夫や過去ではなく親にもらった体と未来しか動かせない事に気付く

変えれるのはこれからと自分

公開日 2019年6月5日 最終更新日 2021年2月11日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にお話しする
中で、口酸っぱく言う事がいくつかあります
その中でも特にお話しするのは

`変える事ができるのはこれからと自分`

という事です

それは誰も頭の中ではよくわかっていますが、実際には行動は真逆になっている
のです

『どうすれば夫は私を振り向いてくれるのか』
『夫は何をすれば不倫をやめてくれるのか』
『夫の気持ちは何で動くのか』

という事を、相談者は真剣に考えているのです

それこそまさに、

`できない事への無謀なチャレンジ`

とでも言うべき事です

逆に夫は妻である相談者の気持ちを変える事はできません

『早く離婚しろ、もう俺には時間がない』
『これ以上俺を苦しめるなお前とはもう無理だから』
『こんな事を続けていても意味がない』

という夫の言葉に従う自分はいません

『勝手に言われても困る』

という思いしかありません

その中でもう一度変える事ができるのは何かを認識しなければいけません
私は毎日できる限りトレーニングジムに行きますが、人生と同じと感じます
通っている人は老若男女様々ですが、人の体や運動を羨ましがっても意味がない

この世に生まれて親にもらった体しか動かせないわけです
当たり前ですが、皆さん一生懸命自分を動かしているのです

そういう人たちの中に混じっていると

『できる事はこれからと自分だけ』

という気持ちが強くなるのです

そもそも人間は最後は一人です
いくら夫婦間や家族がいると言っても、同じタイミングで死ぬ事はまずないのです
そう考えると、自分という人間とどう向き合うかだけです

夫の不倫でそういう現実を見たと思うべきなのです
それはある意味

『夫が不倫しなければ自分の事をこんなに深く考える事はなかった』

という転機でもあります
それは私の数多くの相談者が経験します
それもこれも、夫を変えようとしていた自分や過去に戻りたい自分がいたからです

不可能を追いかけていた自分は、どこかで現実や人生を真剣に考えないと苦しいと
気付くのです
自分の思いや考えが及ぶ範囲は

`これからと自分`

という事を心底体に沁み込ませるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。