(本日上記動画を更新しました)
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫に悩む
という事態は、相談者にとっては本当にきつい事ですから、どうしても自分が
できる事が狭まってきます
心身共に弱ってしまい、人と接触もできないまま、夫の言う事が今まで以上に
そのまま夫婦のルールとか基準になっていくのです
『お前はいちいち俺に口出しするな』
『俺は何もしていない、そんなに疑うなら離婚だ』
『もう俺たちムリ、早く分かれた方がお互いのためだろう』
と、勝手に作ったストーリーをぶつけてきて、それを従わせようとします
それに反発できないように、とにかく離婚とか別居とか自分が有利になるよう
言葉を連発するわけです
それを言われた妻は
‘やばい、離婚になってしまう‘
‘別居されたらどうしよう‘
と、とにかく矛先を収めてもらおうという思考になっていきます
その中でできる事は外部の情報を取り入れるというよりも、夫の発する言葉に
逆らわないようにという夫だけの情報で日々暮らすようなものです
その情報はとにかく、妻を不利な方向に持っていく事を目的にしていますから
それをいくら忠実に守っていても状況は悪化の一途です
逆に夫はそれを守らせようとどんどん語気が強くなって、自分の気に入らない
事をしようものなら、いろいろな事でプレッシャーをかけるのです
朝帰りをしたり、土日も帰らない、お金も減らす、口も聞かないという状態を
作れば、少し何かをすれば妻が
『今日は優しくしてくれた』
『やっとご飯を食べてくれた』
『今月ちゃんと生活費を入れてくれた』
『少し笑顔で話してくれた』
と、まるで自分にちょっとでも向いてくれた事に大喜びする
‘スターの追っかけ‘
と変わらないのです
そもそも夫婦の関係で、ここまでいびつになるのは二人以外に不倫ブス女が
夫の頭に不倫脳をインストールしているからです
そこに気づいてもらうには、カウンセリングでおかしくなっているのは相談者
ではなく、夫という事をよくよく理解してもらう事です
『こんなに一方的に言われていいはずがない』
『夫のモラハラに屈しているといじめっ子と一緒、屈してはダメ』
と、妻の立場がまともで、不倫脳の夫が世の中的に異常という明確な差を何度
でも説明するのです
そのこびりついている夫への無条件の従順さを、少しずつ少しずつそぎ落とす
のがカウンセリングです
早い人で2週間もかからずに、
『私は本当に夫にしか目が行っていない人生でした』
『なんでもっと早く気付かなかったのか、後悔します』
というくらいの言葉が出るようになってきます
それは、夫の言いなりになる生き方は違う、こんなのは夫婦ではないと思って
いた事を実現したいと思っていた心の強さでもあるのです
そこにたどり着いた相談者は、それまでの自分が嘘のように夫に対して関心が
一気になくなる位の自分を発見します
失いたくないのは、夫ではなく自分らしい自分という事に気づくのです
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