「夫婦相談窓口」なぜ弁護士ではなく夫婦カウンセラーに相談すべきか

夫婦問題相談

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、多くの方が夫婦の問題を機に人生が
ガラリと変わってしまった感覚に陥ってしまいます。

 

そういう時に、一人ネットサーフィンして、

 

「私はどうすればいいのか教えてほしい」

 

と様々な情報を入れようとします。

 

しかし、そこに書いてある内容は千差万別のものですから、本当に自分が必要な情報
なのかわからなくなります。

 

そういう方のために、夫婦の問題が起こった時の相談先の判断材料を解説します。

 

Table of Contents

はじめに

 

夫婦関係の問題は、決して特別なことではありません。長い結婚生活の中で、すれ
違いや価値観の違い、トラブルが発生するのは自然なことです。

 

しかし、その問題を一人で抱え込んでしまうと解決の糸口が見えず、状況がさらに
悪化してしまうこともあります。

 

夫婦問題の代表的なケースと、相談をせずに放置するリスクについて解説します。

 

夫婦の問題は決して珍しくない

 

結婚生活では、さまざまな問題が発生します。以下のようなケースで悩む人は
多く、決して珍しいことではありません。

 

代表的な夫婦問題

不倫・浮気

配偶者の裏切りにショックを受け、どう対処すべきか分からない。

信頼関係が崩れ、離婚や慰謝料請求を考えるべきか悩む。

 

DV・モラハラ(精神的虐待)

身体的な暴力を受けているが、怖くて相談できない。

言葉の暴力や支配的な態度に苦しみ、精神的に追い詰められている。

 

借金・金銭問題

配偶者が借金を抱えており、家計に大きな影響を及ぼしている。

ギャンブルや浪費癖があり、経済的な将来に不安を抱えている。

 

性格の不一致・価値観の違い

些細なことで喧嘩が絶えず、夫婦関係がギクシャクしている。

互いの考え方が合わず、一緒にいることにストレスを感じる。

 

子育て・教育方針の違い

子供の教育方針について夫婦間で意見が合わない。

どちらかが子育てに消極的で、不公平に感じている。

 

家族・義両親との関係

姑や舅との関係がうまくいかず、夫が味方になってくれない。

親族との関係が悪化し、夫婦関係にも悪影響を及ぼしている。

 

夫婦問題は一人で悩まず、相談することが重要

他の家庭ではうまくいっているのに、自分たちだけがうまくいかないのでは?と
感じてしまうこともありますが、実際には多くの夫婦が似たような問題を抱えて
います。

夫婦間の問題は、冷静に対処し専門家の力を借りることで解決への道が見えてくる
ことも多いです。

 

相談せずに抱え込むリスクとは

 

夫婦問題を放置してしまうと、以下のようなリスクが発生します。

 

精神的な負担が増大する

 

問題を一人で抱え込むと、ストレスや不安が増し、精神的に追い詰められる
可能性があります。

特に、DVやモラハラ、浮気問題などは、心理的なダメージが大きく、うつ
状態に陥ることもあります。

 

夫婦関係がさらに悪化する

 

時間が解決してくれると思い込んでいると、逆に状況が悪化することは少なく
ありません。

話し合いをせずに距離ができると、お互いの溝が深まることも。

 

離婚や家庭崩壊につながる

 

夫婦問題が長引くと、最終的には離婚や別居といった結論に至ることも少なく
ありません。

子供がいる場合、家庭の不和は子供の精神状態にも影響を与えます。

 

法的トラブルに発展する可能性がある

 

不倫や借金、DVの問題を放置すると、後々法的なトラブルに発展することがあります。

早めに専門家に相談し適切な対応をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

家族や友人に話すのも一つの方法ですが、専門の相談窓口を利用することで、より具体的
なアドバイスを得られます。

 

夫婦問題の主な相談内容と適切な窓口の選び方

 

夫婦問題に直面したとき、どこに相談するかによって解決の方向性が大きく変わります。

一般的に、弁護士や行政の相談窓口は法律的な対応を中心に行い、被害者支援や法的
手続きを助ける役割を果たします。

一方で、夫婦カウンセラーは夫婦の関係改善や心理的ケアに特化し、具体的な行動アド
バイスを提供します。

 

