不倫でおかしくなったのは夫婦二人ではなく夫一人でしかない

夫だけがあほになっている

公開日 2018年12月29日 最終更新日 2021年12月8日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私の中で考える夫婦を
相談者にお話しするという事は、ない事はないのですが正直あまり意味がない

 

なぜなら、相談者の夫婦というのは相談者が当時者であるからです

 

そういう意味では相談者の夫婦を、私がこうすべきああすべきという事を言うわけ
ではありません

 

  • 『夫婦とは何なんでしょうか』
  • 『夫婦ってこんなものですかね』
  • 『夫婦は何でこんな関係になってしまうのですか』

 

という質問というか、思いに対して

 

『夫婦は人の作った婚姻制度の中の関係です、感情は別のものです』

 

とお話しします


ブログにも書きますが、戸籍が一つの男女を夫婦と呼んでいるだけです

 

私が夫婦とはと聞かれると

 

‘離婚していない男女‘

 

と言います


それはふざけたり、おちょくっているわけでも何でもない

 

本当にそう思っているからです


要は夫婦というのはあくまでも器の呼称に過ぎないのです

 

その器に男女一人ずつがいて、中でどういう事が起こるかは当事者しか関与できない
わけです

 


相談者はその中身について、自分が当事者である事から逃げられないのです

 

相談者の言う、夫婦というのは他の夫婦と比べてどうかという意識があるのです

 

結婚した時に

 

『私が決めた、どんな事があってもこの人と結婚する』

 

という思いがあったはずです

 


それは、比較しても意味がない

 

‘唯一無二の男女‘

 

である夫婦に、夫の不倫というアホな事一つで他の夫婦と混同しているのです

 

もちろん、自分たち夫婦は世の中から外れてしまっていないかという不安があるのは
よくわかります

 

しかし、世の中から外れているのは夫婦ではなく夫単体です

 

その実態に夫婦という二人を入れていては、全然見当違いな悩みが出てくるのです

 

夫の不倫と夫婦の枠組みの中で起こる問題は全く違うモノです

 

ブス女という夫婦以外の女がいるという事です

 

夫婦については、そのブス女の排除を先にした後で考えるべき事です

 

夫婦がおかしくなったのではなく、夫一人がおかしくなっただけなのです

 

それを正常な妻があおりを受けてはいけない

 

『私はまとも、夫がアホになっても私が絶対に夫婦を動かす』

 

という事なのです

 

それをしっかりと、カウンセリングの中で理解してもらうのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。