夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、自分の人生は何でこんな事になって
しまったのかと、絶望に近い思いが出てくる心理です
目次
私は何でこんな目に遭ってしまうのだろう
それは誰だって同じ事で、自分の夫の不倫がわかれば
- 『私は何でこんな目に遭ってしまうのだろう』
- 『私の行いが悪いから、夫に不倫されるのだろうか』
- 『私がちゃんとしていないから、夫に愛想を尽かされたのかも』
と、起こっている事の因果関係を自分の日頃の行いに結びつけてしまいます
それはどこかで、占いやヒーリングのような
‘全てはつながっている‘
というような思考です
起こっている事にはそれなりにはっきりした原因がある
その思考はあながちおかしいわけではありません
しかし、世の中で起こっている事にはそれなりにはっきりした原因がある
わけです
しかも不倫というのは自然災害でも何でもなく、
‘人災‘
です
夫の不倫は天災でも何でもなく人災でしかない
人災と言うのは、二つ意味があって
『人が引き起こしている』
という事と
『災害=悪事である』
という事です
つまり、台風や地震のような自然災害であれば
『文句も言いたいけど、自然相手なら言いようがない』
という諦めにも似た思いが出てきます
どうしてくれるのか絶対に償ってもらう
むしろ
『できる事は備える事しかない』
と、予防訓練や備蓄する事です
しかし、人災というものは怒りの矛先がある悪事です
人が引き起こしているから、なおさらその悪事が大きければ大きいほど
『どうしてくれるのか、絶対に償ってもらう』
と、思うのは当然です
その犯人を死刑でもしてくれなければやるせない
例えば身内が殺人に巻き込まれた遺族は、当事者のみならず誰が見ても
『その犯人を死刑でもしてくれなければ、やるせない』
という感情が出てきます
確かに不倫は殺人ではありませんが、考えようによっては
`生き地獄`
でしかない
それは被害者でしかわからない思いです
その思いをしっかりぶつける事は、今後の人生に大きな意味がある
私の苦しみをこのまま知らん顔なんてさせない
そのぶつける先が、ブス女と自分が信じていた夫でさえもです
いや、信じていた夫だからこそ
『私の苦しみをこのまま知らん顔なんてさせない』
という怨念が出てくるのが普通です
もちろん、
『そういう感情を出すのは苦手だしましてや愛している夫に出せば嫌われる』
と、思いを止めるのも自分が決める事です
しかし、そういう思いがあるにもかかわらず
『出さないのは苦しい、出せないのは耐えられない』
と、一人悶々としているのであれば考えなければいけない
怒りの開放のスイッチを入れなければいけない
何のための人生なのか、という思いが無ければいけない
これが、意味のある苦しみなら耐える事もできるかもしれません
しかし、自分が怒りを押し殺しても当の夫は悪びれる事なくブス女と乳繰り合い
を続けているのです
そこに
『私が舐められいるだけなんだ』
という怒りの開放のスイッチを入れなければいけないのです
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