不倫相手を訴える!慰謝料請求の準備や費用、重要な注意点を解説

不倫相手を訴える

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者に接していますが、その不倫に業を煮やしていろいろと
バカ二人に対処をしなければ気が済まないという方も出てきます

 

もちろん、それは誰もがすぐにそう思うっわけではありません

 

いろいろと悩み悩み抜いた中で

 

『このままでは不倫は終わらない』
『私の苦痛を少しでも晴らしたい』
『このままでは気が晴れない』

 

というような思いの中で決意する事です

 

その中で、起こす行動の一つに

 

‘慰謝料請求‘

 

という手段があります

 

不倫相手を訴えるための流れ

 

 

不倫が発覚した時の初動

 

 

夫の不倫が発覚すると、そこから考える事はまずは

 

『どうにか不倫やめてほしい』

 

という事です

 

そういう時に、勇気を持って夫に直接訴えかける事もあります

 

しかし、その思いは空しくも達成されないまま、裏切られる事は少なくありません

 

夫の逆ギレやウソ、シラ切りに遭ってしまうわけです

 

妻としては、その現実に

 

『私が悪かったのかも』

 

という、自責の念が出てしまします

 

しかし、そんな事を考える必要はなく、とにかく悪いのは夫と陰に隠れるブス女でしか
ありません

 

 

不倫が発覚すると苦しいですが、すぐに夫を詰めないで自分の気持ちを落ち着ける事が
大事です

 

まずは、そういう不倫に対してしっかりと暴くとか、負けないという気持ちを持つ事が
大事です

 

不倫の実態を掴む

 

 

夫の不倫が発覚するといろいろ悩むわけですが、不倫相手に慰謝料を請求しようといきなり
思う方は少ないわけです

 

しかし、そこから実態を知れば知るほど

 

『私がじっとしていてはまずい事になる』
『とにかく証拠を掴む事が先』
『証拠があれば、何かの時に自分を守る事になる』

 

というように、実態を掴む事が頭に出てきます

 

そして、いざ実際にその証拠を掴めば掴むほど

 

『私には慰謝料請求をする権利がある、しないなんてあり得ない』

 

という思いが強く出てくる時が来ます

 

慰謝料請求という、

 

『私は被害者で、間違ってはいない』

 

という証明の方法なのです

 

 

慰謝料請求の不法行為に該当する事が必要

 

 

訴える場所は地方裁判所が一般的ですが、慰謝料請求できる条件について解説します

 

まず、不倫の慰謝料請求は刑事事件ではなく民事事件の範疇です

 

刑事事件とは暴行とか傷害などの、肉体的に傷つけられるような事件です

 

不倫は被害者が肉体的に傷を負っているわけではありませんが、それと同等かそれ
以上の心の傷を負う事件です

 

ですから、不倫という不法行為を体の傷で証明できるものではありませんから、他の
もので証明するのわけです

 

 

請求を起こすためには、その苦痛を受けている原告が苦痛の元を証拠として提出する
必要があります

 

要は

 

‘不貞証拠‘

 

と呼ばれるもので、誰が見ても

 

『この二人、不倫している』
『当事者を特定できる』
『この日この時間の事』

 

などがハッキリわかる証拠です

 

不倫は法律用語で

 

‘共同不法行為‘

 

と呼ばれ、この不法行為に該当する証拠を出す必要があるのです

不倫相手の氏名と住所

 

相手を訴える場合には、証拠もそうですが郵便でブス女に訴状を送るので、ブス女の
氏名と住所を把握する必要があります

 

不倫の証拠を掴む中で、名前や住所も判明する事も少なくありません

 

社内不倫とか元カノであれば、比較的ブス女の素性はわかりやすいわけです

 

しかし、場合によっては出会い系ですとか、飲み屋の女ですとなかなかわからない
ケースもあります

 

そういう時には、夫のスマホの中を覗いたり、持ち物から想定してブス女のSNSや
やり取りをゲットして、少しずつ氏名や住所に辿り着ける事は少なくありません

 

もしすぐにわからなくても、何かしらの情報からデータ調査の会社に依頼して
氏名や住所が判明するケースもあります

 

