公開日 2019年1月5日 最終更新日 2021年8月28日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては何が
正しくて何が間違っているのかという、いわば
`〇×の区別`
を常に考えてしまうのです
しかし、そもそも相談者が苦悩する大元の現象は何かと言えば夫の不倫です
目次
不倫の当事者は夫とブス女でしかない
その夫の不倫の当事者は夫とブス女でしかないわけです
それをすっかり忘れてというか、意識が飛んでどこかでまず犯人捜しをしているのです
自分が犯人捜しを始めると、真っ先に浮かぶ容疑者が自分自身になってしまう
- 『私がもっと優しくしていれば、夫は不倫なんてしなかった』
- 『私はなんてだめな奥さん、夫を理解してあげていなかった』
- 『私には夫の妻でいる資格なんてないかもしれない』
という、一番の容疑者にしているのです
それもこれも、犯人である夫が
- 『俺がこうなったのもお前のせいだ』
- 『お前には俺の気持ちなんて何もわかっていない』
- 『何で俺はお前と結婚したのだろう、失敗だった』
というようなふざけた言葉に、矛先を自分自身に向けてしまうのです
不倫夫にダメな妻で申し訳ない思考では何でも×になる
その、そもそも世の中から見ればアホで情けない夫に対して
‘申し訳ない自分‘
を作っていては、いくら○×を考えても根底が間違っているのですからなんでも×に
なるのです
相談者にはそういう意識というか見方が不思議と欠落しているのです
仮に有名人や芸能人の不倫報道が出た時に、
『奥さんがちゃんと面倒を見ていなかったんだ、ダメな奥さん』
なんて思うのか
そんなはずはありません
- 『多くのファンや支持者を裏切るバカな奴』
- 『本当に見損なった、こんな人じゃないと思ったのに』
という思いが出るはずです
夫の不倫なのに自分を悪者にする自分に喝
それを自分の夫の不倫では、
『私が悪かった、ごめんなさい』
と180°真逆の事を言っていいる自分がいるのです
そんなバカな話はないのです
それをしっかりと理解してもらうのがカウンセリングです
そもそも夫の不倫に悪人は夫とブス女の二人以外にはありえない
容疑者どころか間違いなく犯罪者です
そこに自分を容疑者なんかにしている自分に喝を入れるのです
木村泰之からすれば相談者は何をしても間違いはない
それをしっかりと区別がつけば、相談者驚くほど変貌を遂げます
『私が何で責められなければいけないの、このバカ二人を許さない』
という思いがしっかりと出てくるのです
そこから自分が
‘○ב
ではなく、
‘納得しているかどうか‘
という判断基準に置きかえるのです
私からすると、相談者の行動は何をしても間違いはないのです
ただ、納得しているかどうかだけに集中する事が必要なのです
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