下着姿の女と夫の海外赴任先の部屋で遭遇し全ての疑問に納得した妻

単身赴任不倫

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、相談者の中には夫が海外に

単身赴任していて、そこで不倫しているケースも少なくありません

そこに、信じて疑わなかった夫の冷たい態度に

「私はどうすればいいの」

という喪失感でいっぱいです

そこから、とにかくネットサーフィンで私のブログにたどり着いて

「私は自分を取り戻す」

という思いで、行動を重ねてプライドを取り戻した方の実例です

(相談者には掲載の承諾をいただいています)

 

Yさんは、ご多分に漏れず夫の不倫に悩んで私の所に

相談に来られました

Yさん自身は、夫とは学生時代に同じサークルの仲間

で交際がスタートしました

一旦卒業して地方の地元で就職したYさんと遠距離の

恋愛になりました

その状況を夫が疎遠になるのを嫌がって、すぐに結婚

のプロポーズをして、一緒になった二人です

そして、結婚してから子宝にも恵まれて幸せに過ごし

て来ました

子供も大きくなり、夫も会社で役職も年を追って上が

りいろいろな面で豊かになっていきます

そして、その中で夫の転勤が決まります

子供の学校の関係もあって単身赴任です

しかも海外への赴任です

それは会社の職種的にもわかっていた事ですので、Y

さんも頑張ってきてという思いでしばしの単身赴任を

送り出します

そして、最初の頃はちょくちょく帰国して家族に元気

な顔を見せていました

また、海外ですがラインやSKYPEでちょくちょく連

絡を取って、コミュニケーションを取っていました

しかし、しばらくその状況が続いた後に、夫の様子が

変わってきます

夫は何かにつけて連絡しても、すぐに出ていたのです

が、何回か一回はすぐに出ないようになります

Yさんは、海外に単身赴任中の夫の変化を徐々に感じ

ます

前ならすぐに出た電話も出なくなり、帰国する間隔も

空き帰ってもよそよそしい態度が出ます

その夫に最初は嫌われたのではないか、自分が何か夫

に気に入らない事をしたのではないか、という思いで

夫に確認します

しかし、夫は

‘そんな事はない‘

‘今までと同じ、気にするな‘

という言葉しか返しません

その夫の言葉に安心をする自分もいますが、いかんせ

ん態度が伴っていません

それを、子供たちは黙ってみているしかありません

そして、そういう違和感満載の夫に帰国の度に問い詰

めている自分がいます

もちろんそれは安心したいためですが、それを安心す

る態度がなければ、聞く事も止まるはずがありません

そのうち、ついに

‘好きな人でもできたの、そうなら正直に言って‘

と聞きます

もちろん、夫は

‘そんなわけないだろう‘

と強く否定します

そのやり取りをしても全然反応が薄い夫に、だんだん

疲れてしまいます

そして、数日の帰国を終えてまた赴任先に向かう途中

で車で送っていく途中でも、もう一度女の存在を聞き

ます

しかし、それにも夫は否定をして飛行機で向かうだけ

です

夫が着いた頃を見計らって、電話でまた聞いてしまう

繰り返しです

そして年末年始の帰国が終わり、どうしても不安な気

持ちを抱えていて、ネットで探した私のブログを読ん

でいた中、連絡をいただきました

Yさんは夫の不審な態度に、もうほとほと疲れてしま

い私のところに来られたのが、今年の1月3日です

もちろん、正月早々に話ができるところはそうはない

のでブログを発見されて、電話をいただきその日に事

務所にお越しいただきました