*データ調査会社は継続的にカウンセリングを行っている方に紹介しています

 

 

地方裁判所に訴訟を提起する

 

 

では、不倫相手を訴えるには、具体的にどうすればいいのかという事です

 

そもそも不倫に対する慰謝料請求というのは、

 

‘精神的苦痛の代償‘

 

を求めるという事です

 

それは全国各地にある、地方裁判所に訴状を提起するという事です

 

 

訴訟にかかる費用

 

 

場合によっては、家庭裁判所での

 

慰謝料請求調停

 

とか低額の慰謝料であれば簡易裁判所での

 

民事訴訟

 

による訴訟も起こせます

 

しかし、調停の参加は任意ですから、相手が来ない事も考えられます

 

また、民事訴訟というのは140万円以下の訴訟ですから、正直

 

『こんな金額では納得できない』
『探偵費用いくらかかったと思っているの』
『こんな金額では、意味がない』

 

という方も少なくありません

 

地方裁判所であれば、少なくとも被告か被告代理人が出廷しなければいけませんし
求める慰謝料の金額も上限はありません

 

慰謝料請求は求める金額によって、訴訟に張り付ける印紙代が変わってきますし、
裁判所というのは、土日祝日や年末年始や夏季休暇もありますので、かかる費用
や時期を考える事も大事です

 

そして、裁判を起こすのに必要な

 

訴訟費用

 

は慰謝料の金額によりますが、数万円分の収入印紙を訴状に貼る事になります

 

また、その他に書類を送るための郵便代等がかかります

 

 

不倫相手を訴えた後はどうなるのか

 

 

このように決意をして不倫相手を訴えた場合に、その後はどうなるのでしょうか

 

裁判は提起すると、判決が出るまで1年くらいかかってもおかしくありません

 

それを聞くと

 

『そんなに長いの』
『私には裁判に割く時間はない』
『精神的に参ってしまいそう』

 

と、思う方もいます

 

しかし、実際には始めるとしょっちゅう裁判所に呼ばれるわけではありませんし、
慣れも出てきます

 

また、裁判に提出する書類の元は

 

‘事実の羅列‘

 

ですから、難しい事を書くわけではありません

 

私の数多くの相談者も裁判を提起していますが、

 

『だんだん楽しくなってきました』
『私もがぜんやる気が出てきました』
『いろいろな事を学べてむしろうれしいです』

 

という位の心境になってきます

 

それも、

 

‘自分の納得‘

 

を作るためという目的意識が明確だからこそです

 

そして、その裁判が進んでいきますと、殆どの場合に裁判官が原告と被告の言い分を
ある程度聞いた上で

 

‘和解‘

 

を勧めてきます

 

和解というのは、判決のような勝ち負けではなく、

 

「判決よりも慰謝料の金額は上乗せする事を条件に、裁判を終わらせましょう』

 

という、いわば玉虫色の着地点です

 

それを選ぶかどうかは原告も被告も選択権はありますが、両者が和解を選ばなければ
判決に移行する事になります

 

ただ、原告からすると正直上乗せする金額も数十万ですし、勝ち負けを付けない
ので、釈然としない終わり方にもなります

 

判決まで行きますと、状況に応じて当事者の証人尋問を行い、その上で判決文を
渡されます

 

証人尋問というのは、よく刑事ドラマで法廷で原告と被告が弁護士や裁判官に質問
される場面が出てきますが、まさに

 

‘不明点を明確にする‘

 

ための場です

 

原告や不倫相手だけでなく、時には夫も出廷する事もありますが、それも全て、
裁判官が認めた人間が証人尋問の対象になるわけです

 

そういう、尋問での答弁を反映した裁判官の判決が出るわけですから、原告と
しては、非常に意味がある

 

‘唯一無二‘

 

の評価文書になるのです

 

そういう意味では、和解では

 

‘多少の上乗せの慰謝料と時間の節約‘

 

を得る事になります

 

また判決を選ぶと

 

‘慰謝料+判決文という公文書‘

 

を手にする事になります

 

