公開日 2011年12月26日 最終更新日 2021年1月24日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
ため息をつく夫の話です
世の中ため息をつく男は多いと思います
しかも、内容も言わず、ただため息をつくというようなイメージです
「何に困っているのか言ってくれればいいのに」
と周りは思いますが、内容は何も言わない
男のよくないところです
人に相談する習性が乏しく、まずは自分で解決しようとするので、
どうしてもいい展開にならないわけです
それでも、頭の中で考えてなにか外に出したいものが、ため息
として出るのです
男がため息をつくときは、大体人間関係が絡む事が多いはずです
叱られたり、非難されたり、自分が弱っているサインです
こういう時に、周りはあまり
「ため息ばかりつかないでよ」
とは言わず
「何を言われたの?心配になるでしょ」
と、心を吐露させる言い方の方が、ため息はやめて相談しようと思います
せき込んでいる人にせきをやめてというのと似ています
どこが悪いのと聞かれた方が、具体的に相談したくなるからです
しかし、それが不倫をしている夫のため息のケースもあります
そういう時は
『俺はお前と一緒にいると疲れるんだよ』
『何で俺はお前と結婚したんだ』
『夫婦でいる意味がないだろう』
と感じ取らせるためのため息でしかありません
そういう時には妻の方が
『私が夫の機嫌を損ねているかも』
『夫に嫌われたらどうしよう』
『夫婦が修復できないかも』
と、自分を責める合図に聞こえてしまいます
しかし、そういう時でも
『心配するでしょう』
という言い方の方が、夫の方が逆にドキッとするのです
夫としては諦めさせたいという心理からため息をつくのですが、そこに諦める
どころか
『どうしたの、妻として心配するのは当然じゃない』
位の、夫のヨコシマプレッシャーに対して気丈な自分を出すのです
すると妻の方が一枚上手になるのです
不倫をしている夫のため息は、決して珍しくない生態です
陰で操るブス女が
『奥さんを弱らせたい』
『奥さんには優しくさせたくない』
『お子さんに諦めさせたい』
という嫉妬を夫に伝授するのです
それを受けた夫が全てを言葉にできない分、ため息でその嫉妬を表現するのです
そのため息に下を向いていたら、それこそバカ二人の思う壺になってしまう
それをカウンセリングの中で
‘ため息の意味‘
を解説するのです
それを聞くと、
『そのため息をそのまま受け取ってはいけないのですね』
『夫はそんな事を言われてため息をついているんですね』
『ブス女が操っているから、私にため息をみせるのですね』
と、そのかカラクリを知るのです
それを知れば、自分を責めるなんてバカな事はしないのです
逆に心の中で
『ブス女に絶対に負けないと、言っておけ』
という意味を込めて
『妻だから心配するでしょう』
という表現を使うのです
それを言われた夫は、夫が妻を弱らせていると思って反応を待っているブス女には
妻の想定外の返しをされて何も言えないのです
もし何かを言っても
『奥さん全然弱っていない、どうして』
と、ブス女の方が混乱してくるのです
そうなると夫の方がどうしていいかわからず、妻とブス女の間を右往左往してくる
のです
それもこれも夫やブス女よりも、妻の方が強いという事を証明するからです
夫のため息もいろいろと種類がありますが、いずれにしても妻がその夫に連鎖反応
を起こしてはいけない
妻は夫のため息ごときに、心を乱している場合ではないのです
そもそも小心者の夫がつくため息は、妻に聞こえよがしに出しているのです
それを見透かして
『どんな泣き言を言うか聞いてやる』
『ブス女またに何かを言われている』
という読みを持つのです
そこからため息の正体が本当にしょうもない事と理解します
夫が言葉にできない泣き言や隠し事が隠れているため息を、妻として見切るのです
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