夫の不倫にさえ〔夫婦を続ける事〕だけを目的にしている自分をやめる

夫婦を続ける事を目的にしない

公開日 2019年1月21日 最終更新日 2021年4月30日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が夫の不倫に
悩む時間は膨大な量に及んでいるわけです

 

毎日朝起きれば、

 

  • 『夫は何をしているのだろうか』
  • 『夫は私をどう思っているのだろうか』
  • 『夫の気持ちはどこにあるのだろうか』
  • 『夫と離婚になったらどうなるのだろうか』

 

という思いが次々と出てくるわけです

 

不倫夫の事を考え出すと時間を忘れてしまう

 

 

しかし、その気持ちとは裏腹に夫はといえば

 

  • 『お前と俺はもう終わっている、何も言う事はない』
  • 『正直結婚した事を悔やんでいる、何で結婚したのかと』
  • 『俺にはもうお前には気持はない、変わる事はない』
  • 『早く離婚してくれ、それしか望む事はない』

 

という言葉や態度を出すだけです

 

その夫の事を考えている時間は相談者自身もよくわからなくなる程です

 

その証拠に夫の不倫で悩んで日記をつける人は珍しくありませんが、思い出しても

 

  • 『私こんな事書いていたんだ』
  • 『全然記憶にない、こんな事があったんだ』
  • 『私は全然勘違いしていた、これは2カ月前方思っていたら先月の事だった』

 

というように、記憶もあいまいになっているのです

 

不倫が起こると夫以外の事にエネルギーを使っていない

 

 

それ程夫の事ばかり考えているわけです

 

それは他の事にはあまりエネルギーを使っていない事の裏返しです

 

だからこそ体重も短期間で10キロ落ちる人もいますし、子供の事もやっつけ仕事で
見ている時間が続くのです

 

その中では冷静に物事を見るなんてできる方がおかしいのです

 

その中で夫は外でブス女とアホな事をして喜んでいるだけです

 

夫との関係性を見直す開き直りが必要

 

 

夫婦の中で、精神的にこれほどの違いを生むのが不倫の恐ろしいところです

 

ここからすべきは

 

‘開き直る自分‘

 

を作る事です

 

開き直るというのは、夫と自分の関係性を見直すという事です

 

夫の不倫は人生最大のピンチではなく最大のチャンス

 

 

そもそも、夫に不倫されても夫婦を続ける事だけを目的に生きようとしている自分を
やめるのです

 

  • 『何で私がこんなアホに言われなければいけないの』
  • 『私が弱っている場合じゃない、この夫の言いなりでいいはずがない』
  • 『何でも私が言う事を聞くと舐めている、絶対に見返す』

 

という自分が絶対に必要なのです

 

その開き直りこそが、人生最大のピンチが最大のチャンスに変わるのです

 

その自分を作るのが私の相談者なのです

 

『カウンセリングを受けて、こんなにも自分が変われるとは思いませんでした』

 

という言葉が出てくるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。