もちろん、その判決内容に不満がある事もあります

 

その時には、高等裁判所への控訴という権利があります

 

判決が出てから2週間以内に、その控訴状を出す事で高等裁判所にその訴訟が移行
するわけです

 

高等裁判所では、裁判官が3名に増えてより多角的にこの事件について判決を出す
事になります

 

ただ、地方裁判所の一審の内容よりも有利になるとは限りません

 

しかし、控訴するという事はそれなりに納得のいかない判決内容という事です

 

そのリスクを負ってでも、

 

『私は納得する判決を出してもらう』

 

という信念があるのです

 

 

不倫相手を訴えるための具体的準備

 

 

上記のように、不倫相手を訴えるための流れを書きました

 

では、実際に訴えるための準備について解説します

 

不倫の証拠を掴む信念を持つ

 

まずは、この不倫の証拠を掴む事はどの相談者も考えるわけです

 

いつどこでどのように、どんなブス女と不倫しているのかという実態です

 

その証拠を掴むためには、相応のエネルギーや時間、場合によってはお金も必要に
なってきます

 

しかし、シラを切られてこのままズルズルと不倫を続けられるのは絶対に嫌なのは
当然の事です

 

そこに、どの相談者も必死になって探すわけです

 

そこにまずは、取るまであきらめないという信念が必要です

 

不倫の証拠の掴み方

 

とは言っても、どうやって証拠を押さえるのかという事になります

 

1. 夫の言動をメモや録音する

 

罪悪感の小さい夫の言動というのは、その場しのぎが多いわけで、その時その時の
言葉にうまく騙されたり、ごまかされたりしがちです

 

後で振り返ってみると、

 

『また適当にごまかされていた、悔しい』

 

というのもよくあるケースです

 

その時はよくわからないのですが、夫の言葉をメモをして読み返したり、レコーダーで
録音して聞きなおしてみると、

 

『この前と説明を変えている』
『話をすり替えている』
『言っている事とやっている事が違う』

 

という事も出てきます

 

何かと言い訳を重ねたり、適当に言っている夫の言葉をその場限りにしないように
する事が大事なのです

 

そういう矛盾を把握しておく事で、夫の言葉を鵜呑みにしなくなります

 

ただ、そこですぐに問い詰めようとせず、傾向を練っておく事が大事です

 

 

2.夫の行動を把握する

 

 

罪悪感の小さい夫を家のリビングで見ているだけでは、やはりよくわからないのです

 

結局は外で何をしているのかという事になりますし、真実はそこにあるわけです

 

夫のカバンや財布などを探る事も、大きな手掛かりになります

 

その中からブス女の手紙やメモや写真やプレゼント、食事のレシートやラブホテルの
カードや避妊具が出てくる事もあります

 

もちろん、出てきたものはすぐに写メを撮ってバックアップも取りじっくりと見れる
ようにしておく事も必要です

 

手紙の内容やいつどこで会っているかが推測できると、ブス女の素性や夫の行動予定
等把握に繋がります

 

またスマホの中には、妻の知らない情報が数多く眠っています

 

もちろん、警戒心の強い夫であればパスワードがかかていますから、それを解読する
ためにも、様々な事をする必要があります

 

夫が家でスマホをよく使う位置の後ろから、気付かれないように見たり、カメラを設置
して解読する方ももいます

 

たまたまスマホを開いて寝落ちしている間に、自分の指紋認証を登録する方もいます

 

いろいろ勇気と知恵を使って夫のスマホを覗けるようになれば、かなり状況が掴める事
は想像に難しくありません

 

また、車で出かける夫であれば、GPSを購入して装着する事も有効です

 

私の相談者も、設置する場所やタイミングなどもカウンセリングで一緒に考えながら
しっかりと行動把握をしている方は数多くいます

 

探偵への依頼は焦らない

 

 

上記のように、夫の行動を掴んで来ると不倫の証拠を掴みたいという思いになる
のです

 

そして、どうするかと言うとすぐに証拠が欲しいと探偵に調査依頼する方もいます

 

もちろん、それで不倫の証拠もすんなりと撮れたら依頼した意味があります

 

