旦那が浮気を認めず疲れた時こそ〔夫絶対主義〕から抜けるチャンス

夫絶対主義から抜ける

公開日 2012年10月22日 最終更新日 2024年2月23日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃旦那の浮気に疲れて悩む相談者とお話していますと、必ず思う事があります

 

相談者はあまりにも妻の事を考えない夫の言動に振り回されている中で、早く疲れ
果てる方がいいという事です

 

もちろん疲れる事は言い訳ないのですが、それでも夫の心ない言動に律儀について
行っている相談者が圧倒的に多いのです

 

気がつくと、浮気が発覚して数か月、長い人は数年も同じ状態です

 

女性の方がガマン強いせいもあり、その状態が結構続くことは不思議ではありません

 

しかし、その状態からよくなっているケースは殆どありません

 

その均衡が破られるのは妻が疲れて開き直る時

 

 

  • 『もうばかばかしくてついて行けない』
  • 『こんな事に振り回されるのはまっぴらごめん』
  • 『不倫でも何でも好きにすれば、私は世の中の人が思う事をするだけ』

 

 

と本当に思った時です

 

本来妻としては何とか夫に戻ってきてほしいという気持ちが強く働きますので、
どうしても中途半端な対応になります

 

夫も、今までの延長では修復は考えられないと妻と距離を置きます

 

‘妻に不満→女ができる→妻がすがる→女にさらに向く→妻はさらにすがる‘

 

という悪循環です

 

修復という前に離婚を想定する

 

 

相談者には言いますが、

 

『修復という前に離婚を想定しましょう、ただし手続きは30年後でもいいから』

 

という事です

 

今までの夫婦の関係を続けるのは、すなわち夫を追いかける気持ちがどうしても
働くのです

 

夫は妻の何が不満かといえばどこかで、夫を認めていない言動があった事が多い

 

その不満を解消せずに、

 

『私も心を入れ替えるから戻ってきてほしい』

 

では難しいのです

 

夫を一人の男として、ニュートラルに見る自分作り

 

 

それには、夫をまずは一人の男としてなるべくニュートラルに見る自分作りです

 

夫がいいも悪いもどう見えるのか

 

そのためにも、一回真剣に離婚のシミュレーションをして、そこから夫婦の距離を
考えてみるのです

 

離婚は、大事な自分の権利でもあります

 

それを行使する事だって、人生にはあり得るのです

 

結婚や夫婦を勝手に安心安全とだけ考えていた自分こそが最大の敵

 

夫婦には形式や体裁では何ともならない事が存在する

 

 

現に、日本では3組に1組の夫婦が離婚しているのです

 

実感が湧かないかもしれませんが、それだけ夫婦にはいろいろな事が起こっている
という裏返しです

 

その中で、夫婦という関係性には形式や体裁では何ともならない事が存在すると
わかってきます

 

  • 『長い人生に一発でいい男と結婚できる方が難しい』
  • 『そもそも若い頃自分が選んだ男、自分の選球眼なんてあてにしてはいけない』
  • 『夫だってアホな人間の一人、この夫に期待している方が無理がある』

 

という自分に変わっていくのです

 

そこから自分の意思が明確に変わっていきます

 

それもこれも、

 

‘疲れ切った自分‘

 

から出てくる事です

 

下手に余力があったり、夫に対して媚びを売ったり頭を下げようなんてするうちは、
全然自分の行動なんて変わるワケはないのです

 

自分に棲みついてる、夫絶対主義を変える

 

 

そんな事よりも、もっと自分が

 

『もう私は私らしく生きる、夫に振り回されない』

 

という事を一つ突き進む心境になった時には、全くの別人になっています

 

それを、私の数多くの相談者が経験しています

 

  • 『もう自分のやりたいようにすると思ったら、道が開けてきた』
  • 『夫の気持ちは関係ない、嫌われるとか考えない』
  • 『私が私でなくなることが一番やってはいけない事』

 

という心境になっていきます

 

その時こそ、夫の事は二の次三の次の存在になっているのです

 

自分の人生にいつまでも、不倫している夫を優先させている習性を変えるのです

 

自分で変える事ができるのは、これからと自分の事です

 

自分に棲みついてる

 

‘夫絶対主義‘

 

を変えるのです

 

自分をコントロールする自分を作る

 

 

誰もコントロールできない夫を、なんだかんだ言って変えたい自分がいるのです

 

それはイメージで言えば不可能を可能にしたがる自分をやめるようなものです

 

つまり

 

‘自分をコントロールする自分‘

 

を作るのです

 

自分でできる事だけに、とにかく集中するのです

 

相談者もそれは頭の中ではわかっていますが、あまりにも理不尽に不倫三昧な
夫にどうしても業を煮やすのです

 

その気持ちはよくわかりますし、どうにかしたいのはヤマヤマです

 

夫に何かを言ってどうなるものではない自分を強くする事に専念する

 

 

それをどうするかと言えば、単に夫に何かを言ってどうなるものではないのです

 

 

それよりも、自分を強くする事に専念するのです

 

そこれそ、

 

『私が思うように生きる、それだけ、夫婦にとらわれない』

 

 

という開き直りが必要なのです

 

 

今の私が一番好き私らしく生きている

 

 

その自分を軸にした人生に変えると、本当に自分の可能性が広がっていくのです

 

そこから、夫との夫婦も全然違う関係になっていく

 

夫の内輪で生きていた自分から、自分の意思で夫婦を動かす関係になる

 

多くの葛藤を捨てて自分を再発見した時には、

 

『今の私が一番好きです、私らしく生きていると実感します』

 

という言葉が出てくるのです

 

 

そうは言っても結婚してから夫主導できている相談者は少なくない

 

 

しかし、そういう方ばかりでないのも事実です

 

夫との関係性は結婚してからというもの

 

‘夫主導‘

 

できている相談者は少なくありません

 

またそうではなく自分が強いと思っていた相談者でも、夫の不倫が起こると

 

  • 『私が強いと思っていたのに、実際はこうなると全然弱い』
  • 『今まで私が引っ張っていたのに、今は夫の方が強気』
  • 『夫婦の事は私が決めてきたのに、急に私は弱くなってしまった』

 

と、それまでの構図がガラリと変わります

 

そういう相談者は、余計にショックが大きくなるケースが殆どです

 

しかし、そんな事を言っていても何も始まりません

 

ここから、自分を変えていかなければいけない

 

不倫脳夫教祖の新興宗教化夫婦から社会の一員の夫婦に変える

 

自分のために頑張る希望ある疲れを感じるように変わる

 

 

そのためにも、しっかりと

 

『私は本当の意味で、夫婦の主導権を握らなければいけない』

 

という決意をしてもらうのです

 

カウンセリングでは、多くの相談者の状況も聞いてもらい

 

『どの方も弱っているところから、これが人生で夫婦を変える最後のチャンスと
思って頑張るのですよ』

 

と、最初から弱かったり強いと思っていたけど本当は弱かったという相談者に

 

  • 『夫にはこの言葉を出してください』
  • 『家ではこの態度で過ごしてください』
  • 『夫を大きく見過ぎないで、こういう見方をしてください』

 

という具体的行動アドバイスを送るのです

 

そのアドバイスを聞いて行動してもらうと、相談者にはそれまで夫に疲れていた自分から
自分のために頑張る、希望ある疲れを感じるように変わるのです

 

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浮気した夫と【本気で夫婦を修復する覚悟】があるかが大事なこと

You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。