公開日 2014年6月3日 最終更新日 2024年6月13日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
いろいろな事を経て、今となっては不倫した旦那をどうでもいいと思うサレ妻も、最初は
『夫がいなければ、生きていくのはムリ』
という位思っていたはずです
なぜなら不倫脳夫に悩む相談者にとって、自分たち夫婦のイメージが崩れて
いく事に非常に落胆があるからです
もちろん、すごく理想が高かったわけではなく、
『普通に幸せに暮らしたいだけだったのに』
という感覚です
目次
他人の事はよく見えても自分の事はよく見えない
しかも他人のことはよく見えても、自分の事はどうしてもよく見えていないのが
人間の常ですから
- 『私の何が悪かったのだろうか、もしかしてあれかも』
- 『どこに足りないものがあったのだろうか、私は気付いていないのかも』
というのが、いつもいつも心に引っかかるのです
しかし、私がカウンセリングをして感じるのは相談者自身が悩むべきポイントは
‘過去の事に遡っても見つからない‘
という事です
なぜなら、相談者の知らないところで夫が女と情交を重ねている、それも大の
大人の意志を持ってやっている事です
そこに、夫婦がおかしくなった原因があるのです
妻としての至らなさは、人生には何かしらあるはずです
しかし、それは夫も同じ事で
夫婦はそういう問題点を持ちながら進んでいるのです
悩むべきポイントは今後の将来の事
もっと悩むべきポイントは今後の将来の事です
- 夫の浮気を越えた先に、真の夫婦の立ち位置があるのです
- 今の夫婦の延長に将来はないのです
- 今までは、夫婦のウォーミングアップだったのです
その期間に、これからの夫婦にとって
- ‘慢心‘
- ‘甘え‘
- ‘思い違い‘
- ‘過信‘
などを捨てなさい、という宿題が出たのです
もちろんこの宿題は悩み苦しみながら考える内容ですから、難易度は低くはありません
しかし、人生には必ず解ける宿題が出ます
もっと言えば、この宿題の正解を自分で作る力がつくのです
私の相談者が、最初は
- ‘絶対離婚しません‘
- ‘夫がいないなんて考えられません‘
と言っていたのが、宿題をやり終えた頃には
- 『夫と離婚しても構いません、すぐにはしませんが』
- 『夫の顔を見るのも嫌になってきました』
- 『夫を生理的に受け付けなくなってきました』
と変わるのは人生の主役を夫ではなく、自分にする事を明確にするからです
夫への経済・精神的依存
そもそも夫がいなければムリという思いの根源は
- ‘経済的依存‘
- ‘精神的依存‘
が大きいわけです
しかし、そもそもそれらの依存はどうする事ができないものでも何でもない
経済的依存は、婚姻費用の請求や自分でも仕事に就く事で何とかなるのです
仮に離婚をしても養育費や、行政の母子手当や住居の手当てを調べるとめどが立つ
可能性が高いのです
要は不倫している夫との生活をキープしようとする執着が、自分を弱くする根源です
また精神的依存も、私の相談者は
- 『夫に頼っていた自分が恥ずかしいです』
- 『夫を買いかぶっていました、本当に情けない男です』
- 『夫が強いと思っていた自分が恥ずかしいです』
という言葉が出てきます
私はこんな男にビビっていたの本当に腹立たしい
それも、しっかりと夫の不倫の実態を知って
『私はこんな男にビビっていたの、本当に腹立たしい』
という感情が出るからです
それもこれも、自分が夫がいなければムリという思い込みを持っていたからに
他なりません
ラブホテルで花畑にいる夫とブス女の、アホないちゃつくラインの会話を見て
『私はこんなバカな男に頼って人生を進めようとしていたのか』
という事に気付くのです
そうなれば
『旦那の浮気なんてどうでもいい、私は私の強さを出す』
という、心の底からの決意を出すのです
独身の時に彼氏の浮気を知ったらどうだったのか
それは仮に独身の時に、彼氏の浮気を知ったら
- 『ふざけんな、もうこっちから願い下げ』
- 『この男絶対に許さない、あり得ない』
- 『謝ってきても許さない、もう終わり』
という位に、自分のプライドを傷つけられた思いを出すはずです
夫婦になって、どうしても夫にいろいろと預けてしまっている自分から
『夫婦になっているからこそ、夫にはモノ申す』
という自分を取り戻さなければいけない
それはお互いに対等の立場である、夫婦ならではの関係だからこそです
旦那どうでもいいという言葉を出す時には、
『私の弱さをわかって欲しい』
という自分から
『旦那の弱さを見切っている』
という自分に変わるのです
夫の弱さを知れば弱音を吐いていた自分が消える
それは自分と夫には、厳然たる人としての実力があると理解するからです
- 『少なくとも私は不倫なんてしない』
- 『こんなバカな男とは思わなかった』
- 『こんな男にすがっていたなんて』
という実力差です
その夫と自分がいかに真面目に生きているのかという差が、今後の夫婦の大きな
指標になるのです
その指標がなければ、いつまでもアホな夫に苦しめられてしまいます
正直男は誰でも働くのは当然ですから、家族を養う事を偉そうに言っている夫に、
『オトコなら当たり前、世の中あなただけが家族を養っている訳ではない。
でも、不倫を誰もがしているわけではない』
と言える妻にならなければいけないのです
夫が絶対必要と思い込めば弱くなるのは当然
要は夫が絶対必要という思い込んでいれば、弱くなるのは当然です
しかし、そこから精神的にも経済的にも強くなれば人生観も大きく変わるのです
それを、数多くの私の相談者は、実現させているのです
夫をどういう存在にするのかで、人生は大きく変わります
また、それ以上に自分をどういう存在にするのかで人生は大きく変わるのです
夫婦は夫という他人との共同生活
それを実感するのは、人生の最小単位を夫婦から自分一人にした時です
『夫婦は夫という他人との共同生活、自分がどう生きるかが大事』
という思いが出た時なのです
そういう思いが出た時こそ、自分の中に本当の意味での
『旦那の事はどうでもいい、私が幸せかどうか』
と、どうでもいいの意味が変わる言葉が自然と出るのです
その変化は、今までトライしていなかった事です
夫ありきの人生から、夫は付属品位の人生で進むのか
そういう主体者の変更が大きな変化をもたらす
しかし、それを今までやってこなかった自分がいるのです
自分の成長を止める自分が一番の敵
カウンセリングでお伝えするのは、
‘夫の変化‘
に期待していた自分を捨てて
‘自分の変化‘
を日々続けていく事です
それは、いつでもどこでもできる事です
しかし、逆に言えばいつでもそれを止めるのも自分です
そういう意味でも、自分が一番の敵なのです
夫の事を考えているうちは、その最大の敵の自分を大きくしているのです
You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。
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