夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、相談者が夫の不倫に悩むと
できる事はネットサーフィンだけという事も少なくありません
その中で、2年もの間私のブログを読み続けて
「私も強くなりたい、不倫に負けたくない」
と、自分を奮い立たせてカウンセリングを受けて行動を起こした方もいます
(相談者には掲載の承諾をいただいています)
先日、ご相談者のHさんから連絡をいただきました
Hさんは私のブログを2年以上前から読まれている
方で、ずっと夫の不倫に悩んでいました
そのHさんも御多分に漏れず夫の不倫に悩んでいる
一人でした
そもそも、夫とはアルバイト先の職場が同じで、
Hさんが年上で最初は何も意識もしない関係でした
そして、Hさんがそのアルバイトをやめて、数年後に
バッタリと街中で再会して、意気投合して交際が
スタートしました
もちろん、こんな交際に発展するなんて夢にも思わず
いたHさんです
そして、その後もいろいろあった中でも、結婚に至り
ました
Hさんも頑張って真面目な夫を見守りながら、そして
自分も頑張りながら夫婦を続けました
その状況から、年数も経過して子宝にも恵まれて幸せ
な毎日を送っていました
しかし、ある時から夫が少しずつ態度がおかしくなって
来たのを感じます
毎月のお小遣いも、その時その時必要な時に渡していた
のを定額でほしいと言って来たり、子供の事はHさんに
任せて会社の飲み会と言って帰りが遅くなる日が増えて
きました
Hさんも、最初は夫の付き合いが増えるのは仕方ない事
と思っていました
Hさんは、いつの頃からか、夫がお金や飲み会に関して
前のような態度ではなく、自分の知らない所で何かが動
いているような気になりました
しかし、一生懸命働いてくれている夫の事を思いあまり
深くは考えないようにしていました
その中で、夫がある日遅くなって帰ってきた時に自分と
違う女にラインを送ってきました
その文面を見たHさんは
‘私の違和感はこれだったんだ‘
と気付きました
そして、その日に夫には問い詰めますが、夫は半分開
き直って
‘女と別れるのは難しくない、ただお前が俺に
優しくしなかったから‘
と日本全国
『不倫夫の三大言い訳』
の一つを言います
その言葉に、Hさんも優しい夫がそれほど言うのだか
ら、自分が悪かったと責める日が始まります
そして、夫の
‘女とは別れた‘
という言葉を信じて、もう夫の機嫌を取るしかないと
常に、下手に入ってしまう日々が続きます
またいつ不倫が始まるのかわからない恐怖で、Hさん
も優しさの安売りをするしかなかったのです
Hさんは、夫の開き直りの態度に、つい弱い自分が出
てきました
恋人の時や、結婚当初はどちらかといえば自分が引っ
張っている立場でした
しかし、あの時の不倫の発覚で夫をコントロールでき
ないと思って弱くなってしまい、いろいろなブログ等
をネットサーフィンをするようになりました
その時か、私のブログを発見して、メルマガと共に毎
日読むようになりました
そして、水面下で続いているケースの方が圧倒的に多
いという事も学習して、常に夫の事は観察しているH
さんでした
そしてある日夫の携帯を見ると、女とのやり取りが続
いている事を知りました
そこで、
‘やっぱり続いている、絶対にケジメをつけ
なければ‘
と、女に会う事を決意しました
夫ももう開き直りというよりも、
‘見つかってしまった‘
というショボンとした態度を出しますが、そんな事よ
りも、女の事をどうにかしなければという思いです
そして、夫にも言ってその女に会いに行きました
すると、この女はHさんの想像を超える強い態度で
出てきました
女はHさんと会っても
‘私だけが悪いわけではないですよね、ご主人
も同罪ですよね‘
と、息巻いて女に会ったHさんは、女の強気な態度に
謝罪もさせきれない思いが残ってしまいました
Hさんは、夫がうそをついて不倫を続けていた事を知
り、どうしても女に会わなければ気が済まない日々で
した
そして、夫にも言って女に直接謝罪や慰謝料を求める
ために会いました
しかし、この女も一筋縄ではいかない女です
Hさんがいつかは自分のところに来てもおかしくはな
いと想定していたはずです
自分だけ責められるのはおかしい、夫も同罪だ位の立
場をわきまえない態度で逆ギレします
Hさんとしては、素直に謝るとは思えませんでしたが
自分に嚙みついてくるとも、思っていませんでした