しかし、何もよくわからないまま、探偵の耳障りのいいキャッチコピーにつられて
説明を受けて依頼すると、中にはボッタくりの探偵もあるのです

 

数百万円も払わせられて、それで確固たる証拠が撮れないというケースも数多く
見てきました

 

そういうボッタくり探偵にとっては、証拠をはやる依頼者は

 

‘ネギかも‘

 

の客になってしまいます

 

焦ってしまうと夫だけではなく、探偵の事でもショックを受けてしまって不倫の対処
どころではなくなります

 

とにかく作戦を立てる事が大事で、冷静になって動くと一人で証拠に辿り着くケースも
少なくありません

 

仮に探偵に依頼するにしても、カウンセリングの中で安心できる探偵をご紹介したり
探偵への交渉術をアドバイスしています

 

 

具体的な不貞証拠とは

 

では、具体的な証拠のイメージを解説します

 

1.ラブホテルの出入り

 

例えば、ある時ラブホテルに入って出てきて、二人の顔もわかる証拠です

 

ラブホテルというのは、肉体関係を結ぶための場所とみなされます

 

仮にこの証拠で、不倫相手が

 

『仕事の相談をしていた』
『ゲームをしていた』
『体調が悪くなって、休んでいた』

 

という言い訳をしても認められる事はまずあり得ません

 

そういう場所に二人で滞在していた事自体、証拠になるという見解です

 

2.不倫相手の部屋への出入り

 

もちろん、そういうものが確実になくても、ブス女の部屋に夫数時間滞在した写真
等もかなり強い証拠になります

 

ラブホテルではありませんが、ブス女の部屋という事は一人暮らしである可能性が
高いですし、そもそもそこに何しに行くのかという事です

 

ただし、その滞在時間が10分程度とか、一回きりであれば弱い事もあります

 

そういう場合には、日を変えて何回も訪れている証拠を押さえる事が大事です

 

また、部屋に二人で出入りしていなくても、灯りのついている部屋に夫が入っていった
とか出てくる時も夫の後で数時間後にブス女が出てきたのであれば、証拠になる可能性
が高いのです

 

3.カーセックスの音声

 

また、どこかのホテルや部屋を使わずに毎回カーセックスだけの不倫も発生します

 

そうなると、なかなか証拠を掴むのは難しいという事になります

 

しかし私の相談者でも、夫の車やカバンにレコーダーを忍ばせて、そこから事の
最中の音声で証拠にしている方もいます

 

人間の声も声紋鑑定で個人の特定ができるわけで、しかもお互い名前を呼び合って
いたり、二人しか知り得ない会話であればなおさら証拠として採用される可能性が
高いのです

 

4.宿泊先の領収証や宿泊証明書

 

よく夫が仕事と偽って、ブス女との不倫旅行に行くケースは少なくありません

 

そういう時には、その宿泊先がわかれば、そのホテルから領収証や二人の名前の宿泊
証明書をもらう事で、証拠になる事もあります

 

もちろん、ブス女の名前がわかっているとか、宿泊先がそれに応じるかどうかという
事もありますが、もしゲットできればかなり確度の高い証拠になります

 

5.スマホの中のハメ撮り

 

夫の中には、ブス女との接触をスマホに収めている事は少なくありません

 

そして、そこにはいわゆる

 

‘ハメ撮り‘

 

の写真や動画を入れているケースもあります

 

スマホのパスワードの解読やそれを見れる時間がある事が条件になりますが、それを
突破できて二人の顔が判明できる映像があれば、文句なく証拠になるのです

 

6.夫の自白の念書

 

ケースによっては、不倫が終わってもうブス女とは接触する事はない段階で知る
事もあります

 

そうなりますと、物的証拠を取るのは難しいですし、諸々の証拠はもう夫自身も
持っていないという事もあります

 

そういう時には、粘り強く

 

‘夫の念書‘

 

を取り付ける事で証拠になる事もあります

 

いつどこで何回位関係を持ったのかを、ブス女の名前なども書かせて

 

『心より謝罪します、もう二度とこのような事は起こしません』

 

という念書です

 

