夫が大事という漠然とした意識からどう大事なのかを突き詰める
公開日 2019年8月30日 最終更新日 2021年2月11日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の中では夫の
事は自分にとってはいろいろな意味で大事な存在です
どう大事なのかと言っても、一言ではないえないわけです
夫は自分が人生を賭けて一緒になった相手です
それは夫がそう思っているのとは違う面もあるわけです
夫と妻で夫婦が捉え方がどう違うのか
それは、
‘身を預ける預けられる‘
という差です
そもそも男女では肉体的な強さに差があるわけですから、女性が男性に身を預ける
のは当然の事です
やはり女性が生きていく上では
｀誰かに守ってもらいたい｀
という本能があるわけです
その中で男性は
『俺の方が守ってあげなければいけない』
という気持ちになって結婚も成立するわけです
両者の間で守る側と守ってもらう側という意識が少なからずある中で、少しずつ
バランスが崩れていく事がある
夫は夫で緊張感のある夫婦のスタートから、仕事でも責任が増していくと家庭より
会社でどう生き延びていくのかという意識が強くなっていきます
また妻も守ってもらう事が当たり前になっていくと、あぐらをかいてしまっている
状態が生まれます
そうなると当初の
｀守る守られる｀
という関係から、
｀自分の事最優先の夫｀
と
｀寄りかかりすぎる妻｀
という構図に変わってしまうのです
そういう時に夫の不倫が起こるのは、何ら不思議ではないのです
なぜなら、夫は夫で外で自分の責任を回避できるモノを探します
妻は妻で夫は守ってくれるものと信じ込んでいるわけです
そこには遠い昔に約束した夫婦の守る守られるという約束手形はあってないような
ものなのです
その永遠に続くと勘違いしている夫婦の有名無実化した約束というか保険にしている
意識を変えてもらうのです
『私は夫がいつまでも自分を守ってくれると思い込んでいました』
という言葉が出るわけです
いや、そういう言葉が出てこそ本当に夫婦の関係性を現実的に捉え始めた証拠です
そこから夫という存在をどういう意味で大事なのかを漠然とではなく、具体的に
考える事が大事なのです
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