夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、相談者の中にはブス女が
かなり年下というケースも出てきます
そういうブス女が出た時には、相談者のショックも大きいわけですが
そういう時には子供さんの力が必要になるのです
ある時の子供さんの言葉で、吹っ切れる事が多いのです
そこからしっかりとブス女にも戦って夫にも強く出た相談者です
(相談者には掲載の承諾をいただいています)
先日、ご相談者のSさんから連絡をいただきました
Sさんは、一昨年からのご相談者で長年連れ添った夫の
浮気で悩んで、もうどうしていいのかわからずご相談に
来られました
Sさんは再婚で、前夫との間にお子さんがいましたが今
の夫との間にはいませんでした
そういう意味では、恋人に近い感覚で夫婦を続けていた
矢先の浮気でした
やはり、お決まりの
‘言葉が減る‘
‘帰りが遅くなる‘
‘表情が暗い‘
など、3拍子も4拍子も揃った典型的な浮気の夫の兆候
でした
そして、Sさんは何もわからないまま夫にすがってこっち
を向いてくれるように頑張りました
しかし、読者の皆さんが想像つくように、夫は余計に冷
たい態度を続けます
そして、とうとう別居を言い出します
Sさんもなんだかよくわからずに、食い下がっていると
やはり女の影がある事に気付きました
自営業の夫は、従業員を抱えているので、その中で最近
離婚した若い女がいる事を聞いていました
そして、その女の相談にのっている事も薄々わかってい
ましたので、メールや口調からその女に入れ込んでいる
夫が想像つきました
離婚を経験しているSさんならなおさら、そういう夫の
心理は読めるのです
そして、どんどん引っ張られている夫をどうする事も出来
ずに相談に来られたのです
Sさんは自分が何をやっても心に引っかからない夫に対し
て、焦りと疲労しかない状況でした
そして、最初のセッションでも
‘私はどうすればいいのでしょう‘
‘もう苦しくて死にそうです‘
と言いながら、自分を忘れて取り乱した状態でした
もちろん、私も
‘夫が女に入れ込んでいるのは、ただ単に関係を
持ちたいからなのです、ここでSさんが自分を弱い
と思うと、もっと追いかけてしまって、女の思う
ツボです、こんなケツの青い女に振り回される夫
と、それに弱らせられている妻ではいけません‘
と言います
しかし、Sさんは頭では私の言葉はわかっていますが、
どうしても体が言う事をきかずに、涙がいつまでも止ま
りません
しかし、このままではどうしようもないので、夫が引っ
越そうとしている場所も把握しながら、大分大きくな
ってきたお子さんにも状況を話すべきというアドバイス
をします
そして、しばらくは情緒不安定なまま、何回かのセッシ
ョンを重ねました
Sさんは、当初は夫の事ばかり考えていて、眠れずに、
仕事もつかないままの状態でした
しかし、時が経つにつれて、お子さんには真実を話す事
が出来たことが、非常にプラスに働き出しました
Sさんが思っていた以上にお子さんは大人でした
そして、夫を冷静に分析しSさんの心情に寄り添ってく
れていました
Sさんは、それまでは子供さんには話せないと思ってい
たために、何もかも一人で抱え込んでいました
しかし、自分の子供がこんなにも頼もしいとは思って
もいませんでした
話をした時から、憑き物が取れたかのように、Sさんは
大分明るくなっている自分に気がつきます
もちろん、夫の浮気が終わっているわけでも何でもない
のですが、かなり客観的に夫と女を分析できる自分にな
ったのです
Sさんは、自分のお子さんの精神的な支えに今までの孤
独が本当にうその様に晴れてきました
それは、お子さんもSさんの性格をよく把握しているか
らこそ、できる協力です
そして、Sさんは仕事もしっかりとこなしながら夫と女
の関係を少しずつ情報を入れて、女は夫にただ寂しさを
紛らわすために関係を持っている事に気付きました
そして、女には直接対決をする事を決めたのです
今までなら、そんな事をしたら夫にもっと嫌われると思
っていた自分がいます
しかし、今となっては、夫の馬鹿さを冷静に見てくれる
お子さんたちの声が大きく心に響きます
すると、夫の方がなんだか哀れで惨めに見えてきはじめ
たのです
若い女に入れ込んで、わざわざマンションも借りて一緒
に住み始めたものの、結局は女の寂しさを解消するため
だけの自分です
女に飽きると女は怒って責め始めますから、徐々に疲れ
ている事がよくわかります
そして、そういう中で女に直接会って、謝罪させ慰謝料
と部屋の退去をするように約束させたのです
もちろん、女は夫にSさんが来た事を責めます
しかし、夫はSさんに形だけは逆ギレするものの、もう
それほど元気はありません
Sさんの方が明らかにパワーがあります
そして、すったもんだの上女を部屋から追い出して夫に
