公開日 2019年9月8日 最終更新日 2021年7月26日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の中には
夫との修復を希望するという言葉を出す方は多いわけです
目次
木村泰之のところに来る方は離婚を望んでいるはずがない
その裏返しは
‘離婚はしたくない‘
という意思表示です
そもそも木村泰之のところに来る方は、離婚を望んでいるはずがない
もし離婚をしないのであれば、有利な条件になるように弁護士とか裁判所に行く
のです
その相談者の心理はよくよくわかっているわけです
離婚したくない=修復という安易な発想をやめる
しかし、ここで一つ大きな問題があります
それは
‘離婚したくない=修復‘
という安易な発想をやめるという事です
そもそも離婚というのは、結婚と同じで行政上の手続きです
結婚が婚姻届けを役所に出すのと同じで、離婚は離婚届けという用紙を提出する
という事です
離婚はあくまでも書類を提出する無機質な手続き
要は離婚というものは、あくまでも書類を提出する無機質な手続きです
それに対して修復というのはあくまでも
`相談者の概念‘
でしかない
相談者が1000人いれば、1000通りの修復のイメージがある
- 『昔のラブラブの二人に戻りたい』
- 『夫と私でもう一度ゼロから出発したい』
- 『土日は必ず二人で出かけて、いい時間を過したい』
- 『子供のための父親だけでいい』
- 『とにかく体裁のために家にいてくれたらいい』
というように、いろいろな状況を相談者は修復という言葉に都合よく込める
のです
修復なんて事はそもそも形がない
離婚は1000人いても
‘役所に離婚届を提出する手続き‘
と定義は変わらない
しかし、修復なんて事はそもそも形がないのです
それを相談者が勝手にイメージして
『私は修復したいのです、どうすれば修復できますか』
と、自分のイメージを実現したいという事を訴えるのです
離婚は有責配偶者の夫には選ぶ権利はない
しかもその相談者の言う修復の登場人物は、
`自分と夫‘
という二人です
しかし、離婚は有責配偶者の夫には選ぶ権利はないのです
という事は相談者の気持ち一つです
その離婚と修復という言葉を並べる事をやめるのです
修復という曖昧で妄想でしかない事に置き換えている状態を変える
カウンセリングでは相談者の
‘離婚したくない‘
という事を、勝手に修復という曖昧で妄想でしかない事に置き換えている状態を
変えてもらうのです
そこから、自分の思考が現実的に変わっていくのです
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