夫の不倫に納得する事をやらなければ【何で結婚したのか】に行き着く

‘納得する事‘が結婚した意味

公開日 2021年2月4日 最終更新日 2023年9月13日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者とお話ししていますと、苦しい表情を浮かべながらも
言葉にするのは、その苦しみをどうにかしたいという事よりも

 

  • 『夫と元の夫婦に戻りたい』
  • 『早く修復したいです、どうすればいいのか』
  • 『夫が不倫をやめてくれる事が一番の望みです』

 

という事です


相談者も周りも評論家になっている

 

こういう相談者の言葉に、一見すると誰もが

 

  • 『そうですよね、ご主人にバカな事をやめてもらいたいですよね』
  • 『本当に夫は何を考えているのか、もうすぐにでもやめるべき』
  • 『夫婦がまた一刻でも早く仲良くなってほしい』

 

と、返したくなります

しかし、その言葉を100回もらっても相談者の現実が何も変わらないのです

要は相談者本人も周りも不倫については、どこかで

 

`評論家‘


になっているのです

 

どういう事かと言えば、相談者も周りも不倫をやめるべきという言葉での指導
になっているのです


それはそれで、

 

『夫がバカな事をしているんだから、自分が反省してやめるべき』

 

というのは当然の考えです

 

 

しかし、それでは夫の不倫は終わらない可能性が高い

 

不倫当事者に自浄作用なんてない

 

なぜなら、不倫というものは自浄作用がほとんどない悪事です

 

夫とブス女の共犯である不倫は、自分の後ろめたさや倫理観を当事者同士で

 


『私たちが良ければいい、私たちの気持ちが一番』

 


と、打ち消す事しか考えていません

 

という事は、相談者である妻も周りも当事者のバカ二人もこの悪事にメスを
入れる人間は皆無という事になります

 

不倫を傍観していてはいけない

 

では、いつ誰がどうすれば不倫に毅然と戦うのか

 

それをカウンセリングで説明します

 

『不倫をやめるのを夫任せにするのは、家が火事になっているのを傍観して
いるようなモノです、消す気なんてさらさらない放火犯の夫に消して欲しい
といっているのと同じなのですよ』

 

という事をお話しします

 

すると、相談者も

 

『私が動かなければ誰もやってくれないですよね、でもやり方が分からない
ですし、一人でできるのか不安です』

 

という反応が来ます

 

それに対して

 

  • 『そうです、妻が夫の悪事にメスを入れる一番の権利も義務もあるのですよ』
  • 『自分がやると思えば半分はできているようなものです、あと半分のやり方
    なんて私の方でいくらでも説明します』
  • 『あなた一人ではなく、私も先輩相談者もいろいろと助けますから』

 

という事をお話しします

 

何で結婚したのかわからない自分を作らない

 

 

それを聞いた相談者も

 

『私一人では夫にすがったり懇願する事しかできなかったですが、そう言って
もらえれば頑張ります』

 


と気持ちが強くなる自分を知るのです

 

そこから、夫任せにしていた自分から

 

『私が納得する事をやる、それをやらなければ私は何のために結婚したのか
分からない』

 

という気概が生まれます

 

そこには修復とか夫が元に戻って欲しい、と言っていた自分はいないのです

 


それよりも、火事を消す事が先という使命感が最優先するのです

 


その時にはつい先日まで、自分が評論家だったという事に気が付くのです

 

不倫脳夫は〔どうせ俺はバカな奴〕と言い聞かせて現実逃避で楽になりたがる

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。