不倫夫に〔嫌われない自分の変え方〕を探しているうちは成長なんてない

不倫夫に嫌われたくないではNG

公開日 2021年7月25日 最終更新日 2024年2月26日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者は、何をどうすればいのかという事を常々考えているわけです

 

その考えている事は

 

`とにかく自分を変える`

 

という意識を生みます

 

自分が変わる事は非常に重要ですが、問題はその

 

`変わる理由`

 

です

 

不倫している夫を見て、どこかで懺悔のような心理が働いているのです

 

それは、多くの相談者に共通している心理です

 

しかし、その理由で自分を変えても状況は一向に変わらないのです

 

なぜなら、

 

`夫に嫌われたくない変わり方`

 

が頭にあるのです

 

そこから何をしても、悪人の夫が評価者になるわけですから変わるはずがないのです

 

自分が変わる事は必須ですが、その目的が

 

`夫の許容範囲内に自分を留めたい`

 

という心理が、その変え方をいびつにしてしまいます

 

自分らしくも何ともない、

 

  • 『夫はこういう私をどう思うかしら』
  • 『夫の好みに合っているかしら』
  • 『夫がいいと言ってくれるのは、どれだろう』

 

と、それは何か自分に装飾を加えるような変化です

 

しかし、ここで必要な変化というのは

 

`体質改善`

 

のような変化です

 

虚弱体質から筋肉質に変えるようなものです

 

その変化は、装飾するような

 

`外部から加える変化`

 

ではなく、

 

`内面から起こす変化`

 

なのです

 

その変化は細胞レベルで変化が起こるわけですから、どんどん進化していきます

 

もちろん、思考も行動力も変わってきますから、

 

  • 『私にはこんなに力があったのか』
  • 『私はこんなにも変わるのか』
  • 『私が私ではないような変わり方』

 

というような感覚です

 

それは本当に大事な人生の転機なのです

 

若い頃には、初めて経験する事に驚きもあれば不思議もあります

 

しかし、人生経験が重なるにつれてそういう感覚は減るのは世の常です

 

その中で、大人になって結婚して

 

‘大きな自分の変化‘

 

を感じるのは、非常に稀でもあります

 

しかも、夫の不倫という苦しみの中で変化を起こすという事は想像つかないはずです

 

その中で自分を変えていくという事は、

 

‘受け身では変わらない‘

 

と理解するのです

 

それを知れば、

 

『夫に気に入られたい自分の変え方ではは何も意味がない』

 

という事を悟るのです

不倫夫に嫌われたくない自分からなりたい自分に基準を変える

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。