〔犯罪〕である不倫を〔夫婦問題〕にしている自分を変える事から全ては始まる

自分を見つめ直す

公開日 2018年11月22日 最終更新日 2021年10月20日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私のカウンセリングでは
相談者の状況にどういう変化が起こるのか

 

相談者がカウンセリングで聞きたい事は正直、ピントがズレているケースが殆どです

 

夫の不倫を夫婦の問題と考えている事が大きなズレ

 

 

例えば、夫の不倫を夫婦の問題と考えている事もその大きなズレの一つです

 

そもそも不倫というのは犯罪です

 

不倫は日本の場合、殺人や傷害事件のような思い量刑はありませんが立派な犯罪です

 

なぜなら、裁判で起訴する事ができるわけです

 

被害者には慰謝料請求権が存在する

 

 

起訴できるという事は、加害者と被害者が存在するという事です

 

そして、その被害者には慰謝料請求権が存在する

 

そういうシロモノというか現実が不倫です

 

不倫が夫婦の問題とバカ二人に思わされていた事が腹立たしくなる

 

 

それを加害者の夫とブス女が自分たちの責任を回避するために

 

  • 『お前は俺に優しくなかっただろう』
  • 『俺とお前はもうとっくに終わっている』
  • 『奥さんはあなたに甘えているのよ』
  • 『あなたは悪くない、奥さんがひどい事をしているだけ』

 

と、ふざけた事を言って自分たちの都合のいいように進めているのです

 

それを理解すれば、不倫が夫婦の問題とバカ二人に思わされていた事が腹立たしく
なるのです

 

そこにまずズレているポイントがある事を説明します

 

また、変えるべき対象は夫ではなく相談者自身という事です

 

夫を24時間監視できる妻は皆無で行動を全てコントロールする事は不可能

 

 

相談者の思考は

 

『どうすれば夫が不倫をやめてくれるのか』

 

という事に終始している

 

しかし、夫の事を24時間監視できる妻は皆無ですし、仮にできたとしても夫の
行動を
全てコントロールする事は不可能です

 

不倫をやめさせるという事は、それをやろうとしている事と同義なのです

 

思考の矯正がカウンセリングの最初の作業

 

 

そんな事をしようとしている自分を変えなければいけない

 

相談者がズレているポイントはまだまだ数多くあるわけですが、それを一つ一つ
変えて
いく事で正常な思考や行動が生まれるのです

 

その思考の矯正が、カウンセリングの最初の作業なのです

 

料理で言えば、作ろうとしているものや材料が全然合っていないようなものです

 

何を作ろうとしているのか、そのために必要な材料は何か確認するような作業から始まる
のです

 

自らが考えている事はあてにならない事もあると知る

 

 

相談者もそれを最初に行う事でズレを認識し、その後の行動が的確になるのです

 

相談者にとって、自らが考えている事はあてにならない事もあると知る経験が大事なの
です

 


自分を過信している事に気付いてもらう事が、カウンセリングの一つの大きな意味
なのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。