そして、その女の迫力に押されたままで、一回帰って
しまわざるを得ない状況でした
夫はその女との会った事もわかっているので、さすが
に反省の態度を見せていました
しかし、Hさんの心の中にはその女にはまだケジメが
ついていないどころか、絶対にまだ続けるはずという
事も想定しています
私のブログで出てくる実例などからしても、それは間
違いないという確信もありました
そして、しばらくは表面上穏やかな家族を過ごしてい
ましたが、ある日また夫が携帯を肌身離さず持つよう
になり
‘やっぱり切れていない‘
と、Hさんもパッとひらめきます
そしていろいろと持ち物も探してみると、やはりあの
女との接触があります
Hさんは、あれほど反省している態度や言葉の夫にも
ごまかされずに、絶対に女とは切れていないという
確信がありました
なぜなら、対決した時の女の嫉妬を強く感じたからです
‘こいつ絶対に別れるつもりはない‘
と本能的に感じていました
そして案の定、ほとぼりが冷めるのを待ってこの馬鹿二
人はまた密会を始めていました
それは車にレコーダーもしかけていたので、その会話も
反省の色など何もない事もわかりました
しかし、Hさんはその二人に怒りこそあれど、次にどう
立ち向かえばいいのか、さっぱりわからない自分がいま
すから、悩みます
そして、夫にはまだ会っている事をわかっていると暗に
ほのめかし、夫にはもういい加減にしろという態度には
出ました
しかし、夫は結局Hさんと女の間を行ったり来たりする
だけの情けない男です
結局、また女には携帯からもう会わないようにという連
絡をします
しかし、女はまたも強気で
‘私には関係のない話、夫婦の事をこちらに持ち
込まないでください‘
という態度です
この女に対して、どうすればいいのかHさんも悩みが尽
きず私に連絡が来ます
Hさんは、度重なる裏切りに女にも連絡を入れますが結
局は糠に杭のような態度を出して、何だか宿題がまた返
ってきたような気持になります
しかし、このままでは終われないという気持ちで2年読
んでいた私のブログと、メルマガに書かれている相談者
のようになりたいと、連絡をもらいました
いろいろとそれまでの事情を聞いても
‘このブス女には、もちろん簡単な事で済ませる
わけにはいきません、かなりの嫉妬とコンプレ
ックスを持っている女です‘
‘そうです、ただこの女は本当に強くて怖いんで
す、私がいくら言っても言う事が通じる相手で
はないのです‘
‘もちろん、一回会っている分そう感じるのは無
理もない話ですが、私の相談者はそこから戦い
ます、なぜならこのままで納得できるはずがない
という気持ちがパワーに変わるからです‘
‘私もブログで出てくる人のようにそうなりたい
んですが、なれるでしょうか‘
‘もちろんできます、ただ、絶対に諦めないとい
う気持ちが必要です、どうですか‘
‘はい、私も自分がどう変われるか自分でも期待
したいと思って先生のところに来ました‘
と言って、今までの弱い自分をホトホト嫌になってい
る事を吐露します
Hさんは私のところに来られて、ここ数年の出来事を
話し、とにかく今までの自分から脱却したいという一
心で状況の打開を望みます
その気持ちの中には、自分が人生をかけて結婚をして
いる自分がいるからです
そのHさんの気持ちを察すれば察するほど、絶対に女
に、再度接触してギャフンと言わせる行動が必要です
そんなHさんには、メル友や近隣の相談者を紹介して
いろいろな行動を起こしている他の方の実態を聞く作
業が第一です
やはり、どなたでも自分の不安や動けなかった自分の
思いを他の相談者の話を聞く事で、
‘ここから逃げてはいけないんだ‘
‘そこまでやらなければ納得しないんだ‘
という思いが自分の中にできてきます
ただ、Hさんも最初は他の相談者と話をするのを少し
ためらいました
自分は自分、人とは違うからという気持ちもあります
しかし、少し時間が経過してから
‘やっぱり他の人の話を聞いてみよう‘
という気持ちが出てきて、ご紹介してからいろいろと
相談者のやってきた事を聞いて
‘すごい、そこまでやれるんだ‘
という気持ちが出てきました
そして、複数の相談者から話を聞いて、Hさん自身も
納得を追う自分を作る気持ちが強くなります
最初のカウンセリングでお会いしてから、一月後に他
の相談者と3人で再びお会いした時には、以前のHさ
んよりも強い表情が出ています
そして、その相談者の方とも境遇が似ている事もあり
連絡を取って、お互いを励ましあってもらいます
