心の浮気と体の浮気の違いとは?原因と具体例を解説

男をわかっていない自分に気付く

公開日 2021年8月13日 最終更新日 2024年2月25日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、いろいろな思いが頭の中を駆け巡っている
わけですが、その中で現実の苦しさのあまり

 

‘妥協案‘

 

を作っている自分もいます

 

 

『とにかく私が悪かった、謝るから不倫はやめて』
『あなたの事をわかっていなかった、ごめんなさい』
『私ができる事は何でもする、だから戻ってきて』

 

というように、不倫をやめさせたいあまり、自分が夫に我慢している状況です

 

そして、そこからさらに我慢をするようになると、

 

『もう諦めた、体の浮気だけなら許してもいいかも』

 

というように思ってしまうケースも出てきます

 

 

体の浮気と心の浮気の違いとは

 

 

夫の状況に打つ手がないという思いも出てくると、

 

  • 『夫が戻ってくれさえすればいい、不倫については目をつぶる』
  • 『夫がやめてくれたら、もう後は何も言わない』
  • 『体の浮気なら許すけど、心の浮気はやめて欲しい』

 

というように、不倫をやめてくれるか遊びならいいというようなスタンスも出てくる
ケースがあります

 

そういう相談者である妻は、夫にどう映るのか

 

  • 『お前が家事もちゃんとやっていないから、俺は愛想を尽かしたんだ』
  • 『俺はお金も入れているし、誰にも迷惑何てかけていない』
  • 『体の浮気だ、別に女を愛しているわけじゃない』

 

と、妻に言い訳できるという舐めた態度が出てくるのです

 

つまり、

 

‘夫婦の形だけの維持‘

 

を考えて、妻が

 

  • ‘今までの事は水に流す‘
  • ‘体だけの浮気ならいい‘

 

というような安易な妥協を言葉しているうちは何も変わらない所か、ますます
つけ上がるのです

 

ではそもそも、妻が考えている

 

‘体の浮気‘

 

 

‘心の浮気‘

 

は何が違うのか

 

体の浮気とは何か

 

例えば、体の浮気というのは

 

『風俗のようなお金で処理しているのであればまだ我慢できる」
『社内とか元カノとの不倫であれば、心も持って行かれる』
『私も夜の誘いを断っていたから、引け目がある、ワンナイトのような
関係であれば、しょうがない』

 

というような考えです

とにかく、性欲を満たすだけの浮気というようなイメージです

 

心の浮気とは何か

 

では、心の浮気とはどういうものか

 

妻からすると、

 

『私への気持ちまでもなくなるのが怖い』
『女に入れ込んで家族を捨ててしまうのが一番まずい』
『離婚を言ってくるほど、心が離れたラどうしよう』

 

というのが一番怖いわけです

 

そういう、心も浸食されるような浮気をイメージしています

 

体の浮気と心の浮気はボーダレス

 

しかし、そもそも風俗なら許容できて、それ以外で深い関係になるのはNGと考えて
しまうのは、あくまでも妻独自の基準です

 

なぜなら、風俗と言っても昼間普通の仕事で副業でやっているブス女もいますから
出会いが風俗でも、そこから深い関係になるケースもあります

 

また、社内や元カノと言っても夫が単にまたムラムラとしてやりたいだけで接触を
しているケースもあります

 

そこから深みにはまる事は、日常茶飯事です

 

そう考えると、体の浮気と心の浮気をブス女の属性だけで分ける事は意味がないのです

 

要は不倫をパソコンやスマホのように、機械そのものと中のデータやプログラムの

 

‘ハードとソフト‘

 

が明確に別れているわけではないのです

 

ハードはいいからソフトである心だけは自分にあればいい、というような発想では
不倫を見誤ってしまうのです

 

 

平和ボケの延長で不倫を捉えている

 

 

このように、多くの相談者が

 

‘平和ボケ‘

 

の延長でこの不倫を捉えているのです

 

そもそも、

 

『体の浮気なら許すけど、心の浮気はやめて欲しい』

 

と言う思考は、男の事を何もわかっていないのです

 

そういう妻の心理には、

 

『ブス女に気持ちまで持っていかれるのが怖い』

 

という恐怖心があるのです

 

 

体の浮気の原因と具体例

 

