公開日 2022年1月7日 最終更新日 2024年3月6日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、辛い事や苦しい事が発生するのは人生では付き物
ですが、今の状況はそれらのものとは比べモノにならない感覚です
- 『こんなに苦しい事があるのか、という気持ち』
- 『今までのどんな事よりもキツイ』
- 『私の人生で、これほど辛い事はない』
という思いです
目次
みんなこういう時に何をしているのだろうか
なんせ人生の中で一番と言っていいほど苦しいからこそ、脱出方法をネットサーフィン
で探すのは当然です
- 『みんなこういう時に何をしているのだろうか』
- 『私みたいな状況の人はいるのだろうか』
- 『何をすればいいのか、全然わからない』
という思いです
しかし、その苦しみにはなかなか脱出する方法が見つからないのです
それどころか、目の前にいる夫を見ると
‘加速度的におかしくなる‘
という現実があります
私がいい奥さんになるしかない
それを見ていますと、どうしても
- 『私が情に訴えるしかない』
- 『私がいい奥さんになるしかない』
- 『私が夫に気に入る存在になるしかない』
という方向に頭が向かいます
それは何とか
‘夫婦の共生‘
を実現するための思いです
しかし、現実は言うなれば不倫という
‘悪との共生‘
でしかないのです
それを相談者である妻は、理解できないままです
自分の思考と世の中の不倫の実態のギャップを埋める
そこから、カウンセリングで相談者の思考と世の中の不倫の実態のギャップを埋める
作業をしていくのです
そもそも、夫の不倫は肉体的な苦痛ではないわけです
例えば、自分がステージ4のガンになるとか足に重傷を負って車椅子の生活になると
いうような状況であれば、まさに
`自分自身の苦しみや痛み`
です
それはまさに、
`一生自分に付きまとう苦痛`
です
何かのきっかけで苦痛からの解放が訪れてくる
しかし、夫の不倫というものは自分の肉体的な苦痛ではありません
どこかで、何かのきっかけでその苦痛からの解放が訪れてくるのです
もちろん、今苦しみの真っ只中の相続者には
『そんな事は全然想像がつかない、本当に解放されるものなのか』
という思いです
自分の体の苦痛ではない健康面では問題ない
しかし、その一方では
『確かに自分の体の苦痛ではない、健康面では問題ない』
という思いが出てきます
そういう
`動かせるもの`
があるという思考に、変えてもらうところからが大事なのです
夫の好き勝手への単純な怒りや憎しみ
相談者の気持ちが変わるのは
『夫の好き勝手にさせていては、腹が立つ』
という、単純な怒りや憎しみです
それを出すという決意をした時には、苦しみからの脱却の第一歩なのです
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