夫の不倫に周りは離婚を勧めるのは当然で【聞いてくれるだけでありがたい】

周りの人との関わり方

公開日 2021年10月4日 最終更新日 2024年3月27日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、自分の気持ちをわかってくれる人はいない
という心境に陥っているわけです

 

もちろん、親兄弟や友人に夫の不倫について相談している方もいます

 

夫の不倫を周りに相談すると離婚を勧められるのは当然

 

 

しかし、その相談をしても

 

  • 『もう実家に戻ってきたら』
  • 『苦しむだけだから、別れた方がいい』
  • 『私なら無理、とっくに離婚する』

 

というように、自分の状況については離婚を促す言葉が多く出ます

 

それはそれで、相談された方の立場からすると無理もありません

 

周りは早くこの状態をやめさせたいという使命感が出る

 

 

なぜなら、相談者の悲痛な表情や苦しい状況を聞けば

 

  • 『早くこの状態をやめさせたい』
  • 『このままではダメになる、私の方で言ってあげよう』
  • 『最後は自分で決める事だけど、辛い状態を続けても意味がない』

 

という、半ば

 

‘使命感‘

 

を持って話をするような心理になります

 

それを聞いた相談者はどうか

 

聞いた側ですから、もちろんありがたいという思いもあります

 

周りに対して私の気持ちをわかってくれないという思いが出る

 

 

しかし、心のどこかで

 

『私の気持ちをわかってくれない』

 

という思いがあるのです

 

孤独に陥っている自分ですから、話を聞いてもらえる事には感謝です

 

しかし、その心境は相談者と聞いてくれている人の間には大きなギャップがある
わけです

 

苦しみをどう消化すればいいかと苦しみからどう逃れるかというギャップ

 

 

どういうギャップかと言えば、相談者は

 

‘苦しみをどう消化すればいいか‘

 

という思いですが、聞かれた側は

 

‘苦しみからどう逃れるか‘

 

という思考です

 

それは仕方がない事です

 

なぜなら、不倫された当事者の気持ちは同じ立場の人しかわからないのです

 

それは、表現しがたい心の痛みを持った人間を

 

‘心の健常者‘

 

が聞いても理解はできないのは当然です

 

〔不倫夫にわかって欲しい〕見当違いな自分が親や子供に嫌われている

 

 

聞いてもらっただけでもありがたいという気持ちに変える

 

 

そういう時には、

 

  • 『聞いてもらっただけでもありがたい』
  • 『一人で悩んでいたのだから、少しでも知ってもらえた事に感謝』
  • 『気持ちをわかってくれなくても、話し相手になってくれた事だけでいい』

 

という事に、自分の気持ちを切り替えるのです

 

相談者の気持ちをわかってくれる場はカウンセリング

 

 

相談者の気持ちをわかってくれる場は、カウンセリングです

 

私や先輩相談者と話をする事で、

 

『こんなにも私の事をわかってくれるのか』

 

という思いになるのです

 

そこで自分がモヤモヤしている事を、しっかりと吐き出してそこから行動する
アドバイスを受けてもらえればいいのです

 

私の顔を見れば誰でも離婚を勧めるのは当然だったとわかる

 

 

すると

 

  • 『周りの人に相談して逆にフラストレーションを溜めてしまっていた』
  • 『私の顔を見れば、誰でも離婚を勧めるのは当然だった』
  • 『気持ちをわかってくれるのは、同じ状況になった人』

 

という事を、しっかりと認識するのです

 

自分と周りの人との関わり方を、不倫の中で覚えるのです

 

自分が苦しんでいる時には周りの人とは違う感覚がある、という経験が今後の人生
で大事な処世術になるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。