夫の不倫に【夫婦の主導権】を握って強くなる事がカウンセリングの目的

夫婦の主導権を握る

公開日 2021年9月7日 最終更新日 2024年3月6日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者が、多くの事がきついという思いでいます

 

しかし、そこからどう脱却していいのか全く見当がつかないわけです

 

そういう状況が続いている中で、どうしても自分ができる事には自信が持てないままです

 

孤独な状況では人と比較ができない

 

 

それは誰もが同じですが、なんせ孤独な状況ですから人と比較ができないので劣っている
としか思えない

 

しかし、そこから自分は悪くないのにという事を誰にも言えないまま

 

‘夫にすがる‘

 

自分しか出てこないのです

 

優しくされると不倫が終わったのかもと期待する

 

 

その中で、たまに夫が優しくしてくれると

 

  • 『もしかしてわかってくれたのかも』
  • 『私の事を大事にしてくれるはず』
  • 『元の夫に戻ってくれている』

 

というように、自分の中で勝手に不倫が終わったのかもというように期待をしている
のです

 

しかし、もちろん現実はそんな事もなく水面下で続いています

 

夫は妻である相談者に見つからないよう、悟られないようにしているだけです

 

夫からいったん目を遠ざける事が必要

 

 

その夫の演技というかふるまいに、どうしても自分が振り回されています

 

その相談者に必要な事は、

 

‘夫からいったん目を遠ざける‘

 

という事です

 

どういう事かと言えば、夫にいろいろな事が起こると本能的に

 

‘頭のてっぺんからつま先‘

 

まで、舐めまわすように見ているのです

 

夫婦の崩壊しかイメージから抜ける

 

 

その視線を感じている夫は、貝のように殻にこもっています

 

その状況では、かなりの確率で自分を責める事しかしないのです

 

  • 『何で話をしてくれないのか』
  • 『私を嫌いにならないで』
  • 『あなたはいつからこうなったのか』

 

というように、夫婦の崩壊しかイメージがないのです

 

そこから、カウンセリングで夫から一旦目を離してもらい世の中に向けるのです

 

世の中の人からすると、不倫をやっているバカ二人に白い眼を向けるのです

 

 

〔ドロドロの不倫〕の現実に〔ぬるい対処〕でどうにかしようとする自分に喝

 

引け目を感じるのはおかしい悪いのは二人

 

 

そこをいろいろと理解してもらうと

 

  • 『私が引け目を感じるのはおかしい、悪いのはこの二人』
  • 『私が弱っても何も変わらない、あいつらの思う壺』
  • 『私のやっている事はおかしくない、おかしいのはむこう』

 

という自分を取り戻すのです

 

それこそが、カウンセリングで一番実現すべき事です

 

夫婦の修復でもなければ、夫に不倫をやめさせる事でもない

 

夫婦は私が決める主導権を握って強くなる

 

 

なぜなら、それはアホな夫を強引にまともにさせるという事に他ならないのです

 

それよりも、

 

  • 『夫婦の事は私が決める、主導権を握って強くなる』
  • 『夫を変えるのではなく、私が変わる事が全て』

 

 

という事が、自分がやらなければいけない事と心の底から理解するのです

 

浮気夫から愛情を取り戻すのではなく‘馬鹿にする・なめる・軽んじる‘の撲滅

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。