夫を〔自分と一体化〕や〔オカマ化〕していた日常を不倫で気付く

夫をオカマ化している妻

公開日 2019年8月22日 最終更新日 2024年2月26日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の人生は誰の
ものかと言えば、当然ですが相談者自身のものです

 

そう質問すれば

 

  • 『私の人生です』
  • 『もちろん、私のものです』
  • 『私です、それしかありません』

 

 

という言葉が返ってくるのです

 


しかし、それを現実的に行動にしているのかと言えばノーです

 

多くの相談者は自分の人生を夫に預けている

 

 

多くの相談者は、自分の人生を夫に預けているのです

 


もちろん夫婦ですから

 

  • 『あの人と私は運命共同体』
  • 『夫は私の体の一部』
  • 『夫の事は私と同じと言っても過言ではない』

 

という、

 

‘一体化‘

 

の意識が強くあります

 

それはそれで夫婦に問題がない時にはいいのです

 

しかし、夫の不倫という非常事態が起こっている時にその意識が自分を苦しめるのです

 

結婚してからいつしか人格までも同じような感覚になっている

 

 

そもそも、夫と自分は別人格です

 

しかし、恋人になって結婚してからいつしか人格までも同じような感覚になっている

 


いや、もっと言えば夫をどこか同性の人間のように、

 

‘オカマ化‘

 

しているのです

 


それは相談者の発言にも出ているのです

 

  • 『まさか夫が不倫なんてあり得ない』
  • 『あの人はそんなことする人ではない』
  • 『絶対に違う、嘘に決まっている』

 

と、同性の友人がそんな事するわけはないというようなイメージで捉えているのです

 

 

不倫のニュースを見ると何で男ってこうなのかしら

 

 

しかし、普通に考えると世の中の男が不倫するニュースを見ると

 

  • 『何で男ってこうなのかしら』
  • 『どいつもこいつも本当に男って情けない』

 

という言葉が出てきます

 

しかし、自分の夫は

 

‘あり得ない‘

 

と勝手に除外しているのです

 


それは心のどこかでオカマ化しているからです

 

夫の不倫はあり得ないにしている自分都合

 

 

それをカウンセリングの中で矯正するのです

 

  • 『夫婦は別人格の共同生活ですよ』
  • 『夫は夫の前に男です、その夫の不倫はあり得ないにしているのは自分の都合です』

 

 

というように、そのオカマ化や一体化を改めてもらうのです

 


そこから、自分の人生には

 

  • 『夫婦でも私は私、夫は夫』
  • 『夫は夫である前に男、すっかりそれを忘れていた』

 

という感覚に戻してもらうのです

 

人生に持つ基準を見直す転機が不倫

 

 

そういう人生に持つ基準を、見直す転機が不倫でもあるのです

 

それは決して悪い事でもなんでもないのです

 

むしろいつかは必要な見直しだったという事に気付くのです

 

何に悩んでいるかわからない原因を掘り下げると自分の迷いに辿り着く

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。