夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、多くの方が夫の不倫を機に
人生がガラリと変わってしまった感覚に陥ってしまいます
先日ご相談者のさんから連絡をいただきました
Iさんは約3年前に夫の浮気が発覚して最初にご相談
をいただきました
そして、夫の浮気には絶対に屈しないという思いで
アドバイスを聞いてもらいました
Iさんは、自営の夫に嫁いで、嫁姑も頑張って関係を
保ちながら、子宝にも恵まれて頑張っていました
夫も優しくて子供思いで何不自由なく幸せに暮らして
いました
その中で、ある時突然夫の浮気が起こりました
夫がいつの頃からか同業者の集まりによく顔を出す
飲み会が増え、付き合いのゴルフも増えていきました
最初はあまり気になりませんでしたが、それが徐々に
エスカレートしていき、家でも態度がそっけなくなり
本当に夫の様子がおかしいと思って、調査に踏み切る
事にしました
もちろん、夫の事を疑いたくはないのは当然ですが、
あまりにもおかしいので、調べずにいられない状況だ
ったのです
そして、思い切って調べると、やはり見知らぬ女と頻
繁に密会している事がすぐにわかりました
そして、調査の証拠を手にしたものも、これからどう
していいかわからずにご連絡をいただいたのです
Iさんは、自分の中では夫の浮気を許せないのは当然
ですが、その夫に見てみぬふりをしている義理両親に
も感情が出ています
もちろん、自営の跡継ぎですからそれはそれで大事に
する気持ちはわかりますが、不倫をしている事とは別
問題です
そういう自分がいるからこそ、しっかりと周りに流さ
れずにケジメをつけようと連絡をいただいたわけです
そして、Iさんの状況を聞けば聞くほど夫は自分勝手
にいろいろな事をやっています
その状況を聞いて、やはり女に対しての慰謝料請求は
当然すべきというアドバイスをしました
Iさんもまっすぐ生きてきた自分がいますし、子供さ
んやご両親にも自分の生き方を見せて通す事をやろう
と心に誓います
そして、女には弁護士を立てて慰謝料請求の内容証明
を送ります
そして、その結果女はもう会わないという約束をして、
一旦はケジメがつきました
その時夫は、自分の不倫を暴かれてひどい逆ギレもし
ました
しかし、Iさんはそれ位は覚悟してやっています
そして、しばらくすると夫は少しずつ家族に向き合う
姿を出すようになって来ました
Iさんは、自分の中で不倫相手の女には一旦はケジメ
をつけて、やれる事はやったという自分を作りました
それに伴って、義理両親にも強い自分を出してしっか
りと息子の悪い事は悪いというスタンスを見せました
夫はと言えば、最初はバツが悪くて家族にはシレっと
していましたが、少しずつ向き合うようになって行き
ました
そして、Iさんはカウンセラー養成の木村塾にも参加
して、自分の強さを止めないようにという意識を高め
ていきました
そういう状況が変わっていく中、夫がまた少しおかし
くなっている事に気付きました
Iさんとしては、前回と同じような行動パターンです
ので、嫌がおうにも気付きます
そして、Iさんは再び調査に踏み切って夫の事を把握
しました
すると、何と前の女とまた接触をしていたのです
その報告を受けて、さすがにIさんもどうするか考え、
連絡をいただきました
もちろん、もう会わないと約束した女に対しての怒り、
夫の情けなさなどが複雑に入り混じります
それは、一番は大事なお子さんに対して申し訳ない気
持ちが出るからなのです
Iさんは、自分の中で決意した女への慰謝料請求を提
起しました
一度は
‘すみません、もう接触しません‘
と謝ってきた女です
その言葉を信じて、その時には慰謝料請求はせずに
終わっている自分がいます
しかし、こうやってその後に何食わぬ顔をして、また
密会を始めたこの夫と女には、遠慮も情けもいらない
自分がいます
逆に
‘よくもなめた真似をしてくれたわね‘
という自分です
そして、弁護士を通じて訴訟が始まると、夫はと言え
ば、大して実力もないくせによく吠えます
Iさんには、
‘お前のせいだ‘
‘何て事をしたんだ、早く取り消せ‘
と逆ギレのオンパレードです
Iさんも最初は、予想している事でしたから、その夫に