配偶者の不倫・浮気の相談

 

問題点
裏切られたショックで冷静に考えられない。

離婚すべきか、関係修復を目指すべきか迷う。

慰謝料請求をするべきか知りたい。

相談すべき窓口
夫婦カウンセラー:
・離婚するべきか関係を修復するべきか、冷静に判断するためのサポートを提供
・感情の整理を手助けし、次の行動を考える。

不倫問題に強い弁護士:
・慰謝料請求や離婚手続きをサポート
・法的な対応が必要な場合に適している

行政の相談窓口(法テラスなど):
・法的手続きを無料で相談できるが、関係修復のアドバイスは少ない。

探偵:
・不貞証拠を掴むために依頼する事もあるが、かなり高額で悪質な業者もあるので慎重
に選択する事が重要。

✅ ポイント
不倫の問題は感情的になりやすいため、いきなり弁護士や行政、探偵に相談するより、
まずは夫婦カウンセリングを受けて、冷静に判断する事が重要です。

 

DV・モラハラによる夫婦関係の悪化

 

問題点
身体的な暴力を受けているが、どこに相談すればいいかわからない。

精神的虐待(モラハラ)が続き、精神安定が下がっている。

この状況から逃げるのか、夫婦の可能性を探るべきか迷う。

相談すべき窓口
配偶者暴力相談支援センター:
・緊急の避難や法的な支援を受けられる

警察:
・身の危険を感じたときにすぐに対応してもらえる。

弁護士:
・離婚手続きや保護命令の申請など、法的手続きを進める際に必要。

夫婦カウンセラー:
・暴力がまだ悪化していないケースでは、関係修復の可能性を探るためのサポート
 も可能です。
・モラハラについても、専門的なアドバイスを受けられます。

✅ ポイント
DVは命に関わる場合があるため、まずは安全確保が最優先です。

そのうえで、修復可能かどうかを専門家と判断するのが理想的です。

 

借金・金銭問題による夫婦不和

問題点
配偶者の借金が発覚し、家計が破綻しそう。

ギャンブルや浪費癖が直らず、将来が不安。

借金の整理や、家計管理の方法を知りたい。

相談すべき窓口
家計相談センター・ファイナンシャルプランナー:
・家計の見直しや、今後の金銭管理の方法を提案。

債務整理に詳しい弁護士:
・借金の法的整理や自己破産の手続きをサポート。

夫婦カウンセリング:
・金銭問題で壊れた夫婦関係をどう修復するか、行動プランを提案。

✅ ポイント
お金の問題は夫婦関係に大きく影響するため、金銭管理の専門家と夫婦関係の
専門家の両方に相談するのが有効です。

 

夫婦問題の相談先と特徴

夫婦問題の相談先にはさまざまな種類がありますが、法律的対応か関係修復のサポート
かによって、適切な窓口が異なります。

夫婦カウンセラーとは?

特徴
夫婦関係について、双方の立場を理解しながら問題解決をサポートします。

離婚する・しないに関わらず、夫婦関係を改善するための具体的なアドバイスを提供し、
相談者の納得を具体的にしていきます。

夫婦で受ける場合もあれば、個別相談も可能です。

メリット
✅ 法律相談とは異なり、関係を修復するための行動指針を提供。
✅ ただ話を聞くだけでなく、具体的な行動アドバイスを受けられる。
✅ 弁護士のように裁判を前提としないため、冷静に夫婦の関係を見直せる。

デメリット
❌ 保険適用外のため、費用がかかる(1回5,000円~20,000円程度)。
❌ 配偶者が同意しない場合、一人での相談になることも。

弁護士や行政窓口では法的な解決策の提示やとにかく傾聴に徹しますが、夫婦関係を
どう修復するかを具体的にサポートするのが夫婦カウンセラーです。

弁護士は離婚するかどうかを決める際の専門家で、カウンセラーは今後どうすべき
悩んでいる段階の支援をします。

 

夫婦カウンセラーと弁護士・行政窓口との違い

 

夫婦問題を相談できる窓口はいくつかありますが、どの機関を選ぶべきかを理解する
ことが重要です。

弁護士や行政機関とは異なり、夫婦専門のカウンセリング機関では、感情面に寄り添い
ながら、具体的な行動プランを提案する点が大きな違いです。

夫婦問題に対応する主な相談窓口の違い

 