はその部屋を解約させたのです
そして、夫は約1年ぶりに自宅に毎日帰るようになった
のです
もちろん、それを受け入れるかどうかはSさん次第でした
しかし、Sさんにとっては、最初私に相談に来た時自分
があれほど夫が帰ってくる事を望んだ自分はどこにもい
ません
不思議なくらい、夫に執着がなく、言葉にすると
‘夫はどうでもいい‘
くらいの感覚です
Sさんは、すっかり自分の中で夫に対する執着が無くな
っている事に気付きました
もちろん、それでいいとか悪いではなく、自分の感覚と
してないわけです
しかし、それで夫婦として困っているわけでもなく、
逆に楽にすごしているので、夫が自宅に帰る事も特に
嫌とかは思わないのです
夫はSさんに対して、浮気をしている頃よりも断然気を
使うようになっています
その事がSさんには不思議です
あれだけ自分が優しくしようと思っている時は夫はむし
ろ自分をはねのけようとしている態度でした
しかし、自分がもうどうでもいい、離婚も覚悟する
くらいに腹を決めると、逆に夫は捨てられる位にこちら
に擦り寄ってくるのです
これは、私も初期の頃Sさんにはセッションで
‘夫への執着が取れたらわかります‘
‘夫婦の事は二人で考えてはいけません、一人
で考える関係です‘
と話していたので、その意味が今わかったという心持ち
です
Sさんは、自分にとって夫が絶対にいなければいけない、
いなくなったらどうなるかわからないという自分を思い
出します
それはほんの2年前の自分自身です
しかし、お子さんの協力を受けたり、自分の心を再度見
直し夫がいなければ生きていけないなんて、弱い事を考
えていた自分を捨てたのです
そして、そのまま夫との事はある距離を保ちながらしば
らく時が過ぎました
Sさんは、自分の気持ちの変化を冷静に感じています
そして、その心境をメールで綴ってくれましたので、ご
紹介します
Sです。
お変わりございませんか。
私も毎日変わりなく忙しくしております。
最近では、普段の会話の中でも、夫が浮気していた時の
話を話したり聞いたりすることが出てきました。
腹立たしく思うことがあるかと思いきや許せる気持ちに
なることもあったりします。
先日、夫とそんな話になった時に、女は今、離婚した
旦那とよりが戻り旦那が住んでる所へ行ったと聞かさ
れました。
夫と以前一緒に働いていました従業員から聞いたそう
です。
もちろんその子は夫と女の関係を知りませんが、女と
は親しくしていた子らしくその従業員がそんな話をし
ていた。
と夫から聞きました。
夫が浮気をしているようには思えませんが、万が一ま
たつながるようなことがあれば私は再び闘うことを決
めています️
月日が流れ、夫は随分 私に優しくしてくれます。
と同時に 浮気して家出までして…あの時の自分はなん
だったのか?
そしてほとんどの事を忘れてしまっている事に驚かさ
れます。
私は今でも強い気持ちを持って夫と過ごしています。
これも先生とのご縁でアドバイスいただいたおかげで
す。
今でも感謝の気持ちでいっぱいなんです。
ありがとうございます。
私の返信です
元気でしたか
やはり、気になっているとメールが来ます
どうしているのか、と思っていたところでした
夫とのことは本当に遠い過去のようですね
しかし、しっかりと戦ったSさんがいました
いや、今もです
それをずっと見てきましたからね
これからもまだまだ、夫婦の中で葛藤はあるのは当然
です
しかし、自分が昔の自分ではないと前に進めば小さな
ことになります
また、お会いしましょう
連絡くださいね
Sさんにとっては、苦しい時期を過ごしたこの2年でし
たが、その代わり、自分の自身と勇気を手にしたのです
それがこの文面から伝わってきます
同じような思いをされている方が読んで、やはり自分で
勝手に弱ってはいけない、孤独に入っては
いけないという事を知ってもらえればと思います
Sさんも、日々その気持ちで過ごしているはずです
Table of Contents
相談実例
勇気を持って、まずは無料電話・メールでご相談ください
無料相談専用電話
15分ですが、真剣にお伺いします
日月火水木金土10時~18時
カウンセリング中でつながらない時があります。
申し訳ございませんが、時間を置いてかけなおしてください
無料メール相談
できれば、状況を詳しく入れてください、2日以内に返信します
3,000字入りますが、文字数を超えるとデータが届かない可能性があります。
ワード、メモ帳などに一度保存して、コピー&ペースト入力下さい
有料相談メニュー
夫婦カウンセラーによる、人間関係改善のための具体的行動アドバイスを行います
メールマガジン
『夫婦カウンセラー木村泰之 浮気した夫の頭の中』
無料:毎日午後13時+α配信
『夫婦問題カウンセラー木村泰之男女の法則』
まぐまぐメルマガ(無料:毎週日曜日3時配信)