この時期ですから、一日でも早くお会いした方がいい

のはいつもの事ですから、私もすぐにお話を聞いてま

ずは、楽になってもらう事を優先させます

事務所に来られたYさんに話を聞くと、夫が明らかに

女を隠しているのは容易に想像つきます

しかし、Yさんもその現実を知るのは半分は怖い気持

ち半分は、知らなければいけないという気持ちです

その中で、夫はYさんには隠しても隠しきれない自分

をわかっています

Yさんが

‘やましい事がないなら、そっちに行っていい?‘

と聞いても

‘忙しいから来るな、オレが帰るから‘

と言うだけです

その夫の言動や、Yさんの必死な思いがどこかでいび

つなバランスが取れてしまっているのがわかります

そして、カウンセリングではその状態を崩すためには

少し冷静になってもらう事を、まずアドバイスします

相談者仲間にも会ってもらい、同じような経験をして

いる方と話をしてもらう事が一番いいのです

そして多くの相談者仲間と、話しているうちに色々と

気持ちの変化が出てきます

Yさんは新年早々に、苦しい気持ちをどうにかしなけ

ればという思いで、カウンセリングに来られました

その時の表情は、本当に必死に隠して冷たい態度を取

る夫に、これまた必死に

‘ちゃんと話して‘

とすがる自分がいて、夫婦の愛情が微塵も感じられな

いという状況です

その中で、色々とお話しを聞いていますと、Yさん自

身は強い気持ちを持って、人生を歩んできた事がわか

ります

そうでなければ、夫に対してこれほどどうにかしたい

という思いは出てきません

そして、お子さんもそういう両親を見て来られたはず

です

そして、Yさんがすべき事はまずは単身赴任している

夫に毎日会うわけではないのですから、自分の気持ち

を強く持ってもらう事です

そのために、相談者仲間をすぐに何人かご紹介します

それぞれが昔Yさんと同様、苦しい思いで私の所に来

た状況を持っています

その先輩相談者の話を聞いているうちに、どんどん気

持ちが楽になっていく自分を感じます

それは夫に執着していた自分から、もっと自分を見直

す時間を作っている先輩相談者の話を、聞いて忘れて

いた自分に気が付いたからです

もちろん、夫に対して固執する気持ちがゼロになるワ

ケではありません

しかし、夫の事ばかり考えていた自分が周りの事に全

然頭が行っていない事で、苦しさしかないわけです

それを、先輩相談者も同じような変遷を辿って変えて

いった事を知ります

Yさんは、相談者の仲間の話をいろいろと聞いたりそ

の表情を見て、今の自分と全然違う事に気が付きます

それは勿論当然の事ですが、今までの自分がいかに狭

い所で物事を考えていたかに気が付き始めます

やはり、同じ女性が頑張って苦しみを乗り越えてきた

事を聞くと

‘自分も自分らしさを取り戻したい‘

と本能的に思うわけです

そしてそこから憑き物がとれたかのように、それまで

夫には話すたびに

‘隠しているなら言って‘

という自分をやめました

と言うよりも、連絡を取る回数が自然に減ります

それも、自分の思考回路に忘れていた自分を取り戻す

という意識が強く働いているからです

そして夫との電話や、帰国時の会話もかなり様変わり

している事を自覚します

それまでは、自分がとにかく夫をしゃべらせようと必

死になっていました

しかし、夫に関心が薄れて何かを聞くもの馬鹿らしく

なってきます

すると、夫の方が自分に質問したり、機嫌を窺ってく

るのがよくわかります

‘こんな事があるのか‘

という位の変わり様です

 