相談先 相談内容 特長 適したケース デメリット
弁護士 法的なトラブル(不倫の慰謝料請求、離婚調停、DV被害など) 法的な手続きを進めるための専門知識を提供 不倫の証拠収集、離婚、財産分与、DV対応 感情面のサポートはなし、費用が高額になりやすい
行政機関(法テラス、市役所など) 夫婦問題全般(DV、離婚相談、養育費問題など) 無料相談が可能、制度の利用方法を教えてもらえる 経済的に困っている場合、法的手続きを知りたい場合 相談時間が短く、深いサポートは期待できない
一般的なカウンセリング(心理カウンセラー) 心のケア(夫婦関係によるストレス、不安の緩和) 傾聴を重視し、メンタル面のケアを行う 夫婦問題で精神的に追い詰められている場合 具体的な解決策の提案はない場合が多い
夫婦カウンセラー 夫婦関係の改善、対話の仕方、修復の方法 傾聴+行動アドバイス。状況に応じた具体策を提案 夫婦関係を改善したい、離婚すべきか迷っている 保険適用外のため、一定の費用がかかる

 

夫婦カウンセリングのメリット

 

夫婦関係に問題を抱えると、多くの人は弁護士や行政機関の相談窓口を思い浮かべます。

しかし、それらの窓口は法的な手続きや制度の説明が中心で、夫婦関係そのものを改善
する具体的なアドバイスを提供するわけではありません。

一方、夫婦カウンセリングは

「夫婦関係をどう改善するか」

「どう行動すればよいか」

に焦点を当てたアドバイス機関です。

 

「聞くだけ」ではなく、具体的な行動指針を提示

 

弁護士や行政機関の相談窓口では、相談者の話を聞き法的にどうするべきかについて
説明することが一般的です。

しかし、夫婦関係は感情的な側面も強く、法律的なアドバイスだけでは解決しない
問題が多いわけです。

夫婦カウンセリングでは、以下のような具体的な行動プランを提案します。

 

✅ 夫婦の会話が減った場合
👉 どのタイミングでどのような言葉をかければ、関係が改善しやすいか。

✅ 喧嘩が絶えない場合
👉 感情的にならずに話し合う方法や相手の意見を冷静に聞くための工夫。

✅ 配偶者が不倫をした場合
👉 感情整理のステップ、不倫への法的含めた対処を考える。

 

👤 例:「夫が家庭の会話を避ける場合」
🔹 弁護士や行政機関:
会話がなくても、法的には離婚理由として成り立つ可能性があります。
🔹 夫婦カウンセラー:
夫が会話を避ける理由を分析し、どんな言葉をかけると関係が改善しやすいかを
具体的にアドバイスします。

 

このように、ただ話を聞くだけではなく、どうすれば夫婦関係を良くできるか具体的
なアクションを考えるのが、夫婦カウンセリングの特徴です。

 

 両者の立場を尊重したカウンセリング

 

弁護士に相談すると、相談者の立場に立ってアドバイスをするため、夫婦のどちらか
一方に偏った解決策が提案されることが一般的です。

しかし、夫婦カウンセリングでは、夫婦双方の気持ちを整理しながら問題解決へ導く
ため、偏りのないアドバイスが受けられます。

 

✅ 夫婦カウンセリングの特徴
・一方の意見だけでなく、夫婦の両方の意見を尊重して整理します。
・夫婦間の誤解や価値観の違いを調整するための方法を提案します、
・相手の気持ちを理解しやすくするためのコミュニケーションの工夫を学べます。

👤 例:「夫が家事を手伝わない場合」
🔹 弁護士:「家事分担の不満は離婚理由として主張できます」
🔹 夫婦カウンセラー:「なぜ家事をしないのか、その心理を分析し、無理なく家事
を分担する方法を考えます」

このように、夫婦カウンセリングは、問題を公平な視点で見つめ直し、解決に向けた
方法を一緒に考える場所です。

 

離婚するかどうかを冷静に判断するサポート

 

