公開日 2020年2月18日 最終更新日 2023年9月19日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
夫の不倫が起こった時に、何をすべきなのかという事をカウンセリングでお話し
しているわけですが、そもそも一番最初にすべき事は
‘思考の整理‘
です
夫の不倫はある時、何かの拍子でわかってくるわけです
夫の様子がおかしいと感じて、スマホとかカバンの中の持ち物を調べて
- 『まさか夫が浮気しているなんて』
- 『こんな事が起こっていたなんて』
- 『うそでしょう、女がいるなんて』
と、まさに寝耳に水の状態になるのです
目次
不倫が起ると詰めるかネットサーフィンの2パターン
その状態になれば、多くの相談者が2パターンに別れます
一つは
‘夫を詰める‘
というケースです
そしてもう一つは
‘ネットサーフィンをする‘
というケースです
白黒ハッキリさせたいという思いで詰める
最初の夫に詰めるパターンは、何か証拠を見つけたその日にでも行動を起こす人
は珍しくありません
- 『たまたまこれが見つかったけど、どういう事?』
- 『悪いとは思ったけど、あまりに様子がおかしいと思ってスマホを見たら
女の人が出てきたけど、説明してくれる?』 - 『もう全部わかっているから隠さずに説明して』
というように、白黒ハッキリさせたいという思いで詰めるのです
それを言われた夫も、最初は抵抗していても隠し切れずに
- 『ごめん、つい相談に乗ってと言われて』
- 『出来心で2,3回会っただけ』
- 『もう別れる、本当に悪かった』
というように、自白をするケースは少なくありません
夫にその後のブス女との話を任せている形になりがち
そのケースでは、夫にその後のブス女との話を任せている形になりがちです
『別れてくるから、待っていてくれ』
というように、夫の言葉を信じていますがなかなかそうはならないのです
なぜなら、ブス女がこっそりと続けていた不倫を妻に詰められて別れると
言われるのは、自分の優先順位が下がるという事を意味しています
もちろん、悪い方が優先順位に腹を立てるなんて言語道断です
奥さんに見つからないようにすればいい
しかし不倫をしているバカですから、それこそ常軌を逸している思考です
そのブス女が考えるのは
- ‘奥さんに見つからないようにすればいい‘
- ‘奥さんに負けたくない‘
という、ふざけたズルさと図々しさです
その結果は夫は妻に隠して水面下で、ブス女と結託を強めるという事です
夫にすぐ詰めても結局は徒労に終わる事が多い
それを後でわかって連絡が来る相談者も数多くいるわけです
そう考えると、夫にすぐ詰めても結局は徒労に終わる事が多いわけです
もちろん、詰めて不倫をやめるケースもない事はありません
しかし、多くの場合は相談者の想像を超える
‘ブス女の嫉妬とコンプレックス‘
がそれを阻止するのです
ネットサーフィンは自分の耳障りの言いものから見てしまう
そして、夫の不倫を知ってネットサーフィンをするケースについて説明しますと、
ネットの中には種々雑多な情報が氾濫しています
- ‘夫の不倫 どうすればいい‘
- ‘夫の浮気 調査‘
- ‘不倫 修復‘
- ‘夫が冷たい‘
- ‘浮気 どうすればいい‘
- ‘夫がおかしい 苦しい‘
など、とにかく自分の心情を検索します
すると、とにかく多くの情報が出てきますから自分の耳障りの言いものから見て
いくのです
夫にはとにかく優しくすべきにいきがち
そして、
‘何をするべきか‘
という観点から調べていますので
- 『夫にはとにかく優しくすべき』
- 『夫は寂しかったから、もっと大事にすることが必要』
- 『不倫相手の女の子とは考えてはいけない』
- 『家で笑顔で待っていれば、必ず戻ってくる』
というように、自分を直すようなアクションに目が行きます
不倫は自分の責任を半分刷り込んでしまっている
要はその時点で、
`不倫は自分の責任`
を半分刷り込んでしまっているのです
不倫が妻のせいなんて、そんなバカな事があるわけないのです
ネットサーフィで自分の弱さを必要以上に感じてしまう
しかし、ネットの世界は恐ろしいものですからそういう善悪をねじ曲げて説明という
か促すブログが横行しています
もちろんそれを実行するかどうかは、最後は自己責任です
しかし、そういう善悪逆転している事さえも無力になると従ってしまうのが人間です
ネットサーフィの怖いところは、そういう弱さを必要以上に感じてしまうのです
思考の整理は大きく物事を考えるという事
そう考えていきますと、思考の整理はどういう事なのかと言えば
‘大きく物事を考える‘
という事です
夫を問い詰めてもネットサーフィンをしても、その次にどういう事が起こるのかとか
その後の行動はどうするのかという事を考えない状況が一番まずいわけです
しかし、現実は先読みをする事を自分一人ではなかなかできない
だからこそ、カウンセリングの中で思考を整理するのです
大きく物事を考えるという事は、不倫だけをどうにかしようとしてはいけない
という事です
夫婦ではなく自分自身の生き方を考える
ではどこまで大きく考えるのか
それは夫婦でもなく、
‘自分自身の生き方‘
です
そこまでを考えるという事です
不倫という犯罪を目の当たりにした自分がどういう対処をするのか
この不倫している夫を見て、どういう自分でなければいけないのか
どういう自分でいなければいけないのか
そう考えると、夫を詰めるとかネットサーフィンをする前に
『私はこういう状況で、どういう自分でいなければいけないのか』
という思考を作るのです
要は夫に認めさせてやめさせるとか、ネットの中に答えを探すのではない
‘自分自身の答え‘
を作るという事です
自分が納得する事を最優先にする
思考の整理というのは、自分が納得する事を最優先にするという事です
夫を問い詰めてもネットサーフィンから答えを探しても、本当に自分が納得する
のかそういう自問自答をする習性をつけるのです
自分の頭の中は無制限の広がりがある
目の前にある事だけで右往左往するのではなく、自分の人生観を作るのです
思考の整理というのは、まさに自分の頭の中の優先順位の整理でしかないのです
自分の頭の中は無制限の広がりがあるからこそ、大きく考える事になるのです
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