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自分を責めない

公開日 2016年1月3日 最終更新日 2025年2月5日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者にお会いして
いますと、ほんの少し考え方を変えれば、全然これからの展開が変わるというケースは
少なくありません

 

『自分でもこんな事に負けたくないですが、夫の親に言うとおとなしくしておけと
言われます』
『夫は私が女に会うというと、そんな事をしたら絶対に離婚だ、と私を脅します』
『夫は頑固で一度言い出したら聞かないので、何かをしたくても離婚されるのでは
と思うと怖くて何も出来ません』

 

と、何もできないという理由を私に言いに来ているようなものです

 

これでは、今まで苦しんできた事をそのまま続けるのと変わりませんから、結局は
苦しいだけです

 

そもそも、夫と女が加害者で、被害者は相談者である妻です

 

それは誰も認識しています

 

しかし、その夫の不倫をやめさせたい一心で、いろいろと夫や夫の親に自分の気持ち
を言うと、まるで妻が犯罪者のような言い方をされるのです

 

その話を聞いていれば、いつまで経ってもおかしな状況は変わりません

 

その夫や夫の親が自己保身、あるいは息子可愛さを出すのはある意味人間の本能で
あって、妻の怒りを受け止める度量のあるケースの方が圧倒的に少ないのです

 

そう考えると、妻が自分の中にある気持ちを、もしそのまま押し殺して持っていると
何十年後かに爆発して、夫を包丁で刺してもおかしくないのです


そうならないために、今のうちにガス抜きをしなければいけない、と考えるのです

 

夫や夫の親には、そんな事は思いもつきませんから、ただただこの場を妻だけに
我慢させようとするのです

 

それに従っても、自分に納得なんてあるはずがない

 

『私が暴れるのは結果的に夫や夫のためになる事、私が何十年後かに警察沙汰を
起こしたらもっと大変でしょう』

 

という気持ちに変えるのです

 

自分が女に会ったり、訴訟をするのは今後の事を考えたら一番最小限の傷でお互い
すむ話、と考えるのです

 

実際、私の相談者は夫や夫の親の話を聞いていても、全然収まりがつかず、自分
の決断で動いた事でこれからの人生に夫や夫の親を恨む事は最小限になっている
のです

 

そういう発想の転換を持ってもらう事が、カウンセリングの中でも非常に大事で
相談者自身が思ってもいない効果や展開を伝えてあげる事で自分一人の判断を
明確になっていくのです

 

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