 

では、夫はどういう気持ちで不倫をしているのか

 

もちろん必ずこうというワケではありませんが、多くのケースでは妻が思っている
ような、心がどうのこうのの前に体の欲求が出ます

 

体の浮気の原因

 

1.夫は体の次に気持ち

 

男は

 

『やりたい、気持ちどうのこうのよりやりたい』

 

という、体の次に気持ちの順番です

 

いや、むしろ気持ちはなくてもいい位です

 

そこに妻が、体だけなら許すなんて思っているのはアホな夫にとっては

 

  • 『妻も公認、良かった良かった』
  • 『何か言われても、空だけならいいって言っただろうと言えばいい』
  • 『心はお前にあるから、案してくれで信じ込ませればいい』

 

というように、心の中では大喜びになっているのです

 

それ位、夫は体優先の不倫をしたいのです

 

しかし妻は女性ですから、男と違ってどうしても

 

‘心あっての男女‘

 

を想像してしまうのです

 

2.遊びと思って浮気する

 

 

そもそも、浮気する男が妻に詰められるてよく言うのが

 

『いや、こんなの遊びだから』
『本気じゃない、ただの遊びに過ぎない』
『こんなの遊びに決まってるじゃないか』

 

と、とにかく体だけという事を強調します

 

要は気持ちなんて入れていないという事を言いたいのです

 

それは妻を安心させるためでもあり、夫自身もそう思っているのです

 

3.体無くして気持ちはない

 

要は、夫にとっては気持ちだけの浮気なんてないのです

 

よく言う、プラトニックラブのような浮気はそうそうないのです

 

体の結合の後に、気持ちをコントロールするのです

 

その証拠に夫は、ブス女にも妻にもいい顔をしながら浮気を続けるのです

 

本当に気持ちが先であればブス女に優先させるはずですが、家にも帰ってきたり
子供の面倒も見たり、生活費も入れるわけです

 

それは、とにかくブス女には

 

‘体の浮気‘

 

で続けたいからこそです

 

体の浮気の具体例

 

では、体の浮気の具体例とはどういうものがあるか

 

先述の風俗のような浮気もありますが、よくあるのが出会い系やマッチングアプリで

 

‘バツイチ独身‘

 

を装って、とにかく関係に持ち込もうとするようなケースです

 

明らかに気持ちどうのこうのではなく、

 

『いい雰囲気になって、やれたらいい』

 

という思いだけで接触しているのです

 

また、飲み屋でナンパしてそのままホテルでワンナイトを過ごすような浮気のような

 

‘後腐れがない‘

 

というようなものです

 

 

心の浮気の原因と具体例

 

 

心の浮気の原因

 

では、心の浮気の原因と具体例についてご説明します

 

1.ブス女に転がされているうちに発展する

 

男の中で心の浮気というのは、ブス女に転がされて体だけで終わるつもりが、そういう
わけにはいかなくなる事が原因に挙げられます

 

要はブス女の動きで、心の浮気に移行してしまうのです

 

ブス女は夫とは違って、遊びならいいという妻に対して

 

  • 『奥さんがそう言うならそれでいいじゃない』
  • 『良かった、これからも好きな時に会えるね』
  • 『奥さんも奇特な人、でもそれでいいなら丸く収まる』

 

 

不倫の警戒が弱まる事を大歓迎しますから、悪事に拍車がかかるのです

 

2.ブス女に体も心も一体化させられている

 

そういうブス女は、最初が体であろうが心であろうが、結局不倫を続けているうちに

 

‘体と心の一体化‘

 

をさせています

 

夫はどちらかと言えば、

 

『やらせてくれたらいい』
『別に本気じゃないし』
『いつでも別れられる』

 

と思って、ブス女に近づいています

 

しかし、気が付くと

 

『ヤバイ、いつの間にか逃げられない』
『今さら会わないなんて言えなくなった』
『もう別れようなんて切り出せない』

 

という状況になっているケースが殆どです

 

3.気持ちが欲しいブス女の執念に負ける

 

なぜなら、

 

‘ブス女の執念‘

 

を甘く見ていたからに他ならないのです

 

ブス女の方は、とにかく

 

『私から逃げようとしてもムダ』
『私はどこまでも追いかける』
『私を捨てるなんてさせない』

 

