公開日 2016年11月7日 最終更新日 2021年3月7日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって夫の
不倫に何をする事が一番大事な事なのか
『とにかく夫に不倫をやめてもらいたいです』
『夫が目が覚めてくれないか、そればかり考えます』
『今までの事は許すから、また、前のような仲のいい夫婦に戻りたい』
という心境です
その心理には自分が待つ、言う事を聞く、許すからそれで過去の夫婦のイメージを
追い求めています
その心境はわからなくはないわけですが、やはりそれを追い求めていても何も状況
は変わらないどころか、どんどんひどくなるというケースを今まで数多く見てきた
私からすると、どうしてもその思考を変えてもらうアドバイスを強く送るわけです
『変える事ができるのは自分とこれからの事です』
『待っていてもk大きなリスクがある事をわかっていますか』
『夫にお願いしている自分で納得しますか』
という問いかけをしますと
『そうですね、夫を変えようとしている自分がいます』
『待っていても、別居したり、女が妊娠したりするのではと思っていました』
『何で私が謝らなければいけないの、何かおかしいと思っていました』
という反応が出ます
そういう事を言っている相談者がまともな考えという事を肯定してあげるのです
相談者には
‘自分に味方してくれる人がいる‘
という感覚が生まれます
それまでは、何をしても自分が悪い、自分がおかしいと思い込んでいた環境です
から、少しでも夫が悪いのにと思ってもそれを自分で打ち消してしまうわけです
そこから、
『こんなにも自分の事を肯定してもらえるなんて思ってもいなかった』
と夫と自分が真逆の立場が正常という事を現実にしてもらうのです
私の相談者の交流をしていると、そういう自虐をお互いにしていた事をよくよく
わかってきますし、そこに留まらせているのは、夫と不倫ブス女の作戦という事も
理解するのです
先輩相談者が新しい相談者に、自分が悩んでいた事を早く抜け出してもらいたい
という一心で必死にこのバカな子供だましのうそや逆ギレを見抜いたり言い返せる
態度や言葉を教えてくれます
そして、それを教わった相談者がさらに自分の後に来た相談者に同じように伝えて
くれる循環を作っているのです
『私も先輩相談者に教わったからあなたにも伝えたいの』
という気持ちで、知恵と工夫の継承が相談者の中で自然に起こっているのです
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