はあまりエネルギーを取られないようにしていました
しかし、女にギャーギャー言われているのと自分の恥
ずかしい姿を妻であるIさんに捉えられている事がどう
しても過激な言動に出ています
そして、それは夫の情けなくもみすぼらしいIさんへの
抵抗です
そして、その夫の執念執に近い抵抗が出始めてIさんに
も迷いが出始めました
Iさんは女に起こした訴訟を、夫が逆ギレしてくる事は
ある程度想定していました
しかし、その夫の態度はIさんの想像を超えている所が
ありました
そして、そこからIさんはもっと夫婦を掘っていく事を
逆に決意しました
訴訟を提起して、なおかつカウンセラーの塾も参加して
それまでいろいろと、状況を連絡していたIさんですが
とにかく今は夫との関係を絶対に自分が納得するまで私
とも連絡を絶つと決めたのです
それは、私にも言わずに自分で決めた事です
逆に言えば、ここで誰かに頼ってはいけないという気
持ちと、女にも負けるわけにはいかないという
様々な思いが混在している自分がいたからこそ、再度
敢えて孤独な状態を作ったのです
そこには、夫には自分の人格をしっかりとぶつける事
も必要で、夫もそのIさんには醜い所や嫌な所を今ま
で以上に見せたはずです
そして、そのまま一年以上連絡もなく時間が過ぎたの
です
Iさんは、女への慰謝料請求を元に、夫との関係をさら
に真剣に取り組む覚悟を決めました
そのために、私にも本当に夫婦の仲が自分で納得いく
状況になるまで連絡を絶つ事を決めたのです
そして、そう決意してから一年以上経過しました
私も、Iさんがどうしているのか気になっていました
しかし、性格的にも一度決めたらそうそう決意は変え
ないという事を理解していますので、何か思いがあって
連絡がないと思っていました
そして、時間が経過した今年に入ってからIさんから
メールが来ました
そのメールをご紹介します
木村先生
ご無沙汰しております。
Iです。
一年前以来ご無沙汰しています。
お変わりありませんか?
その節は大変お世話になりありがとうございました。
昨年訴訟も終わり、私自身、女とも けじめを付け、
夫や自分とも向き合う一年を過ごしていました。
その間、連絡もせず申し訳なく思っていました。
この一年は自分自身で納得を重ねることに精一杯
でした。
ようやく気持ちも落ち着き始め、夫婦仲も良好です。
(先生に夫婦仲が良好ですと嘘なく言えるようになる
までは連絡しないと思っていました、ごめんなさい)
Sさんや他の相談者の方にも、お声をかけてもらって
いたのですが、お断りする事が多く、心苦しかった
のですが、余裕がありませんでした。
皆さんには本当に感謝しています。
先生のブログは毎日見ています。
頑張っておられる相談者様の様子もいつも陰ながら
応援しています。
これからもよろしくお願いします
Iさんは文面からわかる通り、自分の心境を吐露してく
れます
Iさんは、自分の中で本当に苦しい時間を過ごした事を
吐露してくれました
なかなか、夫婦を追い求めるとどうしても弱さを吐く
場所を作ろうとしてしまいます
その中で、Iさんは敢えて周りとの関係を一時的に遮断
して、夫婦、もしくは家族に集中する環境を作ったの
です
もちろん、女への慰謝料請求も終わらせた上です
その中で、自分ができる事、やるべき事は紛れもなく
夫との関係を新しく作る事です
一度ならず二度まで裏切った夫ですし、嫁に入って
義理両親との関係も大変な事はわかっています
しかし、ぎゃくに言えば自分の退路や逃げこむ場所を
無くして、夫の事をしっかりと捉える選択をしたわけ
です
そこに、夫もIさんの決意を感じたはずです
自分で本当に夫婦が前を向いていると感じた時に連絡
をしようと思って、その時が来たからこその
メールです
今度お会いした時には、Iさんのこの一年以上の思いを
しっかりと聞くつもりです
その中で、多くの成長をしている事がわかるはずです
目次
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日月火水木金土10時~18時
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