もちろん、これは夫が正直に書くには

 

‘書く方のメリットが大きい‘

 

と思わせる準備が必要です

 

子供に会えなくなるとか、別居や離婚を決意するなど、白状しないままでは孤独に
なってしまうという事を想像させた時に、書く可能性が高くなるのです

 

このように、訴えるためには不法行為を立証する証拠を手にする事が条件になる
わけですが、最初から持っている人は少ないわけですから、地道に集めるという
粘り強さが大事になってきます

 

また刑事事件と違って、民事ですから証拠の確実性というのは、裁判官の推定の
範疇で請求を認める事は珍しくありませんから、100%確実な証拠を持っていなく
ても、勝つ見込みはあるのです

 

 

訴状や準備書面を作る

 

そして、確固たる証拠を手にできれば、訴訟を起こせる条件が整った事になります

 

そうなると、次には訴状や準備書面の作成になります

 

多くの人は訴訟なんてやった事がないわけですから、弁護士に依頼する事を考える
ケースも多いわけです

 

しかし、弁護士を依頼する事には、メリットデメリットがあります

 

1.弁護士に依頼するケース

 

訴状や準備書面を作るのを、弁護士がいれば安心というメリットもあります

 

しかし、今時の不倫ブス女は、常習犯という事も珍しくありません

 

妻側からの弁護士を使っての内容証明も、想定内だったりします

 

そうなると、ブス女も夫に

 

『どうしよう、奥さんから訴えられた』

 

と、すぐに連絡して夫に弁護士を準備させる流れになります

 

そうなると、弁護士同士の話の方がブス女にとっては、誰に知られる事もない
ですし、アホな夫を護衛に付けていて金銭的な支払のリスクも低くなるわけです
から、まさに

 

‘痛くもかゆくもない‘

 

という状態になるのですケースも珍しくありません

 

と言いますが、むしろ弁護士を使っってもらった方がブス女は何も表に出る事がない
状況になって正直楽になるのです

 

また、弁護士費用についても、着手金と成功報酬と事務手料等で合わせて50~70万
位かかってもおかしくありませんから、取れる慰謝料の金額に比べて経済的負担が
大きいわけです

 

もちろん、弁護士を使って慰謝料請求をする事は意味がないとは言いません

 

ブス女によっては、それが痛手になるケースもあります

 

例えば既婚者だったり、実家に住んでいるケースであれば、届いた内容証明を夫や
家族が見る可能性もあります

 

そうなれば、状況は変わってくる事もあります

 

しかし、そもそもブス女は自分の夫や家族にも、今までも騙し続けて不倫をして
いる事を考えれば、それを目にしても正直言い逃れしたり、うまくごまか術を
持っているのです

 

 

自分で慰謝料請求をするケース

 

そういう意味でも、法的手段をとるというのは、何も弁護士を使う必要はないのです

 

 

そういう状況に、私の相談者には、ブス女に

 

‘直接対決‘

 

という事を一つの選択肢として、お話しします

 

慰謝料請求に、弁護士を使わなければいけないなんて決まりは無いのです

 

そして、そういうブス女との会話をする事で、訴状や準備書面に自信を持って
書く内容が増える事になります

 

もちろん、その書き方については今の時代ネットで説明している情報はいくら
でもありますし、カウンセリングの中でアドバイスをするので、相談者の方も

 

『自分の言いたい事を自由に書ける』

 

という思いにもつながります

 

 

不倫相手の言い分への対処

 

 

1.争点を変えようとする

 

訴えている不倫相手も、訴訟になると弁護士を付けていろいろと反論してきます

 

もちろん、ある事ない事と言いますか、

 

‘ない事ない事‘

 

を並べてきます

 

『私は嫌と言っていたが、強引に不倫に引きずり込まれた』
『奥さんが私を脅してきた』
『何度もやめようと言ってきたけど、離婚するからと言われて』

 

等と、とにかく自己保身を並べてきます

 

その言い分の真意は

 

‘矛先をかわす‘

 

という意図が多分にあります

 

裁判には争点と言って、

 

‘何について争うのか‘

 