と、関係が深まれば深まるほど、体と心を一体化させるのです

 

そのために、体を使って夫の気持ちを手に入れようとするのです

 

心の浮気の具体例

 

心の浮気の具体例の一つに

 

『私妊娠したかも』

 

と、夫が逃げられないようにする事もあるのです

 

そういう時には

 

『俺はもうこの女を一人にはできない』
『面倒を見なければ男じゃない』 

 

というように、女の人生の責任を負わなければという状態になるのです

 

女性である妻は、そういう同性のブス女の本能をわかっているから

 

‘心の浮気‘

 

に恐怖を考えるのです

 

 

浮気を体と心で分ける思考をやめる

 

 

体優先でもブス女に丸め込まれる夫

 

 

このように、夫もブス女も浮気にはそれぞれの思惑があります

 

夫は夫で、ブス女の体が必須です

 

しかし、それを見透かされてしまうとブス女に逃げられるのです

 

そういうブス女には

 

『本当にこんな出会いがあるなんて』
『〇〇ちゃんの事が全部好きなんだ、こんな気持ち初めて』
『俺ってどうにかしている、いつも考えてしまう』

 

と、アホな言葉をブス女に伝えているのです

 

そして妻には、

 

『俺は家庭が大事、俺は家庭一番』
『もし浮気しても遊びの範疇』
『俺は大丈夫、バカな事はしない』

 

という態度です

 

そういう、表裏の顔を読み取る事が必要です

 

 

ブス女の心理を読む

 

しかし、結局は多くのケースでブス女の方が夫の体目当ての心理を読んで、

 

『私の体だけなら別れて』
『気持ちがないのなら、もうやめましょう』
『奥さんが大事なら戻れば』

 

というように、気持ちを出させるように仕向けます

 

そういうしたたかなブス女の心理を読まなければ、陰に隠れている分

 

『夫が気持ちが行っていなければそれでいい』

 

とだけ、思ってしまうのです

 

そういう妻の浅い読みを、ブス女はほくそ笑んで水面下で続けているのです

 

しっかりとブス女のあざとい生き方を、読んでおかなければいけないのです

 

傷つきたくない自分が一番の敵

 

そういう夫とブス女にとっては、現実をしりたくない、傷つきたくない妻が一番
都合がいいのです

 

逆に言えば、そういう妻自身の心理が妻の一番の敵でもあります

 

妻にとっては、夫は自分の想定内の夫でいてほしいのが本心です

 

しかし、浮気をしている時点で夫にもブス女にも

 

‘舐められている‘

 

現実があるのです

 

そこに、自分が一番緩くてはいけないという事を知る必要があるのです

 

不倫(浮気) がバレても別れない夫の心理、妻としてすべき対処法5選

 

夫婦を続けるのに絶対に必要な事

 

 

では、妻にとって夫の浮気でどういう自分を作るべきなのか

 

必要なのは夫の気持ちではない

 

妻としては夫に期待して

 

  • ‘夫の愛情‘
  • ‘夫の言葉‘
  • ‘夫の気持ち‘

 

 

というような、何となくのイメージで夫婦を考えていたのです

 

それをそのまま、夫婦に必須のものと勘違いしていたのです

 

夫婦を続けるのに、絶対に必要なモノは

 

‘自分の信念‘

 

です

 

  • 『私が夫婦をどうするのかだけ、不倫脳夫には振り回されない』
  • 『夫が不倫していて、私がただ許すなんてそんなの夫婦ではない』
  • 『不倫に心も体も関係ない、ダメなものはダメを私がやるだけ』

 

と、要は夫と自分という二人ではなく自分だけの信念です

 

 

夫婦の形だけの維持からの脱却

 

そういう相談者が安易な妥協点を言っている状況を変えるのが、カウンセリングの
大きな意味の一つです

 

カウンセリングでは、

 

『不倫に妥協なんてしてはいけない、アホな二人はどんどん自分たちに都合
よく
物事を進めますから』

 

という事を伝えて、それまでの

 

‘夫婦の形だけの維持‘

 

に固執している自分が一番の敵という事を知ってもらうのです

 

そこから、

 

『傷つきたくないと現実から逃げていました、このままでは後悔するだけ
だとわかりました』

 

