のプライドを見せるのか

不倫に犯罪という見方がなければ、本当に欲望を満たしたい夫の浅はかな強気
な態度に負けるだけです
逆に犯罪という見立てをしていれば、

『世の中の人のために私が黙っていていいはずがない』
『私が毅然としなければ、他の人に迷惑がかかる』
『不始末を妻である私が放置してはいけない』

と夫のみならず、世の中に身を置く自分が白い目で見られてはいけないという
意識に変わるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。