夫婦カウンセラーの木村泰之です
相談者にとってみれば、夫の不倫にはどうしても自分がサレ妻である事に大きな
落胆や悲しみを持ってしまいます
もちろんそれは当然の事です
目次
サレ妻の落胆悲しみは自分の力を削ぐ感情
考えもしなかった不倫を発見すると、
『夫には私では足りなかったのでは』
『私は夫に関心を持たれていなかったのかも』
『夫にとって私は必要ないのかも』
という思いが強く出ます
その排除されている感覚が、自分の存在感を薄めてしまいます
しかし、その排除されているという思いはかなり自虐が入っています
そこから自分を立て直すという事は、なかなか容易ではありません
それは落胆や悲しみは自分から力を削ぐ事はあっても、与えてくれるものではない
からです
自分の力が湧き出る感情は怒りや憎しみ
ではどうすればいいのか
それは
`力が湧き出る感情を出す`
という事です
正確に言えば、出すというよりも自然に出てくるものです
その感情こそが、
`怒りや憎しみ`
です
怒りや憎しみが出ない時はそういう思いの中の行動しかない
これを聞いて、相談者によっては
- 『意味はわかるけど、怒りや憎しみは出したくない』
- 『そういうものではなく、夫が不倫をやめてくれないか』
- 『夫にはそういう感情を持ちたくないし、女も正直関心ない』
という考えもあります
それはそれでいいのです
自分の考えで進む事をやればいいのです
しかし、それでは苦しくて仕方がないという人は
『どうすればこの状況から抜けるのか』
を必死に探します
本当に苦しい時には理不尽への怒りや憎しみが出てくる
それを探している中で、
- 『何で私がこんなに苦しまなけばいけないの』
- 『私が何をしたというの、何も悪い事なんてしていない』
- 『夫は私の事を何とも思っていない、こんなに苦しんでいるのに』
という理不尽を感じるのです
そうなると、悲しみを通り越して
‘怒りや憎しみ‘
が自然と出てくるのです
怒りや憎しみを出したくないブレーキが外れる時
その時には
- 『夫を憎みたくない』
- 『夫には恨みを買いたくない』
というブレーキはどこかに行っています
なぜなら、その時には自分だけではなく子供や親兄弟にも大きな不安や心配をかけて
いるからです
人間自分にはどこかで
『私が我慢すればいい事、それで収まるのであればそれでいい』
という所があります
しかし、それが他の人間に向けば
『絶対に許さない、私はこのままにはしない』
という、怒りの感情が出てきます
それが例え夫でも同じ事です
そこに達したら、その怒りを全部出し切って納得するまで行動するのです
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