不倫の一番の苦しみの元は〔夫はこんな人ではない〕という思い込み

夫は変わらないという思い込み

公開日 2020年10月21日 最終更新日 2021年6月20日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む多くの相談者にとって、夫のどういう所に頭が奪われて失意に
陥ってしまっているのか

 

一見すると夫が以前のような夫ではなくなっている事です

 

不倫しても夫はこんな人ではないという思い込み

 

 

  • 『夫はこんな人ではないんです』
  • 『正直うちの夫が不倫するなんて、絶対にあり得ないと思っていました』
  • 『私にしてみれば、本当にショックでしかありません』

 

と、100人中100人がそういう心境になるわけです

 

しかし、世の中は有名人の不倫にもあるように

 

‘え、この人が‘

 

というケースは少なくありません

 

有名人の不倫でも全然そんなイメージなかったという思い

 

 

今年に入っても東出昌大や渡部建、瀬戸大也等の報道を聞いて

 

  • 『全然そんなイメージなかったのに』
  • 『ウソでしょう、あんなにきれい奥さんがいるのに』
  • 『え、この人もそうなの、見かけによらない』

 

というような感覚があるのです

 

そう考えると、自分の夫が不倫する人間の可能性をゼロに近くしている自分
が一番の敵になっているのです

 

言い換えると

 

‘夫は変わらない‘

 

という見立てが大きく不安を駆り立てる原因になっているのです

 

その後時間の経過と共に夫婦お互いの緩みがある

 

 

確かに結婚した時には、夫は自分を大事にするという思いがあったのです

 

それがなければ結婚していません

 

しかし、その後時間の経過と共に夫婦お互いの緩みがあるのです

 

例えば新しいマンションや戸建てに入居すれば、しばらくは何もメンテナンスは
いらないわけです

 

しかし、徐々に雨風にさらされたりして部品や塗装が劣化するのは当然です

 

誰もがメンテナンスは必要という状況になるのです

 

体も歳を重ねれば、いたるところに劣化があるのは言うまでもない

 

結婚してから夫婦をメンテナンスせず放置という状況

 

 

その中で夫婦だけはメンテナンスしないまま、

 

‘結婚してから放置‘

 

という状況があるのです

 

もちろん、子供の誕生や転居などの変化もあるわけですが、それを差し引いても
夫婦の変動には鈍感なのです

 

そこに一番の不安要素を感じなければけないのです

 

夫婦はオートマチックに進むものではない

 

妻に知らない外での人間関係を、夫は常に持っているのです

 

惰性も慢心も狡猾な心理も出てくる

 

 

そこからモノの見方や考え方等が年々変わっていくわけですが、必ずしもいい方に
変わるわけではないのです

 

惰性も慢心も狡猾な心理も出てきます

 

それは結婚した時に比べれば、格段に拡がっていてもおかしくないのです

 

仕事で怒られたとか、真面目にやっても浮かばれないとか妻に話しても解決
しない事とか惨めになるだけという思いも持っている

 

そこには夫婦の関係に共有は乏しいのです

 

夫婦に緊張感や真摯な気持ちがない

 

 

それよりも外で自分の状況を知っている人間に話して、それがたまたまブス女との
出会いになってもおかしくない

 

また、逆に全然知らない人間にマッチングアプリで出会って不倫が始まる事も多い
のです

 

それらは夫婦の関係性を下げても構わないという、緩みや舐めている心理がある
から
こそです

 

要は夫婦に緊張感や真摯な気持ちがないのです

 

そこに気付かなければ、いつまでも夫のビフォーアフターにショックを
受けているだけ
の自分になってしまうのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。