夫婦関係が悪化すると、感情的になり、

「もう離婚しかない」

と考えがちです。

しかし、勢いで離婚を決めてしまうと、後悔するケースも少なくありません。

夫婦カウンセリングでは、以下のような点を整理しながら、離婚が最善の選択なのか
を冷静に判断する手助けをします。

 

✅ 離婚した場合のリスクとメリットを整理
👉 本当に離婚が必要なのか、後悔しないためには何を考えるべきかをアドバイス。

✅ 夫婦関係を修復できる可能性を探る
👉 改善の余地があるかどうか、どんなアプローチをすれば関係が良くなるかを提案。

✅ 離婚を考える際のステップを提示
👉 離婚する場合どんな準備が必要か、子供や財産の問題をどう考えるべきかを解説。

👤 例:「夫が浮気をした場合」
🔹 弁護士:「離婚する場合、慰謝料請求の方法を考えましょう。
🔹 夫婦カウンセラー:感情を整理し、離婚するかどうかのメリット・デメリットを
           冷静に考えましょう。

このように、夫婦カウンセリングでは、離婚を前提とせずどの選択肢が最善かを考える
手助けを行うのが特徴です。

 

関係改善のための「ステップ」を設計

 

夫婦の問題は、一度の話し合いですぐに解決するものではありません。

長期間の関係の積み重ねによって生じた問題を解決するには、段階的に夫婦関係を修復
するためのステップを考える必要があります。

✅ 短期的な改善策
👉 すぐにできる「小さな行動の変化」を提案
(例:相手に感謝の言葉を伝える、話し合いの時間を作る)

✅ 中期的な改善策
👉 夫婦の関係を修復するための「新しい習慣づくり」を提案
(例:週に1回は一緒に外出する、役割分担を見直す)

✅ 長期的な改善策
👉 夫婦の価値観をすり合わせ、将来に向けた関係を築くための計画
(例:夫婦での目標を作る、定期的にカウンセリングを受ける)

👤 例:「会話がなくなった夫婦のケース」
🔹 弁護士:会話がないことは法的には離婚理由にならない場合があります。
🔹 夫婦カウンセラー:会話を増やすためのステップを一緒に考え声をかける習慣を
           つくることから始めましょう。

 

夫婦関係の悩みを抱えたら、法律の相談だけでなく、「どう改善するか」に特化した
夫婦カウンセリングの利用も検討してみましょう。

 

夫婦カウンセラーを利用すべき人とは?

 

夫婦カウンセラーは夫婦の問題に単なる傾聴ではなく、どのように関係を改善するか、
どう行動すればよいかを具体的にアドバイスしています。

 

では、どのような人が夫婦カウンセラーを利用すべきなのでしょうか?

 

離婚するべきか迷っている人

 

夫婦関係が悪化すると、

「もう離婚しかないのでは?」

と考えてしまうことがあります。

しかし、感情的になった状態では冷静な判断が難しく、後悔する可能性もあります。

夫婦カウンセリングでは、以下のような視点から、離婚か修復かを整理する手助け
をしてくれます。

 

✅ 離婚した場合のメリット・デメリットを整理
👉 経済的な負担、子供への影響、精神的な負担などを一緒に考えます。

✅ 関係修復の可能性を探る
👉 夫婦関係が改善する余地はあるのか、どのような行動をとれば関係が良くなるのか
を具体的に提案。

✅ どちらの選択肢が自分にとって本当にベストなのかを考える
👉 離婚後の生活、夫婦を続ける場合のシミュレーションし、最善の選択をサポート
します。

💡 例:「夫が浮気をしたケース」
🔹 弁護士:離婚するなら慰謝料請求が可能です。
🔹 夫婦カウンセラー:本当に離婚が最適なのかを考え、夫婦の納得を探ってから一緒に
考えてみましょう。

 

弁護士相談するほどではないが夫婦に問題を抱えている人

 

弁護士に相談する場合、多くは離婚や法的手続きが必要な段階です。

 

しかし、離婚を決めたわけではないが、夫婦関係に不満があるという段階では、弁護士
よりも夫婦カウンセラーの方が適しています。

 

