公開日 2016年3月20日 最終更新日 2020年1月22日
https://youtu.be/Ziq_NzEl4xQ
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方は本音は夫に不倫を自分でやめて欲しい
という思いが強くあります
その相談者の夫へのスタンス をどう矯正するかがカウンセリングのカギになってきます
相談者の多くは口では
『私が悪いんです』
『私はどうすればいいでしょうか』
と言いますが、本音は
『夫が変わってくれないか』
『夫はどうしたら変わるのか』
を欲しているのです
要は変えるべき対象を本来自分であるべきのところを夫に絞っているのです
自分を変えるのですよと言ってセッションを開始してもいつの間にか
『夫は何でこんな事をしているのか理解できません』
と、自分を変えるべき思考はどこかに飛んで、夫の異常さを訴えて
『何かつけるクスリはないか』
と言っているのです
もちろん、夫は異常ですし、アホでバカなのです
しかし、夫はいいおっさんで、自分ではないのです
その夫を変えるなんて考える事自体が自分を変えたくない証拠です
そういう時にどうすべきか
それは
‘夫は視界に入れない自分を作る‘
という事です
もちろん、夫を全く視界に入れないのは無理ですが、そういう意識を持つ事が
大事です
その意識を持っていくと、夫に対して少し客観的に見ている事に気付きます
そして、この中で夫が少しずつ自分の方から接触してくる状況も出てきます
『え、夫はもう私の事を嫌いだから顔も見たくないと思います』
『私には何も話しをしたくないはずです』
と、初めはそんな事はあり得ないと思っていますが、夫の事を意識的に自分から
離すと、話かかけたり寄ってくる場面に接します
そして、カウンセリングでは夫の心理も伝えますし、相談者同士の交流では夫の
状況を伝えあいます
それを聞いているうちに、自分の思い描いている夫だけではなく、もっと夫を
客観的に見る自分が出てくるのです
自分の中で、他の相談者の夫と自分の夫の比較を作る事で、大きな視界を広げた
自分を発見するのです
不倫している夫を本音では
‘やめてくれるはず‘
という期待を持っている他の相談者を見て
『この人も私と同じ事を思っている、でも妻が期待してもやめるわけないよな』
と、
`人のふり見て我がふり直せ`
という理屈を働かせるのです
頭の中の自分都合のいい自分であればある程、現実は自分に都合が悪いのです
夫ではなく自分を変えると言っても、気が付くと夫を変えたいという習性が出る
自分を毎日矯正するのです
誰がどう見ても、不倫している夫が自分でやめるのであれば苦労しません
そんな事を期待して、貴重な時間を無駄にする事が一番まずいのです
その時間を自分の成長に充てなければいけない
夫はブス女にいろいろと言われて、現実逃避を繰り返しているのです
そこに妻である相談者も、夫を実物よりまともにしているという現実逃避をしては
いけいけない
自分の本音は、自分では動きたくないだけなのです
何でもそうですが、人間苦しい事を率先してやりたいわけがない
しかし、今起こっている事を主体的に動いていかなければますますひどくなる現実
が待っています
自分を苦しい所に置きたくないからと言って、目の前の犯罪を放置していては結局
自分に降りかかってくるだけです
それを私の数多くの相談者が
『自分で楽な方を選んでいても仕方がない、バカな夫がやめるわけがない』
という、本来持っている倫理観や道徳観を総動員するのです
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