Hさんはいろいろな相談者との交流を経て、自分の中
で気持ちが強くなっていく事を感じます
そして、近いうちに女に再度会ってリベンジをすると
いう自分を想像しています
そして、その中で対決前に私と話をして、気持ちを強
くしてもらいました
しかし、最後の最後でまだ対決にエネルギーが足りない
という自分がいました
その自分を変えたのは、ブス女と夫がHさんの水面下で
まだ連絡を取り合っていた事です
それを知ったHさんは、何もできない自分はさすがにも
う続けたくない気持ちです
その事実を知って、すぐに女に向かいます
その時は、それまでの弱い自分を振り払う事すら考えて
いません
私に
‘女には言わなければいけないのはわかってい
るけどどうしてもできない‘
と言っていた自分に飽きていました
そして、家から出てくる女をつかまえて話しをしたいと
いいます
かつて、強気に出られて中途半端に終わってしまった戦
いのリベンジです
こういう二度目の戦いをする相談者の例は少なくなく多
くの場合は、初回と打って変わって女は小さく見えます
というよりも、相談者の方が何倍も強くなっているの
です
Hさんのケースも同じでした
Hさんは、夫と不倫ブス女が直近で連絡を取り合って
いた事を知り、自分が対決するスイッチが入ります
心のどこかで、それを待っていた自分もいるのです
そして、女の家の前で声をかけて、場所を変えて話を
始めます
女のその態度からどこかで
‘いつか再び奥さんに詰められる‘
という気持ちがあった事を感じます
‘夫との事で謝罪してもらいたい‘
‘最近も連絡を取っているよね‘
‘しっかりと慰謝料も払ってもらう‘
など、自分の意思を再度伝えます
女も初回の時の勢いはなく、いろいろと心情を吐露し、
どちらかと言えばHさんに理解をしてもらいたい位の
態度です
しかし、Hさんも最近のやり取りで自分をなめていた
女には同情も何もない、むしろ気迫をぶつけます
そして、しっかりと女には謝罪もさせて、慰謝料も
払わせる約束をしました
その間は、Hさんはひるむ事なく女の態度を見ている
自分をはっきりとわかっていました
そして、女はそのHさんとの話を自分の親にもしたよ
うです
その親は結構まともな対応をしていて、女にはちゃん
と、償いをするようにと言っているようです
それも女からHさんは直接聞いたので、さすがに今回
の自分のけじめは、きっちりとやっているという感覚
があります
Hさんは、前に悔しい思いをした女との対決を再度臨
んで、今回はきっちりと女に謝罪をさせました
やってみると、自分でも本当に冷静に対応している自
分がいます
それまでは、本当に強くて自分ではどうにもできない
女としか映っていませんでした
私のブログを2年間読んで、今回こそ絶対に自分が変
わりたいという思いで動きました
そして、その思いを実現させました
そこには、大きな決意と自分を奮い立たせるものを作
って、あれだけ難しいと思っていた女との対決をやっ
たのです
そして、その後は夫との話です
その夫の態度は、どこかHさんが自分の想像を超えて
行動していると映っているのです
それくらい、自分の不倫がこれほど大きな怒りを生む
のかというのを、心の奥底で感じているはずです
Hさんにしてみれば、あれだけやめて欲しいと伝えて
それを口先だけでわかったと言っていた夫と、直接言
ってもやめなかったこのブス女に対して、当然の事を
やっただけという思いです
夫にはわからない、でもわからなくてもいいというH
さんの心理があるのです
Hさんは、不倫ブス女との対決を終えて、その後も夫
との関係を模索しています
夫はよくあるパターンで、自分の悪いところや非は棚
に上げて、Hさんを責める事しかしません
その夫の姿は、親身に話を聞いてくれている相談者の
仲間の夫とそっくりです
その話を聞いているので
‘どこのあほな夫も一緒だ‘
という思いで、たわ言を聞いているのです
その仲間も女との対決の直前までラインでいろいろと
励ましてくれました
そういう仲間の励ましを以前はあまり受け入れられな
かったのがうそのようです
Hさんは自分の勇気とともに、大事な大事な仲間を人
生の宝物として手にしたのです
それを思えば、馬鹿な夫とブス女の本当にあさましい
関係です
そこに少しずつきがついているHさんは、これからの
夫との関係に、
‘自分の納得を追うだけ‘
という自分がいます
その事が一番、大きな大きな成長をしている自分を感じ
るのです
そし、女にはもう一度慰謝料の事で会うので、その気持