✅ 弁護士が適しているケース
・離婚を決意し、財産分与や親権争いが発生する。
・DVや不倫による慰謝料請求を検討している。

✅ 夫婦カウンセリングが適しているケース
・関係修復を望んでいるが、話し合いがうまくいかない。
・離婚するかどうか迷っている。
・日常の夫婦関係にストレスを感じ、改善策を知りたい。

💡 例:「最近、夫婦の会話が減った」
🔹 弁護士:会話が減っていることは法的には離婚理由になりにくいです。
🔹 夫婦カウンセラー:なぜ会話が減ったのかを一緒に考え、関係を良くする方法を
           提案します。

 

話し合いがうまくできず、どうすればいいか分からない人

 

夫婦関係が悪化する原因の多くは、コミュニケーションの問題です。

お互いに意見を伝えられなかったり、相手の言葉を誤解したりすると、関係がさらに
悪化してしまいます。

夫婦カウンセラーは、夫婦が冷静に話し合うための方法をアドバイスします。

✅ 感情的にならずに話す方法を学べる
👉 伝え方のコツ、相手の意見を聞く姿勢をサポートします。

✅ 話し合いのルールを決める
👉 話し合いの時間を決める、話を最後まで聞くなど、夫婦間の約束を作ります。

✅ 第三者が間に入ることで冷静な議論ができる
👉 感情的になりやすい夫婦関係でも、夫婦カウンセラーが間に入ることで落ち着いて
話せる状況になります。

💡 例:「夫婦喧嘩が絶えない」
🔹 弁護士:頻繁な喧嘩は法的には離婚理由になりにくいです。
🔹 夫婦カウンセラー:喧嘩の原因を分析し、冷静に話し合う方法をアドバイスします。

 

精神的に追い詰められており、専門家の助言がほしい人

 

夫婦関係の悪化によって、精神的に大きなストレスを抱えることがあります。

✅ 不安やストレスが大きいと、正しい判断ができなくなる
👉 感情に流されて勢いで離婚してしまうと、後悔するケースがあります。

✅ 夫婦カウンセラーは、気持ちの整理を手伝ってくれる
👉 今の気持ちはどこから来るのか、どうすれば気持ちが楽になるか一緒に考えます。

✅ 精神的なサポートを受けながら、長期的な解決策を探せる
👉 心理的な負担を軽減しながら、最適な行動を取るためのアドバイスをします。

💡 例:「夫の態度が冷たくて辛い」
🔹 弁護士:法的に問題という可能性は低いです。
🔹 夫婦カウンセラー:ご自身の気持ちを整理し、どう向き合うかを考えましょう。

 

夫婦間の価値観の違い(性格・子育て・お金など)で悩んでいる人

 

夫婦関係において、性格の違い、子育て方針の違い、金銭感覚のズレなど、価値観の
違いが原因で衝突することは少なくありません。

✅ 夫婦カウンセリングでは、お互いの価値観を尊重しながら解決策を探る
👉 一方が折れるのではなく、双方が納得できる妥協点を見つける。

✅ 具体的な行動指針を提案
👉 例えば、家計管理のルール作りや、子育ての役割分担を明確にする方法など。

💡 例:「夫が子育てに協力しない」
🔹 弁護士:育児不参加だけでは法的には問いにくいです。
🔹 夫婦カウンセラー:夫が無理なく育児に関われる方法を一緒に考えましょう。

相談後の行動と選択肢

 

夫婦カウンセリングを受けた後、大切なのはどのような行動を取るかです。

カウンセリングを受けることで、自分の気持ちや夫婦関係の現状が整理されることが
多いですが、それだけでは問題は解決しません。

ここでは、相談後に取るべき具体的な行動について詳しく解説します。

夫婦関係の改善を目指す場合

 

夫婦カウンセリングを受けた結果、関係を改善したいと考えた場合は、具体的な行動を
継続することが重要です。

単に仲直りと思うだけでは、時間が経てば同じ問題が再発することもあります。

🔹 具体的な行動指針

✅ カウンセリングを継続しながら、お互いの価値観をすり合わせる
👉 価値観の違いは、一朝一夕で解決するものではありません。定期的なカウンセリング
を通じて、夫婦としての共通点を見つける努力をしましょう。