という、目的が明確になっている必要があります

 

普通に考えると、

 

‘不倫があったかどうか‘
‘不倫の悪質性‘

 

等が争点になります

 

しかし、不倫をしている側はその争点に持ち込まれると徹底的に負ける事はわかって
いますから、争点に関係ない事を並べてきます

 

それに感情的になってこちらが言い返すと、本来の争点からどんどん離れてしまいます
ので、そういう内容はスルーして証明しなければいけない事を記述するのです

 

2.証拠を出すのを焦らない

 

また、被告側からするとなるべく

 

‘罪を軽くしたい‘

 

というのが本音です

 

そうなると、真実よりも悪意が軽いような事を入れ込んできます

 

例えば、

 

『不倫が始まったのは、昨年の10月だったと思う』
『関係を持ったのは2回だけ』

 

というように、時期とか回数を実際よりも手前にとか少なく言ってきます

 

そういう時に持っている証拠を先に出すと、それに合わせて言ってきますから、
なるべく

 

‘後出し‘

 

する事で、不倫相手にウソをつかせる事も必要です

 

それによって、裁判官の心象も悪くなるのです

 

 

3.感情論を入れない

 

訴訟になると、どうしても不倫相手の愚行にはいろいろと言いたくなる事が出てくる
わけです

 

例えば、直接対決でもアホな事を言ったり、態度を出してきた記憶がありますから
そういう事も書きたくなります

 

しかし、それは正直裁判の中ではいい方に働くとは限りません

 

裁判では、事実に基づいて判断する

 

‘証拠主義‘

 

という考えがあります

 

読んで字の如く、何よりも証拠を優先するわけです

 

もちろん、全く感情論を受け入れないわけではありませんが、それに重きを置いて
書面を書いてしまうと、せっかく圧倒的に勝てる裁判もミソが付く結果になる事も
あります

 

訴えが認められたらどうなるか

 

 

その後、判決まで進んで勝訴になった場合には、原告被告共に控訴しなければ
判決文の通りに、慰謝料請求を被告が払う事になります

 

被告のブス女に弁護士がついていれば、その弁護士を通じて振込口座などを伝えて着金
を待つわけです

 

仮に万が一、払わないような状況になった場合には、ブス女に対して強制執行を求める
事になります

 

例えば、ブス女の勤務先の会社に給与の差し押さえを通達する事になりますから、かなり
嫌がるわけですが、払わない場合であれば当然の事です

 

また、ブス女に資力がない場合にはブス女の弁護士を通じて分割払い等をさせる事にも
なります

 

弁護士もブス女から受任されているわけですから、敗訴した場合にそういう事をしっかり
やらなければ、裁判所からも評判の悪い弁護士として風評が流れる事になります

 

不倫相手を訴える際の注意点

 

 

このように、不倫相手を訴える際にはいろいろな事を準備しながら起こす事になります

 

その際に、何に注意すべきなのかを解説します

 

訴える事は当然の権利

 

 

そもそも不倫相手を訴えるというのは、どこかに引け目を感じているケースがあります

 

『訴えると、もう夫婦は元に戻れないのでは』
『相手は憎いけど、夫とはまた頑張って夫婦をやりたい』
『私が訴えれば、夫は必ず逆ギレする』

 

というように、訴えた後の事にブレーキがかかっているのです

 

しかし、いつまでもそこに留まっていると自分自身が弱ってしまいます

 

なぜなら状況に対して受け身ですから、常にストレスが溜まるわけです

 

そうならないためにも、

 

『私は被害者、しっかりと加害者に償いをさせる』

 

という意識をしっかりと持つ事が重要です

 

夫の不倫というものはなかなか人に言えない事ですから、どうしても孤独になってしまい
苦しい状況を生み出します

 

しかし、悪事が起こっているのは間違いないわけで、しかもその加害者の一人が夫という
状況です

 

そこに、いつまでも黙っていると2対1のハンディを背負わされてしまいます

 

しっかりと被害者としての権利を行使する事で、自分の中の納得も生まれます

 

訴える目的を明確にする

 

 