と自分に言い聞かせるように、これからの行動を180度真逆に変える決意を出す
のです

 

そこから、夫婦という形だけを追っていた自分をやめるのです

 

そもそも、夫婦に

 

‘これという形‘

 

なんてあるはずがないのです

 

 

夫の考える夫婦は曖昧なものでしかない

 

 

夫は夫で、夫婦というものを考えているわけです

 

その両者の夫婦は、一生かかっても一致しません

 

なぜなら、違う人間の共同生活が夫婦です

 

考えている事や思っている事が同じでなくても、それを折り合いをつけているのが
夫婦の実態です

 

それを限りなく夫婦で同じにしたいとか、しなければという自分を捨てるのです

 

そもそも夫の考えている夫婦を言葉にしても、正直曖昧なものでしかない

 

  • 『一緒に人生頑張るつもり、でもそ本当に死ぬまでかはわからない』
  • 『もちろん好きで結婚しているけど、我慢もしている』
  • 『夫婦の事なんてそれほど真剣に考えた事はない 』

 

というように、どこかハッキリしないような答えが返ってきます

 

思う事を形にすれば夫婦になる

 

 

それを聞けば妻としても

 

『もっとちゃんと考えているのかと思っていたのに』

 

と、ガッカリしてもおかしくありません

 

そんな自分では、アホな夫に夫婦を任せている自分でしかない

 

とにかく、不倫脳夫の言葉や愛を必須にしている自分をやめて

 

『私の思う事を形にすれば、それだけで夫婦になる』

 

という事に気付くのです

 

夫の体と気持ちを分けていた自分は、夫婦を上辺で考えていた自分です

 

そこから、夫婦の一方が一方を傷つけた時点で

 

  • 『もう私にだけ夫婦を続けるかどうかの選択権がある』
  • 『夫に何も言わせない、夫という呼称があるだけ』
  • 『夫に聞いても意味がない、私の気持ちがわかるのは私だけ』

 

という状態なのです

 

夫婦を自分が仕切る

 

それを考えれば、夫婦を妻である自分が全てを仕切って当然の事なのです

 

夫婦は当然のことながら、男と女の共同生活です

 

その中で、どうしても不倫脳夫にすがって

 

『体の浮気なら許すから、気持ちは私にちょうだい』

 

というような、男にとっては

 

『大変ありがたい、ではお言葉に甘えて』

 

というおもいにさせていたのです

 

そういう、女と同じではない

 

‘男の心理‘

 

を読む事が必要になってきます

 

それを踏まえれば、女の自分が主導権を握る事になるのです

 

夫を過信しない

 

そのよくわかっていなかった男の心理を、カウンセリングの中でしっかりと理解
してもらうのです

 

そこから、男の事はよくわからない状態から明確に

 

‘男のダメさアホさ‘

 

の分類ができるようになるのです

 

  • 『こんなにアホな男とは思いませんでした』
  • 『私が全然緩かったんだとつくづく思います』
  • 『夫の事をこの人誰、と思うようになりました』

 

と、自分とは全く違う生き物のように捉えてくるのです

 

しかし、それがまさに男をわかってきた事でもあります

 

相談者にとって夫婦を夫と自分で考えると見えなかった事が

 

‘私と一人の男‘

 

と考える事で、見えてくるものがはっきりするのです

 

夫婦は良くも悪くも手錠で繋がった関係と腹を決めると強さ自信が戻る

 

まとめ

 

 

夫の浮気が発覚して悩んだ末に、そこから

 

『体の浮気なら許せる』

 

と、妥協している自分は舐められている自分でしかありません

 

浮気が発覚した時点で、体も心もないのです

 

それが夫とブス女の実態です

 

勝手に分けている自分は、

 

‘傷つきたくない自分‘

 

でしかないのです

 

そこから

 

『私が強くなって、この浮気と戦えば成長できる』

 

という方向に歩めば、この苦しみがプラスに変わります

 

どうすればそうなるかは、カウンセリングの中で具体的行動アドバイスを聞いて
もらいながら、実行してもらう事です

 

そこから、頑張って動くと

 

『本当に夫婦を私がコントロールできるようになるんだ』

 

という実感を持ってもらえるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。