夫の不倫は【夫婦の枠組み】が視野を妨げる実態をカウンセリングで知る

夫婦の枠組みを取り除く

公開日 2021年4月20日 最終更新日 2021年4月20日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者に接していますが、夫のアホさばかりに目がいく状況が
続きがちですが、夫に頭が行っている事での弊害が強く出ます

 

それは他に視野が広がっていないという事です

 

  • 『夫はこれからどうするつもりなのだろう』
  • 『夫は何をしたいのか』
  • 『夫の心境を知りたい、どう考えているのだろうか』

 

という事を考え始めると、何か難題に取り組んでいる研究者のような執念が出ます

 

夫の不倫に妻が不眠不休の研究者のようになっている

 

 

その研究と言うか探求は、時間を忘れて終わりのない日々になります

 

冗談でなく寝食忘れて、日々を過ごしているのです

 

その時間は他の事を考える余地はありませんから、全く夫の探求以外進まないのです

 

いや、夫の事を考えても全く進みません

 

なぜなら、夫の言動がまさしく

 

‘予測不能‘

 

だからです

 

それは今までの夫婦の真逆の思いです

 

夫への思いが不倫を境に真逆になっている

 

 

それまでは、

 

  • 『あの人の考えている事は大体わかる』
  • 『私の事はよくわかってくれている、私も一番よくわかる』
  • 『あの人はこういう時に、これをすると想像がつく』

 

という思いです

 

そこには夫と自分の頭の中では、

 

‘夫婦という担保‘

 

があるのです

 

自分が夫をわかっているという心理には、夫婦という枠組みが安心感を与えている

 

それは当然の事で、誰だって

 

『夫婦なんだから、お互いの事をわかるでしょう』

 

と、それを前提にしています

 

不倫は夫婦の枠組みの中で起こっている事ではない

 

 

しかし、それはあくまでも平時の時です

 

もしくは、ある程度の事は目をつぶる事ができる時です

 

今の状況はそういう事ではないのです

 

不倫というのは、夫婦の枠組みで起こっている事ではありません

 

平時ではなく、また目をつぶる事はできないのです

 

その時に夫婦という担保は全く意味をなさないのです

 

その違いと言うか、シチュエーションが異なる事に気付かなければいけない

 

言うなれば、夫婦の枠組みを取り外して考えるべき事です

 

不倫夫を夫と見ずに犯人として見る

 

 

それを外すと、視野がグッと拡がります

 

  • 『夫を夫と見ずに、犯人と見てください』
  • 『その犯人には共犯者がいます、ブス女です』
  • 『これは夫婦の問題ではなく、あくまでも世の中の悪事ですよ』

 

 

と次々にその見えていない実態をお話しします

 

  • 『そうですよね、そう考えなければ説明が付かないですよね』
  • 『そういう事だったんですね、私は夫の事ばかり考えていました』
  • 『全く見えていませんでした、言われて初めて気付きました』

 

という言葉が出てきます

 

そこに視界が拡がる自分が、全く行動のモチベーションが上がる事を実感します

 

『夫を夫とだけ見るから騙される、私はもうアホな男騙されてはいけない』

 

という信念を持つのです

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。