不倫相手を訴えるにあたって、その目的というものは非常に重要です

 

これがずれてしまうと、

 

『裁判でプレッシャーをかけると、二人が別れてくれるかも』

 

という、見当違いな事を目的にしてしまいます

 

なぜなら、裁判を起こした事で不倫している二人が結果的に別れる事もあります

 

しかし、それはあくまでも

 

‘偶然の産物‘

 

でしかありません

 

もっと言えば、訴えたぐらいで不倫を解消する方が少ない位の世の中です

 

裁判で慰謝料請求をするのは、過去に受けている精神的苦痛の代償を求めるという事に
他なりません

 

代償というのは、日本の法律ではお金です

 

訴えるという事は、加害者からお金をいくら取るかという事が主な役割です

 

もちろん、それだけではありません

 

世の中で起こっている悪事に、司法がどう評価するのかを聞きたいという事もありますし
法廷で不倫当事者を詰める自分を、多くの人に見てもらいたいという方もいます

 

また、自分を応援してくれている人のためにも、

 

『納得するまで戦う』

 

という使命感もあるはずです

 

そこに、自分がどうしようもできない不倫関係をどうにかしたいという事を目的に
すると自分が余計に苦しくなるのです

 

そういう意味でも、しっかりと訴える目的を明確にする事で、何のために訴えている
のかという根幹が揺らがなくなるのです

 

 

不倫相手だけなのか夫も含めるのか

 

 

訴える際には、その対象者はブス女だけではありません

 

不倫は共同不法行為ですから、もちろん夫も加害者で訴える相手としても認められる
わけです

 

私の相談者でも、以前よりも夫とブス女2名を被告にするというケースが増えています

 

ブス女だけでも構いませんが、やはり起こっている事は夫も同罪です

 

『自分の夫を訴えるのは気が引ける』
『夫とは争いたくない』

 

という心理もよくわかります

 

しかし、不倫は一番妻が嫌がる事でもあります

 

それをわかってやっている夫に、苦痛の代償をもとめないというのは納得がいかない
というのも考え方です

 

例えばブス女だけを訴えるにしても、それほどブス女と妻が会話をし足り接触をして
いるわけではありません

 

そうなると裁判の書類に書く事は、ブス女についてよりも夫の辛辣な会話や行動等
にかなり分量を割く事になりがちです

 

そうなると、

 

『誰を訴えているのかよくわからなくなる』

 

という事も出てきます

 

そういう意味でも、訴える相手はブス女だけなのか、それとも二人を訴えるのかと
いう事もしっかりと考える必要があります

 

 

訴える際に離婚をセットにするのか

 

 

ブス女と夫をセットにして訴えるのかという事もありますが、もう一つ離婚をセット
に訴えるのかという事も考えなければいけない一つです

 

もし、離婚をセットにするのであれば、普通は夫も被告にする事になります

 

離婚はしないで慰謝料請求をする事もできますが、弁護士がよく言うように

 

『離婚をセットにした方が慰謝料の金額が増えますよ』

 

という理屈があります

 

とは言っても、どれだけ増えるかと言えば離婚しないケースで70~200万円の所が
セットにする事で、200~400万円のイメージですから、数百万円の差です

 

これが1000万円単位で変わってくるのであれば、そこそこ違うと感じるかもしれません

 

しかし、正直数百万円の差です

 

1年の生活費にもならない金額と思えば、それほど差があるわけではありません

 

弁護士が離婚をセットにするかを最初に相談した時に聞いてくるのは、慰謝料の金額が
変わってくるというのは建前で、自分たちの成功報酬を増やしたいのが本音です

 

なぜなら、弁護士の成功報酬は

 

‘慰謝料の〇〇%‘

 

で取るので、分母の慰謝料が増えた方がうれしいのです

 

 

弁護士を使うのか使わないのか

 

 

訴訟を起こすとなると、先述のように弁護士を使って訴えるのか、それとも

 

‘本人訴訟‘

 

と言って、自分で全て手続きをするのかを選ぶ必要があります

 

世界を見渡すと、

 

‘弁護士強制主義‘

 

