公開日 2016年9月17日 最終更新日 2021年3月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には多くのアドバイスを
送っているわけですが、夫の不倫に対しての行動アドバイスもさる事ながら、
‘モノの考え方‘
をお伝えする事が圧倒的に多いわけです
例えば、
『そもそも不倫夫にこんなに言われるのはおかしいですよね』
『ご両親が今の状況をどう思っているか想像できますか』
『お子さんがこのまま大きくなって、両親を尊敬できますか』
という、今後生きていく上でどういう人生になるのかを想像してもらうアドバイスです
相談者はカウンセリングの初期の頃はとにかく夫の不倫をいかに早く内々に傷つく事なく
終わらせる方法はないかを考えます
その思考でアドバイスを求めますので、
『夫の不倫が早く終わる方法』
『夫婦が修復できるには』
『私がいかに夫に嫌われないか』
というような一時的な対処法を聞きたい一心になります
その気持ちはよくわかりますが、結局は夫の不倫が仮に終わってもまた起こるのではという
不安が必ず出てきます
なぜなら、そもそも夫の不倫が起こった時というのは
‘夫婦にリスペクトがない‘
という状態です
夫も妻をなめていますし、妻も夫に依存しているので、夫婦を再優先する意識がかなり希薄に
なっているわけです
そういうそもそもの夫婦の考え方や、妻として、人として、娘として、母親としてどう生きる
かの岐路なのです
そこを先に作っていくと、夫の不倫への対応はおのずと決まってくるのです
私の相談者がアドバイスの中でそういう思考になってもらうと、考え方が整理されてきます
『夫の事をあまりにも過信していました』
『本来の私はもっとハッキリと言う自分です』
『このまま夫の不倫を放置してはいけない、私がしっかりとしなければいけない』
と昔の自分とか、眠っていた自分を呼び起こすかのような表情で自分に言い聞かせます
そこにスイッチを入れてもらうのがカウンセリングで、夫の不倫へのどういう姿勢で臨むかは
もう決まったようなものです
『私が何のために生きているのか、何のために結婚したのかを証明する』
という信念が生まれているのです
夫は夫、私は私という関係性を認識する事で、夫婦と不倫をごっちゃにしないのです
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