不倫夫に謝るのはうっかり八兵衛や使えない刑事が悪人に騙されるのと同じ

勧善懲悪

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、私がいろいろな事をアドバイスするわけですが
その中では、相談者がすぐにはよくわからない事も多々あります

 

私は何をすれば夫が不倫をやめてくれるのだろうか

 

 

もちろんそれは当然の事で

 

  • 『夫にはどうすればいいのだろうか』
  • 『修復したいけど、できるだろうか』
  • 『夫婦を元に戻せるのだろうか』
  • 『私は何をすれば夫が不倫をやめてくれるのだろうか』
  • 『夫はこんな事をする人ではない、もっとちゃんとしているのに』

 

 

というように、あっちこっちに散らかった思考になっています

 

しかし、その一つ一つはそもそも大きな勘違いがあります

 

当然の事ながら不倫は憎むべき事象

 

 

どういう勘違いかといいますと、

 

‘不倫の捉え方‘

 

です

 

そもそも、当然ですが不倫は憎むべき事象です

 

それを夫とブス女が起こしているのです

 

自分が信じて疑わない夫が、一番やって欲しくない事をやっているというギャップに
思考が混乱してしまいます

 

夫の今までのイメージが不倫の悪の本質を薄めている

 

 

そうなると、その夫の今までのイメージがどうしても

 

‘不倫の悪の本質‘

 

を薄めてしまいます

 

不倫がなぜ悪い事なのかと言えば、多くの人に不安や心配や迷惑を及ぼしている事です

 

それを、当事者のバカ二人は

 

  • 『俺たち何も悪くない、悪いのは妻だ』
  • 『別に俺たちが良ければいい』
  • 『私たちは誰にも迷惑をかけていない』

 

と、本当にふざけた事を言っているのです

 

 

自分たちの基準で黒を白と言い張る不倫バカ二人

 

 

このバカ二人にわかっていても、自分たちの基準で

 

`黒を白`

 

と言い張るのです

 

要は

 

`悪人の理屈`

 

でしかありません

 

俺を信じてくれと言い逃れするのが悪人

 

 

何かの容疑で捕まった容疑者は

 

  • 『俺は金なんて取っていない、何かの間違いだ』
  • 『俺たちに何の罪があるんだ、証拠はあるのか』
  • 『俺の言っている事は本当だ、信じてくれ』

 

と言い逃れします

 

それを聞いた新米刑事が

 

  • 『そうなんだ、悪かった』
  • 『こちらの早とちりだった、すぐに釈放する』
  • 『こいつらじゃない、犯人は他にいる』

 

と、騙されては何もならない

 

うっかり八兵衛が悪人のウソの涙にコロッと騙されている

 

 

時代劇で言えば、水戸黄門のうっかり八兵衛が悪人のウソの涙にコロッと騙されて

 

『黄門様、こいつら悪人じゃありません』

 

と、一人バカな事を言っているようなものです

 

それを

『そんなはずはない、こいつらは怪しい』

 

と八兵衛の勇み足を疑うのが、黄門様です

 

カウンセリングでは正義を意識してもらう例え話を用いる

 

 

それもこれも、

 

`悪人の心理`

 

を読み切れていないからです

 

それでいいはずがありません

 

そのために、カウンセリングでは正義を意識してもらう例え話を用いるのです

 

しかし、多くの事が夫婦の関係性の維持にとらわれてしまっているのです

 

刑事ドラマや時代劇のように勧善懲悪を期す

 

 

そこにカウンセリングで、

 

  • 『夫に翻弄されていてはいけない、とにかく悪い事を起こしているのです』
  • 『夫の前に悪事を働くオッサン、知らない女ではなく許してはいけないブス女』
  • 『今すべきはこの犯罪に立ち向かう事、夫婦はその後どうにでもなる』

 

というように、取っ散らかっている頭の中で

 

‘刑事ドラマ‘
‘時代劇‘

 

のように、勧善懲悪を期してもらうのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。