と言って、ドイツやオーストリアのように訴訟を起こすのに必ず弁護士を付けなければ
いけない国もあります

 

しかし、日本は本人訴訟ができる国です

 

弁護士費用が高いという事で、付けなくも可能にしている日本の司法ですから、自分で
訴える事は珍しくありません

 

実際、令和2年の地方裁判所での訴訟の50%以上が本人訴訟で行われています

 

参考

法廷百景 本人訴訟 | その他|事務所報|徳永・松崎・斉藤法律事務所 (tms-law.jp)

 

 また、弁護士費用もさることながら、私の相談者でも弁護士との相性が合わないとか、
いざ着手金を払うと、丁寧な態度がいきなりおざなりな対応に変わる事も少なくない
のです

 

 その中では、弁護士を解任して本人訴訟に切り替える方も出てきます

 

 その方が自分の納得する書面や進め方ができるという、大きなメリットもあるのです

 

 このように、弁護士を付けるメリットデメリットを、しっかりと考えておく事も非常に
重要です

 

裁判が終わった後に考えるべき事

 

このように、不倫相手を訴えて裁判に勝った後に考えるべき事は何か

 

もちろん、一つは慰謝料を払わせるという目的を達成したわけですから、安堵もあれば
ある程度の納得もあるはずです

 

しかし、それで人生がそのままいい方に向くわけではありません

 

一つのけじめを付けただけ

 

裁判というのは、負った傷をお金で埋めるという作業でしかありません

 

しかも、お金という人工物で気持ちが癒えるのかと言えば、そうではありません

 

また、不倫が終わるとは限らないわけですから、あくまでも裁判というものは

 

一つのけじめ‘

 

を付けただけという捉え方をすべきです

 

そのまま放置していては、もっとひどくなっているところに

 

『世の中にもこの悪事を知ってもらう』
『自分を応援してくれる人のために戦う』

 

という決意をして、その結果をもらったという事です

 

夫婦をどう考えるのか

 

 

不倫相手を訴える事で、様々な変化が夫婦にも起こります

 

場合によっては別居を始めるアホな夫もいますし、同居しながらブス女とまだ切れずに
水面下で続けるバカな夫もいます

 

そういう夫を見て、

 

『こんな男に振り回されていたんだ』

 

という位に、見下げる自分が出てきてもおかしくありません

 

 

そこには、かつてのすがったり追いかける自分ではなく、毅然としている自分がいる
はずです

 

では、その夫と離婚を選ぶのかというと、それはまた別モノです

 

なぜなら、訴えた事で自分が強くなっているのです

 

強くなると、

 

『離婚するかしないかは私のタイミング私の条件で決める事』

 

という信念が出てきます

 

夫婦の主導権を握る意識

 

不倫相手を訴える前は、

 

『こんな事をしたら、夫に逆ギレされる』
『もう夫婦の修復は無理かも』
『夫に嫌われたら生きていけない』

 

という位に、

 

夫あっての自分‘

 

だったはずです

 

しかし、そこから裁判でブス女と夫が見せるアホさやくだらない文面に

 

『ビビっていた自分がバカらしい』

 

と、意識が180度変わるのです

 

そこから

 

夫婦の主導権を握る‘

 

自分が出てくるのです

 

まとめ

 

 

不倫相手を訴えるという事は、非常にエネルギーを使う事です

 

しかし、それをやっている人は世の中数多く存在します

 

なぜなら、心の中にある怒りや憎しみがいつまでも消えないからです

 

その矛先はブス女岳ではなく、夫にも出てくるのは不思議な事ではありません

 

不倫はブス女だけでは成立するわけもなく、自分の夫がブス女の相方として加わって
いる悪事です

 

家庭を守るべき夫が、ブス女と共に家庭を壊しているのです

 

そこに訴えるというパワーが出てくるのです

 

自分が被害者という事を認識すれば、裁判を起こす事にもためらいもなくなります

 

そして、そこから得るものは慰謝料だけではなく

 

自分のプライド‘

 

がある事に気付きます

 

難しい事だからこそ、得るものの大きさを実感してこれからの夫婦を見直す転機に
なるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。