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Yさんは、カウンセリングや相談者仲間の話を聞いて

いるうちに、

‘私は何のために結婚したのか‘

‘私は何のために生きているのか‘

‘私は何者なのか‘

くらい、自分を掘る時間ができました

それも夫、夫と頭の中に夫しかなかった自分からハッ

と気が付いた自分がいたからです

その中で、夫の事が急激に他人のような感覚になる自

分です

もちろん、他人ですが勝手に自分が血縁関係でもある

かのような距離で、夫婦を過ごしていたのです

その自分が、夫の事を結婚して初めて客観的に見てい

るのです

それはまさしく

‘これが本来の私、懐かしい自分を思い出した‘

という感覚です

その自分が、自然に自分を楽にしていきます

1月3日にカウンセリングに来て、そこから数日の間

に自分が、どんどん変わっていくのがよくわかります

そして、夫の単身赴任先に住む海外の私の相談者もご

紹介して、さらに具体的な話をしていくと夫の環境も

よくよく想像できるのです

Yさんは、夫の赴任先に住む私の相談者ともお話をす

る事でかなり、見えないものがよく見えてきます

夫の部屋にはその国の現地妻的な女がいるはずと、相

談者仲間が教えてくれます

その仲間もその国には10年以上住んでいますので、

日本のサラリーマンが単身赴任で来れば、よくある話

という事もわかっています

Yさんも、私の紹介で知り合ったその相談者といろい

ろと情報をもらう中で、モヤモヤしていた事がかなり

明確になって、夫への対応がさらに余裕が出ます

そして、夫はYさんが落ち着いてきた事を心の中でソ

ワソワしている様子がうかがえます

帰国する頻度も若干増えたり、帰ってきた時の気遣い

が明らかに違っています

‘気付かれている‘

‘何か知られている‘

‘離婚を考えているかも‘

という思いが、夫の心の中に出ているのは明白です

それを客観的に見て取れる自分がいるYさんです

そして、そうこうしているうちに夫に日本への異動の

内示が出ます

あれほど一緒に住みたかった自分が、今では

‘帰ってきてほしくないんだけど‘

‘何を話していいかわからない‘

と、180度変わっている自分に気が付きます

Yさんは1月に私のところに来られてから、2月の中

旬にはかなり元気になるどころか、自分を取り戻して

いる自分がいました

夫の不倫相手が日本人なのか、現地妻なのかわかりま

せん

しかし、それも今となってはどうでもいいくらいの気

持ちがあります

それだけ、スッキリしている自分は何がそうさせてい

るのか

それは、夫にだけ向いていた自分の人生からの解放を

心の中に出てきたからです

それは、相談者仲間の生き生きとした表情や声を聞き

‘私はなんて無駄な時間を過ごしてきたのか‘

という自分を知ったのです

そして、その自分がどんどん行動を起こす自分を作る

のです

それまで、パートに行くだけでも勇気が必要だった自

分が、フルタイムで働くように変えてみる自分に変え

たのです

大変でも自分の挑戦を止めないという意識です

その変化を子供さんもしっかりと捉えています

それをわかっている自分がいるわけで、

‘私が止まっていただけだったんだ‘

という声を常に言い聞かせるのです

そして、もう一つ大きな行動に出る事を考えます

それまで、夫に聞いていた

‘夫の単身赴任先のマンションに行く‘

という行動を、夫に言わないで行ってみる事にします

Yさんは、夫の単身赴任先に乗り込んでみる事を決意

します

もちろん、隠れている事実を知る事が目的です

今までなら夫に

‘あなたがそんなに言わないのなら、部屋に

行っていい?‘

と威嚇半分で聞いている自分でした

しかし、今はもう自分の判断で行動を決めて行きます

その中で、Yさんは単身赴任先の国にいる私の相談者

仲間とも、国の性風俗事情も頭に入れます

やはり同じような立場で苦しんでいてなおかつ、その

エリアにいる人の話ほど、正確な情報はないわけです

その話を聞けば聞くほど、自分で確かめたい気持ちが

強くなります

それと同時に、夫に行ってもいいかなんて馬鹿な事は

聞く自分はいません

それ位、自分でも何だかワクワク感さえ覚えるのです

そして、一回その日程を決めていざ行こうとした数日

前に、何と同じ日に一時帰国する連絡があります

一瞬、入れ違いになって行ってやろうかとも思いまし

たがここは少し気持ちを整えてからという、天の声と

思って一回延期する事にします

そして帰国してきた夫に、普通に対応します

Yさんは、夫の単身赴任先に乗り込んでやるという計

画を立てましたが、何と同じ日に夫が帰国する事にな

りました

そのまま計画通り行こうかとも思いましたが、心を落

ち着け、夫の帰国を待つ事にしました

しかし、その間が良かったのです

夫の態度は、明らかにこちらに気を遣っています

必ずその赴任先にある隠し事の後ろめたさを、体中か

ら出しているのです

その夫の言動に

‘やっぱり私が動く事を恐れているし、そこまで

するとは想像していない‘

と確信します

そして、その夫の一時帰国から数日後に再度行く予定

を立て自分の目で確かめるために、カメラや録音もで

きるように、準備万端で行く事にしました

最初の日程であれば、現地に住む私の相談者仲間がい

たはずですが、その方は今度は日本の実家に一時帰国

する事になり入れ違いになります

最初はその方と会う事も目的にしていましたから、日

程がずれて、少し残念な気持ちも出ました

しかし、今は逆に一人でどんどん進めてやろうという

