自分の頭で勝手に世界一にしている夫を現実の弱くアホな夫に戻す

世界一の夫の妄想を捨てる

公開日 2019年4月8日 最終更新日 2021年1月28日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、殆どの相談者がはまる
罠があります
その罠というのは何か

それは夫への帰依にも似た精神的過信や依存です
そこには多くの相談者がその状態は当たり前の思考があります
相談者自身は決して夫に寄りかかり過ぎとは思っていません

私がいろいろと相談者と接している中では、勇気を持ってブス女と戦った後でも

『夫は離婚を言ってくるとは思わなかった』
『夫はさすがにブス女と別れてくれると思っていた』
『夫は私に謝ってくれなかった』

という言葉が聞かれるのです
その言葉はまさしく

‘夫世界一‘

という自分が心の中心にあるからです
相談者が夫をどう思うかは、もちろん誰かに言われる話ではない
自分で夫の事を

‘私の気持ちをわかってくれる人‘

にするのであれば、それはそれでいいのです
しかし、現実はそう思っている夫が裏切っている
しかも、ブス女を叩いた後でもブス女を守る姿にショックを受けているのです

相談者には

『他の相談者の夫とあなたの夫は何も変わらないクズですよ』
『あなたの夫だけが不倫をして反省するなんてあり得ない。他の数多くの相談者の夫と
比べても特別な夫ではないのですよ』

とお話しします
要は、相談者が自分で都合よく考える夫をやめるように促す事がカウンセリングです
相談者が自分の夫は普通に情けない男と言葉だけではなく、思考が変わらなければ意味
がないのです

相談者にとって、現実は最悪な夫に対し頭の中の世界一の夫というギャップがどれだけ
自分を苦しめているのかは、想像がついていないのです
だからこそ、現実のアホな夫を伝えなければ相談者は虚構の人生になってしまうのです

相談者が夫を良く見すぎるというか、夫に疑問がない状況は非常に危険なのです
頭の中と現実の夫を合致させる事で、相談者は今後の人生に大事な処世術を持つのです

『夫の前に一人の普通の意思の弱い男とわかった』

という思考が相談者のこれからを助けるのです

相談者が自分で自分をだまして作った、偶像の夫を現実の夫に戻すのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。