夫の不倫は自分の生まれ育ちで培った常識を取り戻す大事な転機

生まれ育ちを思い出す

公開日 2018年6月10日 最終更新日 2024年2月23日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の思考の中では
夫の不倫をどう捉えるかがポイントがズレている方が殆どです

 

もちろん突然起こった苦しみですから、冷静に考える事なんてできないのが普通です

 

しかし、現実は起こっているわけですから神頼みをしようが占いをしようが愛され妻
をしようが、何も状況は変わらないどころか、どんどんひどくなっていくのです

 

その状況でどうすればいいのか

 

もちろんネットサーフィンをしている中で様々な情報を得ているはずですが、そこに
ある情報は本当に種々雑多です

 

その中で自信喪失している自分が正常な判断ができるかと言えばそれは難しいはずです

 

むしろ自分を守るために、

 

`黒いものを白い`

 

と言う事を選ぶ可能性は低くないわけです

 

そこからできる事は夫へのさらなる依存や、あり得ない不倫の看過です

 

要はそういう事を無責任に書いている、愛され妻とか良妻賢母等の不倫応援カウンセラー
が世の中にいるわけです

 

その○×の識別をつけるには

 

`自分の生まれ育ちで培った感覚`

 

です

 

私が相談者に親兄弟をはじめ、家族の事をお聞きするのはそういう相談者の生まれ育ちを
知るためです

 

『うちの父親は真面目人間で、怖かったけど今は丸くなりました』
『母親はいつも私の事を大事にしてくれて、今でも一番の協力者です』
『兄は頼りになるので、いつも客観的意見をくれます』

 

というような家族の事を説明してくれるわけです

 

その家族の中で育った相談者が、チキンとブス女の愚行に負けるはずがないのです

 

結婚してからすっかりその生まれ育ちで培った自分の判断力を、カウンセリングの中で
取り戻してもらうのです

 

『私が独身の頃ならこんな事を許すはずがない』
『結婚してから忘れてしまっていた自分の倫理観を取り戻そう』
『親や兄弟が効いたら泣くような事をしていいはずがない』

 

という自分を思い出すのです

 

そこから自分がわからないお思っていた事を、昔なら普通にやっている事に気が付きます

 

どこまで夫に毒されてきたのか、夫に判断を預けて生きてきたのかという事です
その自分自身で怠ってきた事を、これからの人生では絶対に自分でやるという決意を持つ
のです

 

夫にやってもらう事ではなく自分ができる事を増やす人生を進むのです

 

その信念が夫とブス女のアホさをしっかりと捉える事になるのです

 

自分を一番思ってくれるのは不倫しても夫と思い込む大きな過ち

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。