✅ コミュニケーションの改善を意識する
👉 「何を話すか」よりも、「どのように話すか」が重要。相手の話を最後まで聞く、否定
せずに受け止めるなど、対話の質を向上させることが関係改善の鍵です。

✅ 夫婦の時間を意識的に作る
👉 忙しい日々の中で、夫婦を思いやる時間を作る努力をする事も必要です。

✅ 実際の行動を変える
👉 例えば、これま相手の事中心で動いていた日々から、自分の考えを主体に動く事で
お互い自立する小さな努力の積み重ねが関係を改善します。

💡 例:「夫婦の会話が減ったケース」
🔹 NG行動:「何で最近話さないの?」と責める。
🔹 OK行動:「今日はこんなことがあったよ」と自分から話すことで、会話のきっかけ
を作る。

 

別居や離婚を視野に入れる場合

 

カウンセリングを受けた結果、やはり関係の改善は難しい、このまま一緒にいるのは
つらいと感じることもあります。

その場合は、別居や離婚の準備を進めることも出てきます。

🔹 別居を選ぶ場合のポイント
✅ 感情的に決めず、冷静に準備する
👉 一時的な感情で家を出てしまうと、後々の生活に支障が出ます。まずは、経済面や
住む場所の確保を考えるべきです。

✅ 経済面の計画を立てる
👉 別居後に生活が成り立つかを考え、必要なら収入を確保するための準備をします。

✅ 子供のケアを考える
👉 子供がいる場合は、別居後の親子関係や養育費の問題も考慮する必要があります。

✅ 夫婦カウンセリングを継続する
👉 別居中でも、夫婦の関係が改善する可能性があります。距離を取ることで冷静になり、
再び歩み寄るケースも少なくありません。

💡 例:「夫のモラハラが原因で別居を考えている」
🔹 NG行動:「もう無理!」と家を飛び出す。
🔹 OK行動:「別居後の生活をどうするか」を考え、子供や経済面の準備をする。

🔹 離婚を決意した場合のポイント
✅ 弁護士や行政機関に相談する
👉 慰謝料や財産分与、親権など法的な手続きを進める必要があります。

✅ 証拠を準備する(特に不倫・DVの場合)
👉 例えば、浮気の証拠やDVの記録など、離婚の際に有利になる証拠を確保しておくこと
が重要です。

✅ 離婚後の生活を具体的に考える
👉 住む場所、仕事、子供の学校など、離婚後の生活をスムーズに進めるための準備をし
ましょう。

✅ 精神的なケアも忘れずに
👉 離婚は精神的な負担が大きいため、カウンセリングを継続しながら心のケアも行い
ましょう。

💡 例:「不倫されたが、子供のために離婚を迷っている」
🔹 NG行動:「もう耐えられない」と勢いで離婚を決める。
🔹 OK行動:子供の将来や経済的な面を考えた上で、冷静に判断する。

 

カウンセリングを継続しながら選択肢を探る

 

すぐに結論を出せない場合は、無理に決断を急ぐ必要はありません。

カウンセリングを続けながら、最適な選択肢を探せばいいのです。

🔹 相談を継続するメリット
✅ 冷静な判断ができるようになる
👉 感情的に決めてしまうと、後悔することもあります。時間をかけて考えることで、
本当に納得できる選択ができます。

✅ 新しい視点を得られる
👉 相談を続ける中で、意外とこのままでいいかも、別居の方が精神的に楽かもしれ
ないなど、新しい視点が見えてきます。

✅ パートナーの変化を見極めることができる
👉 カウンセリングを通じて、パートナーが変わる可能性もあります。すぐに諦める
のではなく、少し様子を見るのも一つの方法です。

💡 例:「夫が浮気したが、まだ愛情がある」
🔹 NG行動:「即離婚を決断する」
🔹 OK行動:「カウンセリングを続けながら、夫の態度の変化を見守る」

 

まとめ

 

夫婦関係の悩みは、誰もが一度は経験してもおかしくありません。

しかし、その時に悩んで相談する場所を間違えると、余計に悩みが大きくなります。

大切なのは、その悩みの状況に

「どこに相談するべきか」

を適切に選んで、自分の納得するアドバイスを見つけることです。

奥さんにバレても別れない不倫夫とブス女の心理、妻の取るべき行動を解説

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。