ちを続けます
Hさんは、夫と女の長年にわたる不倫に対してなかなか
気持ちを強く持てなかった自分から、しっかりと戦う自
分に変わります
そして一度は女に押されてしまった自分から、再度気持
ちを、強く持って直接謝罪をさせる場を作りました
その後の夫はやさぐれ状態で、家を出て行くなどよくあ
るバカな夫の典型です
そのくせ、口だけで何もできないチキンぶりです
その中で、Hさんは不倫ブス女に慰謝料を直接払わせる
ために、会う約束をしています
しっかりと謝罪させてから、少し時間が経過しているの
で、Hさんもアドレナリンがマックスの状態から少し落
ちています
その状態では不安という事で、私に連絡が来ます
‘女に会う事になっていますけど、いろいろと
自分が押されないか不安です‘
‘Hさんが不安になる必要はないですし、とに
かく女と自分の立場をしっかり見せつけるの
ですよ‘
‘そうですよね、私もすぐ不安になってしまう
ので‘
‘自信を持って、今まで自分で頑張ってきたの
ですよ、お子さんもそのHさんの強さを感じ
ていますから、
女がわけのわからない事を言ったら、あんたの
親に今から会うと言って、やるのです‘
‘そうですね、‘そう言う強気で行かなければい
けませんね大分落ち着いてきました、ありがと
うございます‘
と言って、再度自分に闘志を注入して女との待ち合わ
せに臨みました
Hさんは、不倫ブス女に慰謝料を払わせるために約束
の場所に行きました
私と直前に話をして、しっかりと闘志を燃やしている
状態で臨みました
前回謝罪させたわけですが、それまでの流れからこの
女が、強気で出てくるのは容易に想像できます
その女にまたやり込められたら、Hさんも悔しさがぶ
り返すわけです
この女は、自分の親に不倫をたしなめられたわけです
もし、強気に出てまたHさんにかみついてきたらすぐ
に親に会って話をするというようアドバイスしました
‘この女に最初から私は絶対に許さないという
態度で行くのです、女もやばい隙がないと思っ
てそうそうは強気には出れない雰囲気を作るの
です‘
Hさんも、
‘そうですね、この女に負けてはいけない、私が
強い態度を最初から見せなければいけませんね‘
と気持ちを引き締め直して行きます
Hさんも、ここまでやって来た自分の力を思い出して、
信じて再度会うべきという気持ちになります
そして、Hさんは女と会った後にその様子をメールで
連絡くれました
Hさんは私と再度話をして、気合を入れ直して不倫ブ
ス女と会いました
その後に、メールをくれます
やはり、女の態度は前回謝罪させた時と打って変わっ
て。強気な表情を出してきたようです
もちろん、それをはねのける自分で臨みました
もう自分の家族等に会わないとか、受領の旨をHさん
の夫に伝えてなど、本当に立場をわかっていない女の言
葉が出てきます
これも水面下でまだ夫と続いているからこそ出てくるの
だと冷静に聞いて、断固とをふざけるなと一喝します
やはり、自分が弱ったままではこの女の勢いにまた押
され、悔し思いをする所だった自分も認識しています
そして、終始一貫強い態度で出た中で、慰謝料も受け
取り、これからもまだ何かあればすぐに動く事を女に
言い放って出てきました
家に帰ると、何も動けない自分がいました
それ位、エネンルギーを使った証拠です
しかし、これをやらなければ絶対に自分は変われない
という思いです
そのHさんを見て、お子さんが食事も作ってくれます
そのお子さんと気持ちがつながっている事を確認して
いる自分がいます
その反面、女とは連絡していないという猿芝居の夫が
お金を受け取った事を聞いてきて、受け取ったHさん
をののしる姿に、
‘こいつの精神年齢の低さに付き合っては
いけない‘
という自分もいます
夫とどうするかは、まだまだこれから考える事ですが
今回は自分ができなかった事を、やり通している自分
が手にした自信は本当に大きなものです
その自信を絶対に小さくしてはいけない、子供には強
い母親でなければいけない、という決意です
目次
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日月火水木金土10時～18時
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申し訳ございませんが、時間を置いてかけなおしてください
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