気持ちが強いので、これも自分で頑張れと言わててい

ると思ってそのまま行く事を進めました

ほんの一泊くらいで戻ってくる日程で、お子さんにも

‘パパのところに行ってくるから、すぐに戻るから‘

位の説明です

今までなら、そんな行動派の母親は見た事がないはず

です

Yさんは、夫の単身赴任先に一人行く事を決めました

もちろん初めてですから、多少は不安もあります

しかし、今は自分ができる事をやりたいという一心で

すから、自分でもどんどん体が動くのです

そして、現地に住む相談者仲間がその時には日本に帰

国しているので、電話等で話しながら状況を連携しあ

い、ついに夫の部屋に行きました

もちろん、今まで何回かは家族で行っていますので、

そのマンションのイメージや、周りの環境もよくわか

っています

行った日に、夫が部屋にいるのかいないのかわかりま

せんが、近くのホテルを予約してそこに一人で泊まっ

て帰る予定です

それくらい、機械的に物事を進めている自分です

そして、夫から渡されている鍵で部屋に入ります

時間にして午前9時とかでしたが、そっと部屋を開け

ますと、何と30過ぎの現地の女が下着姿でいました

もちろん、お互いにびっくりです

夫はいるかもしれないと思っていましたが、下着姿の

女が一人いる事は想定外でした

そして、その女は日本語は普通に通じて、夫の妻とい

う事を悟っていきなり泣き始めて、服を着て出ようと

します

その時に、Yさんはその女を見て言います

‘別にあなたと夫を別れさせようと思ってきた

んじゃないの、出なくていいのよ‘

女はYさんに罵倒されると思っていましたから、ただ

泣くだけです

Yさんは、夫の単身赴任先の部屋に一人で乗り込みま

した

そこにいたのは、下着姿の現地の日本語の堪能な女で

した

そして、その女は泣きながら服を着て出る準備します

それをYさんは

‘別に出なくていいのよ‘

と言います

女もそのYさんの反応によくわからないまま、今度は

夫に電話で話をしだします

別れなくてはいけない、という事を伝えているのです

そして、Yさんに電話に代わるように携帯を差し出し

ます

しかし、Yさんは夫と話をしなくてもいいという心境

です

その時に相談者仲間と私に、リアルタイムで部屋から

電話をします

‘部屋に下着姿の女がいたんです‘

開口一番、そう言いますが慌てないようにアドバイス

して、もろもろの証拠を撮って帰るように言います

そして、その場で部屋や女の姿を写真に撮ってその場

を後にします

もちろん、夫からは何回も電話が入りますが、それも

無視です

そして、一泊して帰国の途に就く際に、記念に欲しか

ったバッグを自分のご褒美として、夫のクレジットカ

ードで決済して買います

Yさんは夫の部屋に乗り込んで、自分のもやもやの正

体を突き止めた気持ちでした

現地の、日本人相手の女です

そして、その女の写真も撮って日本に帰国します

その間、夫の電話も出ません

そして数日後に私の事務所に来て、その時の話の詳細

を聞きます

その時の表情は、本当に晴れやかです

周りから見ると、

‘何でその女をもっととっちめなかったのか‘

という意見もあるはずです

しかし、Yさんからすればその時事実を知った事で納

得できた事が、一番大きかったのです

それは自分が一人でここまで行動した、行動できたと

いう事が一番の納得です

そして、その中で夫はと言えばYさんに自分の恥部を

知られて、それまでなめていた事を見透かされている

はずです

その状況の中、Yさんも夫の部屋に言ってみた事を冷

静にお子さんに説明します

その中で、しっかりと自分と夫の関係性もさる事なが

ら、自分とお子さんの関係性が変わってきた事を感じ

ます

夫には自分が言葉で安心を求めていた関係から、その

様子を自分の頭で読み取って、自分で行動しながら安

心感を得る関係に変わります

Yさんは、夫が海外の単身赴任を機におかしくなった

事で不安に陥りました

結局は自分の部屋に現地妻を連れ込んでいたという事

実を、自分の目で確かめるまで強くなったわけです

そこに至るまでは、1月3日に私の所にどん底の状態

で相談に来られてから、3月の中旬までのわずか2月

あまりです

その間に眠っていた自分をしっかりと出す事を頑張っ

たからこそです

そのYさんは夫との夫婦のみならず、子さんとの親子

関係が変わってきた事に気付きます

もちろん、お子さんから見てもこんなに自分の気持ち

に、正直に行動する母親を見たのは初めてのはずです

そして、Yさんはこの4月に単身赴任から戻ってくる

夫とは同居をするのか、家から追い出すのかも自分の

気持ち一つです

今まで夫の顔色や言葉を追い求めていた自分から、今

度は夫がYさんの言動に敏感に反応するのです

この不倫についてどんなアホな言い訳しようが、また

いかに

‘こんなの誰でもやっている‘

と言おうが、そんな事は関係ありません

ただ、自分は母親として子供さんに

‘ダメなものをそのままにしておいてはいけない‘

という事を背中で教えている自分がいます

そこに夫と自分ではなく、子供と自分の新たな関係性

を見出す意識があるのです

夫の事がどうのこうのと言っている自分では、後何十

年もある人生を絶対に心豊かには生きていけない

自分の五感で価値観を見つける人生に変える、そうい

う自分がいるのです

 

出張先での夫の不倫許せない!見破る方法とその後の対処法を解説

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。